【第60回】 広布の行動こそ最高の孝養 (2019.3.21)

いかなるところに・おはすとも・この御けうやうの心ざしをば・えんまほうわう・ぼんでん・たひしゃく・までも・しろしめしぬらん、釈迦仏・法華経もいかでか・すてさせ給うべき  (南条殿御返事、1534ページ)
 
(通解)
故・南条兵衛七郎殿が)いかなるところにおられようとも、(子息である貴殿〈南条時光〉が正法を信仰する)ご孝養の志は、閻魔法王、大梵天王、帝釈天までも知っておられるであろう。
釈迦仏、法華経も、どうして捨てられることがあろうか。
 
同志への指針
妙法には、生死を超えて生命を照らし晴らせる無量無辺の大功力がある。
ゆえに、私たちの追善回向は必ず故人に届き、成仏の境涯へと導くことができる。
これが御本仏のお約束である。
広布の行動こそ、自行化他の題目で一家眷属を三世に包める最極の孝養となる。
十方の諸仏と諸天に守られながら、永遠に離れざる常楽我浄の旅を共々に続けゆこう!