2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

池田先生がジャパンタイムズ紙に寄稿 (2017年6月14日)

市民社会の声を反映させ核兵器禁止条約の成立を アメリカ・ニューヨークの国連本部で明15日から始まる核兵器禁止条約交渉会議の第2会期に向けて、池田先生は6日付の英字紙「ジャパンタイムズ」に「禁止条約は核兵器のない世界へ可能性を開く」と題し、寄稿し…

【第68回】 「信」強き行動の知性たれ (2017.6.18)

今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり信は智慧の種なり (御義口伝、725ページ) (通解) いま日蓮と弟子檀那が南無妙法蓮華経と信じ唱えるが故に、自ずから求めずして、これ以上ない大宝珠を得るのである。…

【第12回】 前進! 正義の凱旋門へ (2017.6.20)

戸田城聖先生が、軍部政府との2年の獄中闘争を勝ち越え、出獄されたのは、東京・中野であった。 それは、昭和20年(1945年)の7月3日。巡りくるその日を前に、有縁の地へ走り、中野南文化会館を視察した(18日)。 会館には、朝から壮年部が意気…

【第11回】 栄光の大広布城を築こう (2017.6.8)

偉大なる「死身弘法」の師父・牧口先生の生誕日に、懐かしい荒川文化会館を訪れることができた(6日)。 昭和53年3月にこの師弟城が完成し、私が真っ先に行ったのは、戸田先生の追善法要(4月1日)であり、牧口先生の生誕謝恩の勤行会(6月6日)であ…

小説「新・人間革命」 雄飛 九 2017年6月24日

四月二十五日、山本伸一を団長とする訪中団一行は、北京を発ち、空路、広東省の省都・広州市を経て、桂林市を訪ねた。 翌日、車で楊堤へ出て、煙雨のなか、徒歩で漓江のほとりの船着き場に向かった。 霧雨の竹林を抜けると、河原にいた子どもたちが近寄って…

小説「新・人間革命」 雄飛 八 2017年6月23日

山本伸一との語らいで華国鋒主席は、十億を超える中国人民の衣食住の確保、とりわけ食糧問題が深刻な課題であるとし、まず国民経済の基礎になる農業の確立に力を注ぎたいと述べた。 農民の生活が向上していけば、市場の購買力は高まり、それが工業発展の力に…

小説「新・人間革命」 雄飛 七 2017年6月22日

絵画「チョモランマ峰」の寄贈にあたり、常書鴻・李承仙夫妻から、この絵を制作した文革直後の時代は、絵の具の品質が良くないので、末永く絵を残すために、描き直したいとの話があった。 山本伸一は、その心遣いに恐縮した。 新たに制作された同じ主題、同…

小説「新・人間革命」 雄飛 六 2017年6月21日

一九九〇年(平成二年)十一月、静岡県にあった富士美術館で、常書鴻の絵画展が開催された。 そのなかに、ひときわ目を引く作品があった。 特別出品されていた「チョモランマ峰(科学技術の最高峰の同志に捧ぐ)」と題する、縦三メートル余、横五メート ル余…

小説「新・人間革命」 雄飛 五 2017年6月20日

常書鴻が敦煌の莫高窟で暮らし始めたころ、そこは、まさに“陸の孤島”であった。 周囲は砂漠であり、生活用品を手に入れるには約二十五キロも離れた町まで行かねばならなかった。 もちろん、自家用車などない。 土レンガで作った台にムシロを敷いて麦藁を置き…

小説「新・人間革命」 雄飛 四 2017年6月19日

北京大学では、講演に引き続き、四川大学への図書贈呈式が行われた。 当初、山本伸一は、四川省の成都にある四川大学を訪問する予定であったが、どうしても日程の都合がつかず、ここでの贈呈式となったのである。 四川大学の杜文科副学長に伸一から、図書一…

【第67回】 迅速こそ責任感の表れ (2017.6.7)

貴辺此の病を受くるの理或人之を告ぐ予日夜朝暮に法華経に申し上げ朝暮に青天に訴う除病の由今日之を聞く喜悦何事か之に過ぎん (除病御書、1298ページ) (通解) あなたがこの病気にかかったことを、ある人から伺った。 病気平癒を日夜朝暮、法華経に申…

【第11回】 栄光の大広布城を築こう (2017.6.8)

偉大なる「死身弘法」の師父・牧口先生の生誕日に、懐かしい荒川文化会館を訪れることができた(6日)。 昭和53年3月にこの師弟城が完成し、私が真っ先に行ったのは、戸田先生の追善法要(4月1日)であり、牧口先生の生誕謝恩の勤行会(6月6日)であ…

【第17回 】 教学は最高の人間学 (2017.6.7)

世界一の生命哲学を学ぶ 「華陽姉妹(かようしまい)の月」6月。花の女子部のスクラムは、世界に広がり、輝(かがや)きを増(ま)している。 戸田先生は、「女性の世紀」をいち早く展望(てんぼう)されていた。 人類は「女性の幸福」に焦点(しょうてん)…

【第16回】 未来は行動で変えられる (2017.5.22)

さあ、対話を続けよう! 大歴史家トインビー博士と対談を開始したのは45年前。 生命の因果律を語り合った折、“次に起こす行動によって、未来は変えられる”と博士が強調されたことを思い起こす。 博士が私を信頼してくださったのも、行動の人間だからだ。 と…

【第14回】 英知を磨くは何のため (2017.4.19)

民衆とともに!民衆のために 結成60周年の春、わが英才(えいさい)の男女学生部が、新入生を迎え、 一段と清新(せいしん)な光を故つている。 日蓮大聖人は仰せられた。 「本(もと)より学文(がくもん)し候し事は仏教をきはめて仏になり恩ある人をも・た…

【第13回】 新出発の友に エールを (2017.4.5)

希望の一歩を朗らかに さあ、新しい年度が始まった。 新入生の皆さん、新社会人の皆さん、おめでとう! 使命の天地で、フレッシュな挑戦を開始する皆さんこそ、 社会の希望の光源(こうげん)だ。 御聖訓には、「天晴(てんは)れぬれば地明(ちあきら)かな…

小説「新・人間革命」 雄飛 三 2017年6月17日

山本伸一たち訪中団一行は、二十二日の午後、北京大学を訪問し、季羨林副学長らの歓迎を受けた。 同大学の臨湖軒で、創価大学との学術交流に関する議定書の調印が行われ、その際、北京大学から、伸一に名誉教授の称号授与の決定が伝えられた。 伸一は、謝意…

小説「新・人間革命」雄飛 2  2017年6月16日

22日午前、山本伸一たち訪中団は、北京市の中国歴史博物館で開催中の「周恩来総理展」を参観したあと、故・周総理の夫人で、全国人民代表大会常務委員会の副委員長等の要職を務める鄧穎超の招きを受け、中南海の自宅「西花庁」を訪れた。 彼女の案内で、海棠…

小説「新・人間革命」雄飛 1 2017年6月15日

北京は、うららかな陽光に包まれていた。空港の周囲に広がる、のどかな田園風景が、「北京の春」を感じさせた。 1980年(昭和55年)4月21日の午後2時半(現地時間)、山本伸一たち第5次訪中団一行は、北京の空港に到着した。 この訪中は、伸一が会長を辞任し…

小説「新・人間革命」 雌伏 68 2017年6月14日

戸田城聖の23回忌にあたる1980年(昭和55年)4月2日付の「聖教新聞」に、山本伸一の「恩師の23回忌に思う」と題する一文が掲載された。 そのなかで、彼は呼びかけた。 「広宣流布の前進を亡失したならば、宗開両祖の御精神に背くことになるのを深く恐れるの…

小説「新・人間革命」 雌伏 67 2017年6月13日

山本伸一は、十条潔をはじめ首脳幹部たちが、宗門僧らの学会攻撃など、諸問題の対応に神経をすり減らし、苦悩していることをよく知っていた。 しかし、学会の運営については、執行部に任せ、見守っていくしかなかった。 会長を辞任してから伸一は、毎月の本…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十六 2017年6月10日

山本伸一の会長辞任から、間もなく一年がたとうとしていた。 しかし、学会を取り巻く状況は、いまだ騒然としていた。 宗門として、学会に対する誹謗や中傷はやめ、檀徒づくりをしないと約束したにもかかわらず、若手僧の大多数は、それを無視した。 むしろ、…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十五 2017年6月9日

「それでは、一緒に勤行しましょう」 山本伸一は、「勇将グループ」のメンバーらと共に勤行し、皆の健康と一家の繁栄、目黒創価学会の勝利を真剣に祈念した。 その後、婦人部、女子部の幹部らと懇談した。 区の婦人部長からは、特に伸一の会長辞任後、激しさ…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十四 2017年6月8日

山本伸一は、勇将グループのメンバーと、目黒平和会館の階段で記念のカメラに納まった。 そして、目黒長の佐々井幸啓に言った。 「活動は明るく、はつらつと進めていくんだよ。みんな、ありのままでいいんです。 リーダーは、画一的に物事を進めるのではなく…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十三 2017年6月7日

山本伸一は、奄美のメンバーを見送ると、東京・世田谷区の功労の同志夫妻を訪ねた。 一家は、目黒区内で焼き鳥店を営んでおり、開店前のひととき、その店舗で懇談した。 彼は、集っていた家族の近況に耳を傾けながら、人生には幾つもの苦難の坂があり、信心…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十二 2017年6月6日

セミナー会場は、奄美の女子部の登場に沸き返った。 南海の島々で、喜々として信心に励む若きメンバーを目の当たりにして、参加者は新鮮な驚きを覚えたようだ。 彼女たちが奄美を詠った「島育ち」「月の白浜」の歌を披露すると、大拍手が起こった。 山本伸一…

小説「新・人間革命」 雌伏 六十一 2017年6月5日

奄美の女子部の代表が、「先生! これは私たちの気持ちです!」と言って、沖永良部島のフリージアと、奄美大島の緋寒桜を、山本伸一に差し出した。 「ありがとう! 一足早い春の到来だね。百花繚乱の春は幸せの象徴だ。みんな も、必ず幸せになるんだよ。私…

大白蓮華 2017年(平成29年)6月号(No.812)

巻頭言 地涌の柱は揺るぎなし 池田大作 偉大な建築には、揺(ゆ)るぎない柱(はしら)がある。 偉大な未来の大建設のために、偉大な哲学の柱を抱(いだ)き、偉大な社会の柱となって、二陣、三陣と躍(おど)り出ていくのが、創価の地涌(じゆ)の人材群(…

【第20回】 世界一の学会家族 (2017年5月31日)

我らには「異体同心」の信心がある 広布の父母に最敬礼! 共に人生の凱歌を わが師・戸田城聖先生の言葉が今日も蘇(よみがえ)る。 「我らは、久遠元初(くおんがんじょ)からの麗(うるわ)しき同心の友である。法華経の会座(えざ)で共に誓い合って、今…

【第66回】 どこまでも信心が根本 (2017.6.2)

ただ心こそ大切なれ、いかに日蓮いのり申すとも不信ならばぬれたる・ほくちに・火をうちかくるが・ごとくなるべし、はげみをなして強盛に信力をいだし給うべし(四条金吾殿御返事、1192ページ) (通解) ただ心こそ大切である。 いかに日蓮が祈っても、あ…