2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2008・10・22

★名字の言 ▼二宮尊徳は、要領よく仕事をこなす者より、“人のために”との心で、皆が嫌がる仕事にも、懸命に励む者を高く評価した ▼尊徳が、荒廃した村の再建を任されていた時のこと。“信じられないほど多くの仕事をする”男を紹介された。彼を表彰してはどうか…

きょうの聖教新聞 2008・10・21

★名字の言 ▼文豪デュマに『黒いチューリップ』という小説がある。1630年代にオランダで起きたチューリップ・バブルを題材にした ▼球根が家と交換されるまで暴騰し、やがて暴落した史上初のバブル。以来370年、幾多の欲望が膨らんでは破裂した。そのサ…

きょうの聖教新聞  2008・10・20

★名字の言 ▼「やっぱり手書きは迫力がありますね」。字には自信がなかったフリーライターの和田茂夫氏は、自筆のメモを見た編集者の一言に、ハッとした ▼パソコンなどの文字は、誰が打っても同じだ。しかし、手書きの文字に、一つとして同じ形はない。情熱を…

きょうの聖教新聞  2008・10・19

★名字の言 ▼今月27日から「読書週間」が始まる(11月9日まで)。本を通して人類の英知の言葉に触れるひとときも大切である ▼ノート型パソコンや携帯音楽プレーヤーなど、今やHDD(ハードディスク駆動装置)の小型・大容量化に欠かせない垂直磁気記録方式…

きょうの聖教新聞  2008・10・18

▼小説『新・人間革命』のラジオ朗読は現在、第13巻。戦禍の跡を刻む沖縄や奄美に足を運び、全魂で同志を励ます「山本会長」の激闘が描かれている ▼忘れかけられた歴史がある。奄美群島は戦後、沖縄とともに米軍占領下に置かれた。“外交”になった島々は困窮…

きょうの聖教新聞  2008・10・17

★名字の言 ▼2200万個の星を再現する最高峰のプラネタリウム「スーパーメガスターⅡ」。肉眼では到底、とらえることのできない星も映し出し、国際的に高い評価を得ている ▼これを手掛けたプラネタリウムクリエーターの大平貴之さんは、“見えない星”にまで…

きょうの聖教新聞  2008・10・16

★名字の言 ▼かつて、上野と青森を結んだJRの特急「はつかり」。運行開始は50年前の10月。東北新幹線が八戸まで開通した2002年まで、みちのくを走る続けた ▼「はつかり」の名は、渡り鳥の雁にちなんでいる。越冬のため、はるかな距離を渡り切らなくて…

きょうの聖教新聞  2008・10・15

★名字の言 ▼『論語』の中で、弟子のぜん求が師匠の孔子に、自らの真情を吐露する。「先生の教えを喜んでいないのではなく、私の力が足りないのです」と。孔子は「力が足りない者というのは、途中でやめてしまうものだ。今、あなたは力が足りないのではなく、…

きょうの聖教新聞  2008・10・14

今日は、新聞休刊日です。

きょうの聖教新聞  2008・10・13

★名字の言 ▼豆腐は、かつて米国で「家畜の餌」と呼ばれ、最も嫌いな食べものに挙げられていた。それが今、健康ブームも手伝って、全米の半数のスーパーで販売されるまでになった ▼乳業企業の駐在員が豆腐を米国に持ち込んだのは、20年前。彼は試行錯誤の末、…

きょうの聖教新聞  2008・10・12

★名字の言 ▼釈尊と弟子たちが、スーラ地方に法を弘めていた時のこと(『四分律』)。飢饉のため、人々は苦しんでいた。釈尊たちも、やっと命をつなぐ毎日であった ▼弟子の一人が言った。「この地方の人々は飢えに苦しみ、方を弘めるどころではありません。ウ…

きょうの聖教新聞  2008・10・11

★名字の言 ▼ノーベル物理学賞の3氏に続いて、ノーベル化学賞が日本人研究者に授与されることが決定。明るいニュースに列島が沸いた ▼受賞者に共通するのは、研究成果の発表から受賞するまでに長期の時間を要した点だ。物理学賞の南部陽一郎氏は1961年に発表…

きょうの聖教新聞  2008・10・10

★名字の言 ▼「丁寧な取材と調査・検証に基づいたドキュメンタリー」(映画監督・菅原浩志氏)と好評の『池田大作の軌跡』(潮出版社)。40万部を突破した第1、2巻に続き、先日発売された第3巻も、大手インターネット書店の予約ランキングで1位になるな…

きょうの聖教新聞  2008・10・9

★名字の言 ▼“南米ブラジルのリオデジャネイロは、東京の北の方にある”と聞けば、“?”と思うだろう。確かに世界地図では、南東の方角に位置する。ところが地球儀で見ると、太平洋を渡るよりも、北極圏へ向かった方が、最短距離で行けるのだ ▼私たちが通常、目…

きょうの聖教新聞  2008・10・8

★名字の言 ▼「スマートで 目先が利いて 几帳面 負けじ魂 これぞ船乗り」。“海の男”たちに昔から伝わる言葉からは、洗練された俊敏性と臨機応変の対応能力、着実な行動力が想起される。そして、荒波に負けず、目的地へ突き進む闘争心。人生勝利の要諦ともいえ…

きょうの聖教新聞  2008・10・7

★名字の言 ▼東北楽天ゴールデンイーグルスの岩隈久志投手が、佐藤義則投手(阪急)以来、23年ぶりとなる21勝を挙げた。勝ち星はもちろん、防御率・勝率もトップ。プロ野球界のエースの名にふさわしい“3冠”の快挙を確実にした ▼2006年から、プロ野球で…

きょうの聖教新聞  2008・10・6

★名字の言 ▼150年前(安政5年)の10月、福澤諭吉が江戸で小さな塾を開いた。今日の慶応義塾の始まりである。 ▼建学に当たり、諭吉が重んじたのは「自我昨古」の精神。「慶応義塾の記」(『福澤諭吉教育論集』所収、岩波文庫)で、蘭学を始めた先覚者ら…

きょうの聖教新聞  2008・10・5

★名字の言 ▼空気はすっかり秋。ギラギラした夏の太陽が去り、ほっとしている人も多いはず。が、作家・井上靖は年を重ねるごとに、あの夏の太陽を指す「烈日」という言葉が好きになったそうだ。それは、自身の人生を振り返っての思いと重なっている ▼池田名誉…

きょうの聖教新聞  2008・10・4

★名字の言 ▼「限界」と自分の心の中につくった瞬間に、自身の成長は止まる。どんな状況であろうと、常に挑戦し続ける心、向上しようとする姿勢でありたい ▼騎手の武豊氏はデビュー以来、「史上初」「史上最年少」「史上最速」など数々の記録を樹立してきた。…

きょうの聖教新聞  2008・10・3

★名字の言 ▼分かりやすい例えや耳に残る語呂合わせ・・・テレビのコマーシャルや電車の中刷り広告は、見る人の心を引こうとする工夫に満ちている ▼「言葉」の持つ力は表現方法で大きく変わる。たとえば、石油などの液体の量を表現する際、よく用いられる「東…

きょうの聖教新聞  2008・10・2

★名字の言 ▼米国とインドの原子力協力協定、イランによるウラン濃縮活動、北朝鮮の核施設復旧作業・・・。昨今、核をめぐるニュースが相次ぎ、核拡散への懸念の声は高まるばかりだ。未来を生きる青年たちには、どう映っているのか ▼被爆地・広島をはじめ、中…

きょうの聖教新聞  2008・10・1

★名字の言 ▼人生の正しき道は、どこにあるのか。日蓮大聖人は御書の中で父母・師匠・社会の恩を忘れない生き方を教えた(293ページ)。大聖人と同時代の13世紀に誕生したイタリアのダンテも『神曲』で、師弟の道に正義があることを描いた ▼ダンテの師弟…