御書と歩むSGI会長が贈る指針

【第70回】永遠に御本尊根本で前進 (2019.5.16)

竜樹天親等・天台妙楽等だにも顕し給はざる大曼荼羅を・末法二百余年の比はじめて法華弘通のはたじるしとして顕し奉るなり(日女御前御返事、1243ページ) (通解) 竜樹・天親ら、天台・妙楽らでさえも顕されなかった大曼荼羅を、末法に入って二百年余り…

【第69回】悩みに寄り添い希望の光を (2019.5.10)

大地はささば・はづるとも・日月は地に堕ち給うとも・しをはみちひぬ世はありとも・花はなつにならずとも・南無妙法蓮華経と申す女人の・をもう子に・あわずという事はなし​​(上野尼御前御返事、1576ページ) <通解> 大地をさして外れることがあっても、日…

【第68回】 妙音と共に平和の大行進を (2019.4.30)

音の哀楽を以て国の盛衰を知る (念仏者追放宣旨事、88ページ) (通解) 音の哀楽で国の盛衰を知ることができる。 同志への指針 音にも十界の境涯があり、妙音には生命を蘇生させゆく力がある。 わが音楽隊・鼓笛隊が奏でる音律は、皆に勇気と希望を送り、…

【第67回】 仏の未来記を学会が実現 (2019.4.25)

仏記に順じて之を勘うるに既に後五百歳の始に相当れり仏法必ず東土の日本より出づべきなり (顕仏未来記、508ページ) (通解) 釈尊の未来記にしたがって、これ(私〈日蓮大聖人〉の未来記)を考えてみると、(今という時は)すでに後五百歳の始め、すなわ…

【第66回】 不撓の前進不屈の闘争を! (2019.4.19)

題目を唱うる人・如来の使なり、始中終すてずして大難を・とをす人・如来の使なり (四条金吾殿御返事、1181ページ) (通解) 題目を唱える人は、如来の使いである。 また最初から最後まで、生涯、妙法を捨てることなく、大難を受けても受持し通す人は、…

【第65回】「勇気」こそ師弟の精髄 (2019.4.17)

各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず (種種御振舞御書、910ページ) (通解) おのおの日蓮の弟子と名乗る人々は一人も臆する心を起こしてはならない。 同志への指針 御本仏の永遠の大宣言であられる。 弟子を名乗る限りは、断じて…

【第64回】 題目の利剣で魔を打ち破れ (2019.4.10)

日蓮智者に非ずと雖も第六天の魔王・我が身に入らんとするに兼ての用心深ければ身によせつけず(最蓮房御返事、1340ページ) (通解) 日蓮は智者ではないけれども、第六天の魔王が、私の身に入ろうとしても、かねてからの用心が深いので身に寄せ付けない…

【第63回】「法華経の行者」の不退の祈り (2019.4.6)

大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも・潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず(祈祷抄、1351ページ) (通解) 大地をさして外れることがあっても、大空をつなぐ者があっても、潮の…

【第62回】「強盛な信心」で勝利の春を (2019.4.4)

敵(かたき)は・ねらふらめども法華経の御信心強盛なれば大難も・かねて消え候か、是(これ)につけても能く能く御信心あるべし​​(四条金吾殿御返事、1186ページ)​ (通解) (あなた〈四条金吾〉も、石虎将軍(せっこしょうぐん)の故事と同様である)敵…

【第61回】異体同心が広宣流布の要 (2019.3.27)

日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし (異体同心事、1463ページ) (通解) 日蓮の一門は異体同心なので、人数は少なくても大事を成し遂げて、必ず法華経は広ま…

【第60回】 広布の行動こそ最高の孝養 (2019.3.21)

いかなるところに・おはすとも・この御けうやうの心ざしをば・えんまほうわう・ぼんでん・たひしゃく・までも・しろしめしぬらん、釈迦仏・法華経もいかでか・すてさせ給うべき (南条殿御返事、1534ページ) (通解) 故・南条兵衛七郎殿が)いかなるとこ…

【第59回】青年よ「創価の賢者」たれ! (2019.3.14)

必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり (兵衛志殿御返事、1091ページ) <通解> (凡夫が仏になる時には)必ず三障四魔という障りが現れるので、賢者は喜び、愚者は退くのである。 同志への指針 苦難の時にこそ、人間の「真…

【第58回】「宿命」を「使命」に! (2019.3.6)

一日の命は三千界の財(たから)にもすぎて候なり先(ま)ず御志(おんこころざし)をみみへさせ給(たも)うべし​​​​​(可延定業書、986ページ) <通解> 一日の命は、この宇宙全ての財宝よりもすぐれている。まず、志(こころざし)を身で示していきなさい…

【第57回】徹底して「一人」を励ませ (2019.2.28)&#8232;

譬(たとえ)えば一人の父母に千子(せんし)有りて一人の父母を讃歎すれば千子悦(よろこ)びをなす、一人の父母を供養すれば千子を供養するになりぬ​​​(千日尼御前御返事、1316ページ) <通解> (仏は子である。法華経は父母である)たとえば、一人の父母…

【第56回】リーダーの一念が勝利を開く&#8203; (2019.2.23)

軍(いくさ)には大将軍を魂とす大将軍をくしぬれば歩兵(つわもの)臆病(おくびょう)なり​​​(乙御前御消息、1219ページ)​ <通解> 戦には大将軍を魂とする。大将軍が臆したならば、兵も臆病になってしまう。 同志への指針 「法華経の将軍学」こそ、究極…

【第55回】御本仏と共に不退の前進 (2019.2.15)

日蓮其の身にあひあたりて大兵を・をこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし (?殿尼御前御書、1224ページ) (通解) 日蓮はその身に当たって、仏の大軍を起こして二十余年になる。この間、一度も退く心はない。 同志への指針 日蓮大聖人は、現実…

【第54回】 自身が妙法の当体と決めよ (2019.2.7)

妙法蓮華経と唱へ持つと云うとも若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらず麤法(そほう)なり (一生成仏抄、383ページ) (通解) 妙法蓮華経と唱え持つといっても、もし自身の心の外に法があると思うならば、それは全く妙法ではなく、粗雑な法である。…

【第53回】 三世の大空を悠然と (2019.1.30)

生死を見て厭離するを迷と云い始覚と云うなりさて本有の生死と知見するを悟と云い本覚と云うなり、 今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る時本有の生死本有の退出と開覚するなり (御義口伝、754ページ) (通解) 生死を見て、嫌い離れるのを「迷い」と…

【第52回】宿命転換の誓いの道を (2019.1.23)

此の経の題目は習い読む事なくして大なる善根にて候、悪人も女人も畜生も地獄の衆生も十界ともに即身成仏と説かれて候(妙法尼御前御返事、1403ージ) <通解> この法華経の題目は、その意味を理解して唱えるのではなくても、大いなる善根になる。 悪人も女人…

【第51回】人間革命は朝晩の勤行から (2019.1.19)

苦をば苦とさとり楽をば楽とひらき苦楽ともに思い合せて南無妙法蓮華経とうちとなへゐさせ給へ、これあに自受法楽にあらずや、いよいよ強盛の信力をいたし給へ (四条金吾殿御返事、1143ページ) (通解) 苦を苦と覚り、楽を楽と開き、苦しくても楽しくて…

【第50回】「自他共の幸福」目指す仏法 (2019.1.9)

願くは「現世安穏(げんせあんのん)・後生善処(ごしょうぜんしょ)」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞(みょうもん)・後世の弄引(ろういん)なるべけれ須(すべから)く心を一(いつ)にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧(すすめ)んのみこそ今生…

【第49回】 全同志の大奮闘に栄光あれ! (2018.12.28)

日蓮を供養し又日蓮が弟子檀那となり給う事、其の功徳をば仏の智慧にても・はかり尽し給うべからず (諸法実相抄、1359ページ) (通解) 日蓮を供養し、また日蓮の弟子檀那となられた功徳は仏の智慧でも量り尽くすことはできない。 同志への指針 この一年…

【第48回】 統監部の陰の労苦に感謝 (2018.12.18)

日本国の四十九億九万四千八百二十八人の男女各父母有りといへども其の詮を尋ぬれば教主釈尊の御子なり (六郎恒長御消息、1369ページ) (通解) 日本国の499万4828人の男女は、それぞれに父母があるといえども、その究極を尋ねれば、教主釈尊の子…

【第47回】信心根本に絶対無事故で (2018.12.11)

よるは用心きびしく夜廻の殿原かたらいて用ひ常には・よりあはるべし (四条金吾殿御返事、1164ページ) (通解) 夜は用心を厳しくして、夜廻り警備の人たちと親しく交わって用い、常に、互いに寄り合っていきなさい。 同志への指針 一年の総仕上げだ。慌…

【第46回】 悪知識を打ち破れ (2018.12.7)

悪知識と申すは甘くかたらひ詐り媚び言を巧にして愚癡の人の心を取って善心を破るといふ事なり(唱法華題目抄、7ページ) (通解) 悪知識というのは、甘い言葉で語り掛け、いつわり、こび、言葉巧みに、愚かな人の心を取って、善心を破るということである。 …

【第45回】 苦闘こそ飛躍への力 (2018.11.28)

このたきにををくのふなあつまりて・のぼらむと申す、ふなと申すいをののぼりぬれば・りうとなり候 (上野殿御返事、1560ページ) (通解) (中国に「竜門」という、高くて激しい流れの滝がある)この滝に多くの鮒が集まって、登ろうとする。鮒という魚が…

【第44回】創価の真金の賢人に最敬礼 (2018.11.22)&#8203;

金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず・鉄は水火共に堪えず・賢人は金の如く愚人は鉄の如し・貴辺豈真金(きへんあにしんきん)に非ずや・法華経の金を持つ故か(生死一大事血脈抄、1337ページ) <通解> 金(こがね)には大火にも焼けず、大水にも流されず、…

【第43回】わが地域を幸福の楽土に (2018.11.15)

我が身又三身即一の本覚の如来なり、かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ、ここさながら宝塔の住処なり (阿仏房御書、1304ページ) (通解) わが身がまた三身即一身の本覚の如来である。このように信じて南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。 そう信…

【第42回】一家和楽こそ平和の縮図 (2018.11.7)

末代の凡夫此の法門を聞かば唯我一人のみ成仏するに非ず父母も又即身成仏せん此れ第一の孝養なり(始聞仏乗義、984ページ) (通解) 末代の凡夫がこの法門を聞くならば、ただ自分一人だけが成仏するばかりでなく、父母もまた即身成仏するのである。 これが…

【第41回】未来は地涌の若人で決まる (2018.10.31)

我五百塵点劫より大地の底にかくしをきたる真の弟子あり・此れにゆづるべしとて、上行菩薩等を涌出品に召し出させ給いて、法華経の本門の肝心たる妙法蓮華経の五字をゆづらせ給いて(新尼御前御返事、905ページ) (通解) 釈尊は「自分には五百塵点劫より…