きょうの聖教新聞  2008・10・6

★名字の言

▼150年前(安政5年)の10月、福澤諭吉が江戸で小さな塾を開いた。今日の慶応義塾の始まりである。

▼建学に当たり、諭吉が重んじたのは「自我昨古」の精神。「慶応義塾の記」(『福澤諭吉教育論集』所収、岩波文庫)で、蘭学を始めた先覚者らの挑戦を讃え、「自我昨古の業にのみ心をゆだね、日夜研鑽し浸食を忘れる」と描いている

▼「自我昨古」とは「我より古を作す」と読む。“まず自分が、前人未到の分野に挑め!源流となって、後進の道を開け!”との志である。その通り、諭吉自身、開国前の日本で、暗殺の危険も顧みず、洋学の礎を築き、幾多の大事業を成し遂げた

▼広布の開拓も、まさに「自我作古」の精神であった。三代会長と草創の父母が、師弟一体で、ただ庶民の幸福のため、青年の未来のため、「日夜研鑽し浸食を忘るる」、不撓不屈の大闘争で切り開いてきた

▼敷かれたレールの上を、ただ踏襲するだけの人生ではつまらない。常に、新しい道を開いていくところに、生きがいもある。青年であれば、なおのことだ

日蓮大聖人は「浅きを去って深きに就くは丈夫の心なり」(御書509ページ)と。私たちもまた、深き開拓の道を行きたい。それが、広布の丈夫の進むべき道である。( 誠 )

SGI会長撮影 韓国で「自然との対話」写真展
 水原市の文化の殿堂で7万人が鑑賞

★わが友に贈る
 すべての人が耀く
 それが広宣流布
 リーダーは
 人間主義の偉大さを
 叫び抜け!

★今週のことば
 太陽のごとく
 まず今日も光れ!
 一つ一つの
 真剣勝負こそが
 破竹の勢いを生む。