2008年3月17日付 聖教新聞  創価学園卒業式・国際児童基金協会から子ども守護の騎士章授与  創価学園卒業式での名誉会長のスピーチ-1

2008年3月17日付 聖教新聞
創価学園卒業式・国際児童基金協会から子ども守護の騎士章授与
創価学園卒業式での名誉会長のスピーチ-1

学園生の皆さんへ!!
他者の悩みに寄り添い手を差しのべられる人に

 リハーノフ総裁の授章の辞
 尊敬する池田SGI会長!
 尊敬する池田香峯子SGI会長夫人!
 親愛なる生徒の皆さん!
 ご列席の皆様!
 2007年10月14日、モスクワで開かれた国際児童基金協会20周年記念の子どもを守るボランティア国際大会において、池田会長に「子ども守護の騎士」章を授与することが発表されました。外国人で初めての受章となります(大拍手)。
 「子ども守護の騎士」とは、どのような章なのでしょうか。何よりも高潔、清廉、献身の人に贈られます。
 騎士は、つねに武装しています。正義と栄光、善に仕えるためです。
 「騎士」という言葉と「子ども」という言葉が章の名前になっているのは、子どもを守るという意味です。
 不正や病気、災難から、何よりも戦争から、弱い立場の子どもたちを守るのです。
 池田会長は、何十年も前から、こうした子どもの守り手であられます。
 創価思想を一貫して説かれる会長は、自らの言葉で、そして行動で、弱者を守り、不幸な人を守っておられます。
 そもそも、会長の最大の功績とは、年配の方も青年も子どもも、すべての人を守り抜いて、善と正義を打ち立て、世界的なハーモニー(調和)と深い人間性を広げるという使命に生きてこられたことだと思います。
 どんな年齢の人でも、愛情や気遣い、応援等を必要としない、というような人はいません。
 最も強く、健康で、すべてがうまくいっているような人でさえも、「自分の心を思いやってほしい」「心の奥に隠された悩みや苦しみをわかってはしい」と思っているものです。
 弱い立場の人や病んでいる人、人生経験の未熟な人は、なおさらです。
 どの人も尊敬されるべきであり、皆、「自分のことをわかってほしい」「悩みに寄り添ってほしい」「手を差しのべてほしい」と思っています。
 もし、皆さんがすべて順調であるならば、"きっと、どこかで苦しんでいる人がいる、大変な人がいる"ということを思い起こし、忘れないでください。とくに、小さい子どもやお年寄りなら、すぐに助けてあげなければなりません。
 ロシアの大文豪チェーホフは、良心について、素晴らしい言葉を残しています。
 「幸福で満足しきった人間には、戸口の外に、だれかが立って、たえず扉を金槌で、こつこつと叩きながら、不幸な人々がいることを、つねに思い出させてあげないといけない......」
 池田会長は、この金槌で人々に警鐘を鳴らす人だと私は思います。
 ご自身の振る舞いや語らい、著作を通して、また幼稚園、小学・中学・高校、大学と創価の学舎を創立されたことで、若い人々を直に応援されているだけでなく、人間の誇りに目覚めさせ、心を高めてくださっています(大拍手)。
 池田会長こそ、人間の良心を目覚めさせる人です。本当の守り手──すなわち、「子ども守護の騎士」なのです。
 「池田会長に栄光あれ!」と申し上げ、私の授与の言葉とさせていただきます(大拍手)。

創立者のスピーチ 

堂々と王者の人生を生きよ!

青春の力は無限大!
一歩一歩目標に向かって進め
学び抜け! 学園魂を胸に

 一、東西ともに、見事な大晴天の卒業式になりました!(大拍手).
 例年、学園の卒業式の日は、寒くなることが多かったのですが、きょうは、こんなに素晴らしい天気になりました。関係者の皆さん方の祈りに深く深く感謝します。
 最高峰の創価学園を巣立ちゆく最優秀の皆さん、おめでとう! 本当におめでとう!(大拍手)

 同窓生が活躍!
 一、最初に、きょう卒業する学園生の皆さん全員、父母の皆様全員のお名前を、アメリ創価大学に永久に保管させていただくことを提案したい(賛同の大拍手)。
 2001年に関学したアメリ創価大学は、すでに各界の知性から「世界の名門校」「人類の希望の大学」等と絶讃されています。
 本日は、学園出身のアメリ創価大学の代表も、東西の母校に帰ってきてくれました。ありがとう!(大拍手)
 東京校にも、関西校にも、社会で信頼を広げる多くの同窓生の方々が駆けつけてくださっています。各企業のトップからも、学園出身者の優れた人格と最優秀の才能が賞讃されています。
 同窓生の皆さん、本当にご苦労さま!
 皆さんの健康と活躍を、私は妻とともに一生懸命に祈っています(大拍手)。
 一、ともあれ、晴れ晴れと、英才、秀才の卒業式、本当におめでとう!
 教育界の方々も、創価学園を最大に讃えてくださっています。
 大教育者であられた牧口先生も、戸田先生も、どんなにお喜びでありましょうか。直系の弟子として、私は感涙の思いです。本当にうれしい!
 学園生の皆さんは、体を大切にして、大勝利者になっていただきたい。大成功者になってもらいたい。
 大成功者といっても、なにも"大きな家"を建てることではない。どんな立派な家も、いつかは壊れる。
 そうではなく、皆さんは、どこへ行っても信頼され、慕われ、尊敬される「人格の人」になっていただきたいのです。そういう、崩れざる内面の力をもった勝利者になることです。
 そして、お父さん、お母さんから、「学園に学んでくれて本当に良かった」と喜んでいただける一人一人になってください。

 「どうだ!」と胸を張れる人に
 一、皆さんは、健康で、偉くなって、お父さん、お母さんに、うんと親孝行してはしい。
 そして「どうだ!」と胸を張れる、堂々たる王者のごとき勝利の人生を送っていただきたい。
 〈「はい!」と勢いよく返事が〉
 いい返事だね。親孝行を頼みます。
 〈「はい!」と元気いっぱいの返事が〉
 ご列席のお父さま、お母さま、ご安心ください。
 学園生の皆さんが、「いい息子さんだ、いい娘さんだ」と言われれば、お父さん、お母さんも、うれしいし、誇り高い。
 なかには、お父さん、お母さんがいない人もいるかもしれない。それでも、皆さんが大成長して「素晴らしいな!」と皆を感嘆させるくらい立派になっていくのです。
 それが、ご一家の勝利です。皆さんの一番の勝利であり、幸福であり、満足につながっていく。
 どんなに、バカにされようが、悪口されようが、学びに学び抜いて、最後は断じて勝っていくのです。
 また、ひとたび、悪意の暴論を浴びせられるようなことがあれば、百倍、千倍にして返していく。そのくらいの迫力を、強き人格を、不屈の力をもっていただきたい。
 それが学園魂です。

 自分で決まる
 一、現実には、さまざまな悩みがある。思うようにいかないこともある。不満を抱える場合もあるでしょう。しかし、それで、めいってしまっては損である。
 私が申し上げたいのは、すべては「自分自身で決まる」ということです。何事も「環境」が決めたり、「他人」が決めるのではない。文句を言っても仕方がない。
 大事なことは、「全部よかった」「本当によかった」と自分で決めることだ。すべてに意味がある。
 自分で「よかった」と決めた分、すべて、よくなっていく。すべて優等に輝いていくのです。

お母さん万歳! お父さん万歳! 全員が親孝行の人に
ロシアの文豪ゴーゴリ 母の喜びが私の幸福



「お父さんお母さんに親孝行を」「高校、大学で最優秀の
人に」一創立者と中学卒業生の代表が誓いの握手を


 一、卒業生の皆さんは、全員が、大きくなったら、お父さん、お母さんを、ロシアヘ、中国へ、アメリカヘ、またどこかの国へ、必ず連れて行ってあげてほしい。
 約束できる人は手を挙げて!
 〈会場の卒業生が勢いよく挙手を〉
 本当に約束できる?
 〈中学の卒業生が「絶対に連れていきます」と語り、創立者が彼を壇上に招いて激励した〉
 うれしいね!

創価学園卒業式での名誉会長のスピーチ-2に続く

ブログ はればれさんからのコピーです。