2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

新時代第1回本部幹部会・東京総会・東京青年部総会

◆◆ 一人の声が時代を変える 《名誉会長の若き日の誓い》 ――「偉大な師匠の歴史を世界に示さん!」 ◆最悪の苦境の中で宣言 一、自分のことで恐縮であるが、『若き日の日記』から、いくつか紹介させていただきたい。 まず、昭和25年(1950年)11月13日。22…

新時代第1回本部幹部会・東京総会・東京青年部総会 ㊥

◆「素晴らしいな」と慕(した)われてこそ 一、きょうは、お忙しいところ、芸術部の代表が参加してくださっている。大変にありがとう! (大拍手) 皆さん、本当に美しく輝いておられる。 その姿を見れば、「ああ、素晴らしいな」と多くの人が感動し、広布は…

新時代第1回本部幹部会・東京総会・東京青年部総会

新時代第1回本部幹部会・東京総会・東京青年部総会 ――――――――――――――――――――――――― ◆◆◆ 胸中に 無敵の師弟 輝けり! ── 創立80周年へ 新出発おめでとう! ◆◆ 誠実の二字で同志に尽くせ ── ≪戸田先生≫ 学会の目的は全会員の幸福のため 【名誉会長のスピーチ】 一…

小説「新・人間革命」 陽光48 2月28日

山本伸一の一行は、太平洋国立記念墓地から、ハワイ会館に向かった。会館の庭で行われる、交歓の集いに出席するためである。 この集会は、伸一の提案によって、「一九七五――プレ・ハワイ・コンベンション」と名づけられていた。 彼は、この集いをもって、明…

小説「新・人間革命」 陽光47 2月27日

山本伸一がヒロト・ヒラタを励ますのを、ムームーやアロハシャツを着た地元のメンバーも、共に目を潤ませながら、じっと見ていた。 一人の弟子を思う師の心に、皆、感動せずにはいられなかった。 “これが、創価学会の師弟の世界なのか!” メンバーは、伸一の…

小説「新・人間革命」 陽光46 2月26日

ヒロト・ヒラタは、山本伸一のハワイ訪問を前に退院した。しかし、まだ、本格的に健康を回復したわけではなかった。 四月十日、ヒラタは空港に駆けつけ、伸一の到着を待っていた。 午後五時、伸一たちが乗った飛行機が到着する直前、上空に、大きな鮮やかな…

きょうの聖教新聞 2007・2・28

★名字の言 ▼先日、ブラジルSGIの友が関西を訪れた時のこと。昭和32年の「大阪事件」の軌跡をたどるビデオにメンバーは涙を浮かべた ▼関西の歴史に共感するのは、ブラジルにも忘れられない「師弟共戦譜」があるからだ。1964年から21年間、軍事政権が…

きょうの聖教新聞 2007・2・27

★名字の言 ▼鹿児島を3年前に訪れ、知覧特攻平和会館を見学した婦人から先日、手紙を頂いた。同館に展示された写真や記録等に接し、幼いころの記憶が甦った、と ▼親しかった従兄弟が特攻隊員だった。戦時中の寒い冬の日、白いマフラー姿の“お兄さん”が彼女の…

きょうの聖教新聞 2007・2・26

★名字の言 ▼英オックスフォード大学出版局は、約530年の歴史を持つ世界最古の大学出版局。池田名誉会長とトインビー博士の対談集『21世紀への対話』の英語版などを発刊する人類の“知の砦”である ▼数百年続く伝統を支えるものは何か。かつて同出版局の統括責…

きょうの聖教新聞 2007・2・25

★名字の言 ▼「悪条件にこそ突破口あり」-建築家・中村好文氏の信条である。狭い土地、予算の制限、日当たりの悪さ。それらを克服するために、工夫に工夫を重ねていった先に、よい家を造るアイデアが生まれることが多いという ▼原点となった体験がある。独立…

巻頭言 3月号 2007年

栄光の「3・16」 完勝の王者の舞を! 三月の 十六日の この佳き日 同志は忘れじ 創価の歴史を 「原点の日」を大切にする団体は強い。いかなる時代の転変にも流されず、常に春のごとく新鮮な活力に満ちて、再生し発展できるからだ。 「3・16」それはー …

小説「新・人間革命」 陽光45 2月24日

山本伸一の乗った飛行機が、ハワイのホノルル空港に到着したのは、四月十日の午後五時(現地時間)であった。 機中、伸一は、パシフィック方面長のヒロト・ヒラタのことを、祈り続けていた。 ヒラタは、既に退院したとの報告を受けてはいたが、実際にどこま…

きょうの聖教新聞 2007・2・24

★名字の言 ▼「士は己を知る者のために死す」という。人は自身の真実を分かってくれる人のためなら、命をも捧げられるということだ。人生、意気に感ずるである ▼先入観や偏見で、人を見てしまうことがある。人材がいないことを嘆くより、人材を見つける眼力を…

小説「新・人間革命」 陽光44 2月23日

ロサンゼルスを発つ四月十日も、山本伸一は出発間際まで、メンバーの激励を重ねた。 伸一の激励は、あらゆるメンバーに及んだ。 陽光が大地の隅々まで降り注ぐように、“あの人は”“この人は”と、陰で働く人、目立たぬ努力の人、献身の人などを次々と照らし出…

きょうの聖教新聞 2007・2・23

★名字の言 ▼一つの事柄も「視点」によって異なって見えるー米アカデミー賞にノミネートされた2部作の映画「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」は、そのことを教えてくれる ▼1945年、日米が凄惨な戦闘を繰り広げた硫黄島。前者は米軍、後者は日本軍…

小説「新・人間革命」 陽光43 2月22日

四月九日の夜、「サンディエゴ・コンベンション」の大成功を祝い、文化祭などを支えたメンバーの代表八十人が集い、祝賀会が行われた。 会場となったサンタモニカの中華レストランに、山本伸一と峯子が到着すると、文化祭の陰の立役者たちが勢ぞろいしていた…

きょうの聖教新聞 2007・2・22

★名字の言 ▼江戸末期、大黒屋光太夫の船が嵐に遭う。洋上を漂流すること8ヶ月、たどり着いたのは、はるかアリューシャン列島であった ▼厳冬の地。こらえ性がなく気弱な者は、次々と倒れていく。板子をかじっても、なお生きようとする執念がない限り、命を永…

小説「新・人間革命」 陽光42 2月21日

山本伸一の声は、厳粛さを帯びていった。 「戸田大学には校舎も図書館もありません。卒業証書もなかった。 しかし、師匠と弟子の黄金の絆が、永遠不滅の輝きを放つ師弟の魂がありました。人類のための平和博士を、幸福博士を育む大学でした。 ゆえに、戸田大…

きょうの聖教新聞 2007・2・21

★名字の言 ▼会場がどよめき、歓声の声が響いた。第38回北海道アンサブルコンクール(18日)。北海道吹奏楽団の代表が全国大会出場を決めた。結成から50年、北海道音楽隊初の快挙である ▼結成は昭和32年8月、札幌での「若人の祭典」の4日前。有島初…

小説「新・人間革命」 陽光41

最後となったマリブ研修所での青年研修では、山本伸一からメンバーに卒業証書が授与された。 「アメリカの未来を頼みます」 「平和の戦士になってください」 「民衆のために戦う幸福博士に!」 伸一は、一人ひとりに声をかけながら、卒業証書を手渡していっ…

小説「新・人間革命」 陽光40

四月九日午後、山本伸一は、マリブの研修所で、アメリカ滞在中最後となる青年リーダーの研修会を行った。 彼は、今回のアメリカ訪問の眼目は、青年の育成にあると決めていた。 “今こそ、アメリカ広布の中核となっていく青年を育成しておかなければ、未来の発…

小説「新・人間革命」 陽光39

山本伸一の口調は、いつになく厳しかった。 彼は、アメリカ本部の職員のなかに、アメリカの中心者に対して、「独断的である」など、不満が兆していることを耳にしていた。 コンベンションは、大成功に終わったものの、中心者が職員の信頼を失い、団結するこ…

きょうの聖教新聞 2007・2・20

★名字の言 ▼小学校から大学まで創価の学舎で鍛えの青春を送り、13回目の挑戦で司法試験に合格した男子地区リーダー。栄冠を勝ち取るまでの挑戦は熾烈を極めた ▼経済的に苦しく、朝は新聞配達をしながら猛勉強。が、自身を極限まで追い込む日々は、やがて精…

きょうの聖教新聞 2007・2・19

★名字の言 ▼冬空に太陽が顔をのぞかせている。暖冬だが梅や菜の花などの開花の知らせに胸が躍る。万物が躍動する春は、もうすぐだ ▼太陽と言えば、国木田独歩の短編小説「日の出」の一場面を思い出す。元日の早朝、絶望に沈む一人の青年が死を覚悟して岩場に…

きょうの聖教新聞 2007・2・18

★名字の言 ▼ビルの屋上から町を眺める。「そんな視点の物理的高さを、私はこのんでいる」と作家の司馬遼太郎氏。人は一生を終えて「時間がたつ。時間がたてばたつほど、高い視点からその人物と人生を鳥瞰することができる。いわゆる歴史小説を書くおもしろさ…

きょうの聖教新聞 2007・2・17

★名字の言 ▼きょう2月17日は「農村部の日」。これを記念する、衛星中継による農漁村ルネサンス体験主張大会が、きょうと明日、全国の会館で開かれる(放映の有無、時間は各地域ごとに決定) ▼1997年からスタートしたこの大会は今年で10回目。今や1…

小説「新・人間革命」 陽光38 2月16日

「サンディエゴ・コンベンション」を終えた山本伸一は、四月八日の午後、マリブの研修所に戻った。そして、夕刻にはアメリカ本部を訪問し、本部の職員の激励に渾身の力を注いだ。 このスタッフが、不眠不休でコンベンションの準備にあたり、労を惜しまずに働…

きょうの聖教新聞 2007・2・16

★名字の言 ▼人間の脳は、コミュニケーションによって発達してきたという。実際、脳のなかで最も重要な前頭分野は、会話によって活発に働くようになることが実験で分かっている。それも電話より、実際に会って、目と目を合わせた対話で一番、活発に機能するら…

小説「新・人間革命」 陽光37 2月15日

氷上文化祭に引き続き、「第十一回全米総会」が開始されたのは、約一時間後の午後四時前のことであった。 その間に、スケートリンクの上に板が敷き詰められ、イスが並べられ、総会用の舞台が設けられたのである。 会場の関係者も、驚嘆するほどの早変わりで…

きょうの聖教新聞 2007・2・15

★名字の言 ▼「正直、驚きました」。本社を訪れた中国の名門・遼寧師範大学「池田大作平和文化研究所」の研究員が語っていた ▼先日、関西の新会館を訪問した時のこと。礼拝室には以外にもイス席が設置されていた。「学会の信仰は、畳に正座して行うものだと思…