2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧
大白蓮華 2014年(平成26年)5月号(No.774) 創価の世雄よ信心で勝て! 創価学会名誉会長 池田大作 「鉄の意志を持つかぎり、逆境(ぎゃっきょう)も好機(こうき)へと転じることができる」 これは、アフリカの人権の巌窟王(がんくつおう)マンデラ元大統…
激闘30 山本伸一の言葉には、確信と情熱がほとばしっていた。 「広宣流布の組織のなかで、自行化他(じぎょうけた)の実践を貫(つらぬ)き通してこそ、一生成仏も、宿命の転換も可能になるんです。だからこそ、大聖人は『日蓮が一門となりとをし給うべし…
激闘29 学会員は皆、崇高な地涌(じゆ)の使命をもち、日蓮大聖人の御遺命(ごゆいめい)である広宣流布を実現するために、創価の旗のもとに集った尊き勇者である──なればこそ山本伸一は、いかなる試練が競(きそ)い起ころうが、一人たりとも、脱落させたくなか…
激闘28 5月13日、山本伸一は九州に飛んだ。 ”日本全国をくまなく回り、一人でも多くの同志と会って励まさねばならぬ!” 宗門の悪侶(あくりょ)による学会誹謗(ひぼう)に、苦しんでいる会員のことを思うと、伸一の胸は激しく痛むのであった。 鹿児島県の九州…
激闘27 山本伸一は、次のように話を結んだ。 「いかなる試練があろうとも、そのなかで苦労を重ね、同志を守り、仏道修行に励み抜いた人は、最後は必ず勝ちます。試練というのは、自分を磨(みが)き抜き、大きく飛躍していくためのものなんです。 皆さんは…
激闘26 練馬文化会館の開館記念勤行会で山本伸一は、各部合唱団による合唱などのあと、懇談的に話を進めていった。 そして、イギリス人の性格を表す一つの事例として、「1人でいる時は退屈してしまう。2人になるとスポーツをする。3人になるとわが偉大な祖…
激闘25 1978年(昭和53年)5月9日、練馬区の代表との懇談会で山本伸一は、参加者の報告に耳を傾けながら、今後の会館整備などについて語り合った。さらに彼は、この日、発足した女子部の「練馬女子生命哲学研究会」の第2期生とも懇談(こんだん)した。 「…
激闘24 林田清夫の、広宣流布への使命感、責任感は、人一倍強かった。しかし、自分が偉くなりたいなどという考えは全くなかった。ただ、どうやって皆に尽くし、皆の持ち味を生かしていくかに、心を砕(くだ)いてきた。 それこそが、学会のリーダーとして…
激闘23 信心を始めてから林田清夫は、いつの間にか、健康になっていた。また、弘教に挑戦し続けてきたなかで、人前で話すことが苦手だった内向的な性格も、次第に変わっていった。その変化に、林田本人よりも、周囲の人たちの方が最初に気づいていた。 彼…
激闘22 座談会で言われたことを、林田清夫は、直ちに実行に移した。 早速、座談会の帰りに、自転車店を営む友人の家を訪ね、こう切り出した。 「ぼくは、創価学会に入会しようと思っている。君も一緒に信心しないか」 友人は、怪訝(けげん)な顔で尋(た…
我ら創価家族の集いは、世界一、明るく、にぎやかだ。 入学、進級をされた未来部の皆さん! 新しい舞台で、希望に燃えて前進しよう! * * 今、桜前線が列島を北上しています。新生・東北の“福光桜”も開花し、いよいよ北海道も桜満開の時を迎えます。生命の…
人生の新しい一歩を踏み出した新入生や新社会人を、皆で応援したい。戸惑いや不安も多いでしょう。私も一人一人のもとへ行き、励ましたい気持ちでいっぱいです。 若いのだから、失敗を恐れず、へこたれないで進もう! 桜梅桃李、自分らしく輝けばいい。あせ…
林田清夫の入会は、一九五五年(昭和三十年)のことであった。 その一年ほど前に、就職の世話や結婚の仲人をしてくれた同郷の先輩から、日蓮大聖人の仏法の話を聞かされてきた。 先輩は学会の地区部長であった。 五五年の二月、その先輩の夫人が林田の家へ、…
金田都留子の個人指導ノートに記載された人の数は、一九七八年(昭和五十三年)春には、優に千人を超えていた。それは、幸せの大輪を咲かせた数でもあった。 一人ひとりの心に、勇気と確信の火を燃え上がらせ、広宣流布の使命に目覚めさせることこそ、最高の…
山本伸一が、第三代会長に就任した一九六〇年(昭和三十五年)五月三日の本部総会の席上、大発展を遂げた文京支部は、三支部に分割された。 この時、金田都留子は、文京支部の常任委員から、新設された新宿支部の婦人部長となったのである。 当時、金田は東…
「多宝」の賢者よ永遠に前へ! 創価学会名誉会長 池田大作 万物は流転(るてん)する。あらゆるものが流れる川のように変化しっつ、瞬時(しゅんじ)も止まらない。その転変の中で、自他共(じたとも)の生命を、希望へ、幸福へ、平和へ、無限に前進せしめて…
【第1回】 喜劇王チャップリン (2014.4.1) お母さんを心にもつ人は強い 虹は、天からのおくりものです。 雨がふった後、空に、赤・だいたい・黄・緑・青・あい・むらさきの7色のきれいな光をはなちながら、大きな橋のようにかかります。 はじめて見た時…
金田都留子は、地方指導にも喜々として参加した。山本伸一らと共に、静岡県藤枝方面の指導に行ったこともあった。 地元の幹部から、闘病中の会員がいることを聞いた伸一は、早速、翌朝には訪問し、激励した。 包み込むように、病状などを尋ねたあと、確信を…
山本伸一は、車中、金田都留子たちに、「日厳尼御前御返事」を講義し始めた。 「ここで、『叶ひ叶はぬは御信心により候べし全く日蓮がとがにあらず』(御書一二六二p)と大聖人が仰せのように、願いが叶うか叶わないかは、ひとえに自身の信心の厚薄にかかっ…
金田都留子は、自分も広宣流布の大理想を担う一人であると思うと、胸は高鳴り、体が打ち震える思いがした。 山本伸一は、彼女の心を察したかのように、微笑みを浮かべて語った。 「仏法を持った私たちの使命は、深く、大きい。広宣流布というのは、世界平和…
山本伸一は、「立正安国論」を拝して、日蓮大聖人の仏法を実践するとは、どういうことかを、わかりやすく語っていった。 「大聖人の仏法は、ただ単に、自分が成仏すればよい、自分だけが幸せになればよいという教えではありません。 周囲の人びとも共に幸せ…
太陽の光に、だんだんとあたたかさを感じるようになりましたね。 でも、冬から春への変わり目には、寒さがぶり返したり、大雪がふったり、ふだんとちがうことが、しばしば起こります。 みなさんにも、思いもよらないことが起こる時があるでしょう。そういう…
きびしい寒さが続いています。みんな、風邪などひいていないかな。 私は、小さいころ、体が弱くて苦労したから、みなさんが健康で、じょうぶに育ってくれるように、毎日毎日、真剣に祈っています。 まもなく2月11日。私の人生の師匠・戸田城聖先生のお誕生…
元気に朝を勝ちゆこう 戸田先生は、新社会人を励まされた。 「青年は、朝寝坊では負ける。朝が勝負だ。朝の生き生きとした息吹のなかで、活力を沸き立たせていけ! そこに成長がある」と。 私も、先生の会社に勤め始めて、毎朝、始業の30分前には出勤し、職…
アメリカでも青年部の教学運動が目覚ましい。尊き地涌の菩薩の使命に燃えている。 韓国・台湾では、壮年・婦人も青年と一体で教学試験に挑み、異体同心の団結が麗しい。アジア、南米、オセアニアで、さらに欧州やアフリカの友も、幸福と平和と希望の哲理を探…
桜花の春、恩師・戸田先生の巌のごとき雄姿が、懐かしく胸に浮かぶ。 戦争の時代に、命がけで正義の念を貫かれた先生である。 今、創価の平和の連帯に、世界から大きな期待と賞讃が寄せられている。恩師が、どれほど喜ばれることか。 戸田先生は市ケ谷にあっ…
山本伸一は、金田都留子に、人には宿命があり、日蓮大聖人の仏法によって、その宿命を転換し、崩れざる幸福境涯を築けることなどを諄々と語っていった。 彼は、多くの辛酸をなめてきたであろう、この婦人に、なんとしても幸せになってほしかった。 折伏とは…
金田都留子は、山本伸一から、「福運」という言葉を聞いた時、亡くなった兄のことを思い起こした。 兄は、東京物理学校(現在の東京理科大学)に学び、成績優秀で、家族の期 待を一身に担っていた。 両親は病弱であり、一家の暮らしは貧しかった。この兄を…
座談会場では、凜とした気品を漂わせた和服姿の婦人が、宗教の教えには、高低浅深があることを訴えていた。 文京支部長の田岡治子であった。 「人は、信じる対象によって大きな影響を受けます。 詐欺師を立派な人だと思い込めば、お金などを騙し取られてし…
製茶販売店から練馬文化会館に移動した山本伸一は、記念植樹や婦人部の合唱団との記念撮影に臨み、さらに、三、四十人の幹部との懇談会に出席した。 草創期に、共に戦った人たちの顔もあった。 「懐かしいね。お元気そうで嬉しい」 伸一が声をかけたのは、…