2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「SGIの日」 1月26日

SGI運動の記念すべき第一歩 1月26日はSGIの日です。 1975(昭和50)年のこの日、世界51か国・地域158人のメンバーがグァムに集まって創価学会の世界平和会議が開かれました。 その席上、各国の創価学会の連合体であるSGI(創価学会インタナショナ…

法華経 久遠実成

法華経本門の中心的な法理は「久遠実成」です。この久遠実成は、寿量品第十六の中で説かれます。 すなわち、「我れは実に成仏してより已来、無量無辺百千万億那由他劫なり」と説かれます。これによって、釈尊が今世ではじめて成仏した(始成正覚)というこれ…

法華経 結要付属

法華経では、万人成仏を実現していく使命が、釈尊から弟子たちに託されます。これが、虚空会の説法の中で示された法華経の主題です。とりわけ悪世に、この法華経を、誰が弘めていくのかが、一番の関心事となっていました。悪世というのは、仏法の教えが混乱…

法華経 七譬について

法華経では譬えを用いて法理を分かりやすく説いており、次に挙げる代表的な七つの譬えを「七譬」といいます。 1「三車火宅の譬え」(譬喩品第三) ある国の長者の家に火事が起こった際、中で遊んでいた子供たちに、長者が門外にある三車(羊車・鹿車・牛車…

小説「新・人間革命」 陽光25 1月31日

「なぜ」ということがわかれば、納得して信仰に励むことができる。 信心の世界には、言葉では説明しきれず、体験を通して実感する以外にない問題も当然あろう。 しかし、人びとが納得できるように説明するために、努力し、心を砕いていくことは、リーダーで…

小説「新・人間革命」 陽光24 1月30日

サンディエゴ会館の庭にはポールが立てられ、“鯉のぼり”を掲げる用意ができていた。 この“鯉のぼり”は、コンベンションに参加する日本の代表が、会館の開所式を祝って贈ったものであった。 山本伸一が見守るなか、メンバーの代表がロープを引いた。 “鯉のぼ…

きょうの聖教新聞 2007・1・31

★名字の言 ▼この欄で、人間国宝の蒔絵師・松田権六氏に触れた折、読者から丁重なお便りと子息の邦夫さんが父を語った記事を頂いた ▼それによると氏は、門人らを指導する時、必ず複数の作品を持ってこさせたという。駄作があっても作品を並べてみて、手を加え…

生活に生きる数学 一筆書きの問題

抽象化することで本質が見える 創価大学助教授 ・ 北野晃朗 2007年1月23日付 現実における様々な問題に対して数学、あるいは数学的思考がどのように役立つかについて、一つの考えを述べてみたい。 全国で多くの年賀状のやり取りがあった。そこで受け持ちの地…

きょうの聖教新聞 2007・1・30

★名字の言 ▼秀麗な富士の麓で正義のペンを振るう静岡の本紙通信員の集いが、先日開かれた。1954年1月、戸田第2代会長の手で通信員制度が発足してから53年。この27日は記念日だった ▼子育てに奮闘しながら、また仕事・学会活動の合間を縫って、取材…

「SGIの日」記念提言 (9)

“不戦の潮流”を民衆の手で! 最後に、「東アジア共同体」の構築に向けて、二つの提案をしておきたい。 第1は、「東アジア環境開発機構」の創設であります。 2005年12月のマレーシアでの初開催に続いて、今年1月にフィリピンで第2回の「東アジアサミ…

『SGIの日」記念提言 (8)

アジアの永続的な平和を目指し 「日中友好構築の10年」の実施を 翌月(75年1月)にはアメリカに向かい、小雪が舞うワシントンで国務長官のキッシンジャー氏との会見に臨みました。席上、周総理が日中平和友好条約の締結を望んでいることを伝えると、「…

「SGIの日」記念提言 (7)

軍国主義との対峙の中で信念を貫く 以上、核兵器を中心に軍縮の問題に関して、論じさせていただきました。 続いて、21世紀の世界を展望し、長らく対立や緊張が続いてきたアジアに焦点を当て、今後の地域協力の目指すべき方向性などについて述べたいと思い…

「SGIの日」記念提言(上)(下) 2007年 1月26日 (6)

「宇宙の非軍事化」へ規制を強化 第2に言及したいのは、核不拡散体制を強化するための方策です。 そのためにはまず、CTBT(包括的核実験禁止条約)の早期発効が望まれます。 残念ながら96年に採択されたCTBTは、アメリカなどの発効要件国の批准が…

「SGIの日」記念提言(上)(下) 2007年1月26日 (5)

「SGIの日」記念提言(下) 1月27日 「生命の変革 地球平和への道標」 「国際核軍縮機構」を創設し“核依存の安全保障”から脱却 被爆国・日本こそリーダーシップを! 続いて、修羅の生命にみられる“勝他”の精神が生み出す現代の諸問題を乗り越えるための具…

「SGIの日」記念提言(上)(下) 2007年1月26日 (4)

健全な社会変革の基盤は一人一人の「人間革命」の中に とりわけ説得性が感じられたのは、第1にそうした立て分けが、私どもの人間主義的アプローチ(取り組み)に際し、きわめて有効であろう、ということです。 一例をあげれば、先に“人間主義の行動準則”に…

「SGIの日」記念提言(上)(下) 2007年 1月26日 (3)

資本主義社会で広がる「貨幣愛」 そうした戸惑い、不安につけこむように顔を覗かせてくるのが、人間社会とりわけ資本主義社会にとって宿命的存在である「貨幣」であります。「絶対的」なニーズにおける貨幣は、日々の糧を得るための手段であるが、「相対的」…

「SGIの日」記念提言(上)(下) 2007年1月26日 (2)

ソフト・パワーを最大限に生かす道 私は、一昨年のこの提言で“人間主義の行動準則”ともいうべきものを、次のように提起しておきました。 「全ては変化――、相互依存(縁起)し合っており、調和や全一性はもとよりのこと、矛盾や対立といえども、結びつきの一…

「SGIの日」記念提言(上)(下) 2007年 1月26日

「SGIの日」記念提言(上) 1月26日 「生命の変革 地球平和への道標」 戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」から50周年 核廃絶へ決然たる行動を!! 第32回の「SGIの日」を迎え、我々が直面している人類史的諸課題のいくつかについて、所感の一端を…

小説「新・人間革命」 陽光23 1月29日

山本伸一は、相手が、市長であっても、庶民であっても、何も変わらなかった。 一個の同じ人間として、相手の幸福と人生の勝利を願い、ただただ、誠心誠意、励ましを送った。そこに、真の人間交流の道が開かれるのだ。 市長は、感無量の面持ちで言った。 「会…

小説「新・人間革命」 1月27日 陽光22

ウィルソン市長は、山本伸一に告げた。 「本日は、会長ご夫妻の訪問に心から感謝申し上げ、最高賓客の証として『市の鍵』をお贈りいたします」 「最高の栄誉です。全メンバーを代表し、謹んで拝受いたします」 伸一は、感謝の思いを胸に、市の鍵を受けた。 …

きょうの聖教新聞 2007・1・29

★名字の言 ▼「つらい話は夜するな」とは話題の映画「佐賀のがばいばあちゃん」のセリフ。「どんなつらい話でも、昼すれば、大したことない!」からなのだ ▼“がばい”とは「すごい」の意。気負いもてらいもなく、たくましい知恵を発揮して、淡々と、真っすぐ生…

きょうの聖教新聞 2007・1・28

★名字の言 ▼3人の子育てに奮闘する婦人部員。4歳になる娘を連れて、祖国モンゴルに帰省した時、親族らが伝統の「断髪式」をしてくれたという ▼モンゴルでは、子どもが一人前になったことを祝い、髪にハサミを入れる際、決まって唱える祝詞(ユルール)があ…

きょうの聖教新聞 2007・1・27

★名字の言 ▼「世界的な意義をもつ」(読売新聞)と注目を集めた条約がある。1963年1月、フランスと西ドイツ(当時)の間で結ばれた「エリゼ条約(仏独協力条約)」である ▼条約は、青年交流を促進する機関の設置、両国の語学教育の推進など友好関係を強…

小説「新・人間革命」 陽光21 1月26日

翌五日、山本伸一は、サンディエゴの市庁舎を表敬訪問した。 今回のコンベンションには、アメリカ各地はもとより、日本などからの参加者も含め、一万人を超える人びとが集うことになる。 コンベンションを円滑に安全に行うには、多くの人びとの協力が不可欠…

小説「新・人間革命」 陽光20 1月25日

山本伸一は、斎木安弘に約束した。 「私は、必ずブラジルに行きます。その時は、苦労したことがすべて、大きな喜びに変わるよ。いや、苦労した分だけ、喜びも大きくなる。 ともかく、広宣流布が進めば、魔が競い起こるのは当然だ。 御書にも、『此の法門を申…

きょうの聖教新聞 2007・1・26

★名字の言 ▼座談会で、今年の決意や、年末年始の友好活動の模様をお互いに語り合った。一人の青年が、なかなか話をやめない。しかし、みんな、ニコニコ微笑ながら聴き入っている ▼青年は、支部長の紹介で、昨年入会したばかり。10代のころ、交通事故で、一…

きょうの聖教新聞 2007・1・25

★名字の言 ▼厳しい寒さが続く日本海側の鳥取。山の斜面の梨畑に、働く人たちの姿があった。不要な枝を切る冬季の剪定作業こそ、秋の収穫量を決める大切な作業である ▼「二十世紀梨」の栽培は、1904年(明治37年)に北脇永治が初めて導入し、今や鳥取県…

小説「新・人間革命」 陽光19 1月24日

山本伸一がサンディエゴ入りした四日には、既にハワイやニューヨーク、さらに、メキシコからも、メンバーが続々と集まって来ていた。 また、ブラジルからも世界平和文化祭を終えた理事長の斎木安弘が駆けつけて来た。 斎木は、サンパウロ州のオザスコ市から…

きょうの聖教新聞 2007・1・24

★名字の言 ▼「声の張り、明晰さ、勢い。池田先生の若さに圧倒されました」。香港中文大学の学長で、世界銀行や国連食料農業機関などの顧問を務める経済学者・劉遜義氏。SGI会長との会談後、同行の人に語った。(16日) ▼「池田先生は『この対話を後世に残…

小説「新・人間革命」 陽光18 1月23日

山本伸一は、慈悲について戸田城聖の指導を通して論じ、「私たち凡夫の場合は、勇気をもって行動することが慈悲に変わるのである」と力説した。 そして、慈悲と勇気の実践である広宣流布に生き抜くことの大切さ、尊さを訴えたのである。 「人間革命といって…