2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞 2007・1・23

★名字の言 ▼今年も受験シーズンを迎えた。受験生を温かく包み、こまやかな心で応援していきたい ▼人生には試練と呼ばれる「時」が何度も到来する。仕事や家族や病気など、一難去ってまた一難と、人生行路に大波小波が押し寄せる。その波浪を越えて進む以外に…

小説「新・人間革命」 陽光17 1月22日

山本伸一が第二に示した指標は、「青春」であった。 生涯、青春の気概をもち続けているかどうかが人間革命の証明である。 生き生きと信心に励み、わが生命を磨き抜いていくならば、“精神の若々しさ”が失われることはない。 彼は、第三に「福運」をあげた。 …

巻頭言 2007・2月号

『対話』は人間主義の春風 「さあ、対話をしましょう!世界のために、人類のために、そして未来のために!」 三十五年前、トインビー博士と私が、二年越しの対談を開始した第一声である。八十三歳の博士の声は、若々しい凛とした響きを帯びていた。対話する…

きょうの聖教新聞 2007・1・22

★名字の言 ▼昭和32年7月17日、不当逮捕の権力に対する怒りが爆発した大阪大会。開会直後、空模様が一変した。激しい豪雨が地面をたたき、上空には雷鳴が轟いた。場外でずぶ濡れになりながら、大会に参加した婦人の一人は言う。「横暴な権力に諸天が怒り…

プラス思考を考える

人間にはプラス思考のタイプとマイナス思考のタイプがあります。 プラス思考の人は何事でも良い方にとり、仕事でうまくいかなくても前向きな考え方で取り組みます。 反対にマイナス思考の人は、何事も悪い方に受け取ってしまい、いったん、つまずくと落ち込…

新・人間革命 第10巻 言論城の章 P90

学会精神の継承は振る舞いのなかにある 「本門の時代」に入り、広宣流布の流れは、社会のあらゆる分野で、仏法の人間主義ともいうべき思想を実現していく、多様多岐にわたる「展開」の時を迎えた。そうであればこそ、皆が原点である学会精神に立ち返ることが…

きょうの聖教新聞 2007・1・21

★名字の言 ▼福島県ゆかりの作家・久米正雄の邸宅を訪れた。これは、かって邸宅があった鎌倉から郡山市の「こおりやま文学の森資料館」の敷地内に移築・復元され、今は記念館となっているものだ ▼2階にある6畳の書斎の入り口には、自身の執筆風景を描写した…

小説「新・人間革命」 陽光16 1月20日

戸田城聖の大きな偉業の一つは、難解な仏法の法理を、わかりやすく現代的に解釈し、展開したことにある。 イギリスの哲学者ホワイトヘッドは、こう訴えている。 「宗教の諸原理は永遠的なものではあろうが、これらの原理の表わし方は絶えず発展しなければな…

きょうの聖教新聞 2007・1・20

★名字の言 ▼「百聞は一見に如かず」と言われるように、どんなに人から聞いても、自分の目で見る方がよく分かるものだ ▼伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏はニューヨーク駐在時代にメディアの気象情報をうのみにして、穀物相場で巨額の含み損を抱えた。幸運にも同…

小説「新・人間革命」 陽光15 1月19日

アメリカ本部で営まれた戸田城聖の十七回忌法要には、メンバーの先祖代々の追善と、広宣流布の途上に逝いた全物故者への回向の意義が込められていた。 山本伸一を導師に、厳粛に勤行が始まった。アメリカの青年たちの若々しい声が、伸一の読経に唱和した。 …

小説「新・人間革命」 陽光14 1月18日

空は晴れ渡り、海は陽光に映え、青く輝いていた。吹き抜ける微風が、さわやかであった。 空を見上げながら、山本伸一は峯子に言った。 「戸田先生も、きっとお喜びだよ」 一九七四年(昭和四十九年)四月二日――。 伸一は午後二時前、サンタモニカのアメリカ…

きょうの聖教新聞 2007・1・19

★名字の言 ▼未知の領域を開拓するのは人間の大きな夢。開拓の労苦があるほど、達成の喜びも大きい。探査機を送り、銀河系より遠い宇宙を観測する一方で、地球の内部へも関心は向けられる。が、人類が到達した地下の深さは、地球の半径のわずか300分の1。…

きょうの聖教新聞 2007・1・18

★名字の言 ▼本社の階段の踊り場に、一幅の書が掛けてある。「微笑は大なる勢力なり、春の風の如し、心の堅氷を解くの力あり」。思想家・内村鑑三の至言である ▼この言葉は100年前の1907年1月に発表された。この年の世相は、どうだったか。足尾銅山で…

小説「新・人間革命」 陽光13 1月17日

山本伸一にとって海外初の大学講演となる、UCLAでの講演は、大成功に終わった。 伸一は、帰りの車の中で、師の戸田城聖をしのび、深い感謝の題目を捧げた。 伸一に、自らの生命を注ぎ込むようにして、仏法を、さらに万般の学問を教えてくれたのは、戸田…

きょうの聖教新聞 2007・1・17

★名字の言 ▼「弟子と指す将棋は3回まで」と棋士の二上達也九段。1回目は入門の時、2回目は初段になったころ。最後は別れの時ー弟子に将棋とは違う道を歩ませる“餞別”という ▼その時は辛い。ある弟子に「一局指してやろう」と。盤を見ながら「なんで指して…

小説「新・人間革命」 陽光12 1月16日

最後に山本伸一は、こう話を結んだ。 「欲望に翻弄され、自滅の危機に陥った人間は、極論すれば、知性をもった動物の域を出なかったと言えましょう。 私の信奉する日蓮大聖人の経典のなかに、『才能ある畜生』という表現があります。 人間は、知性的に人間で…

きょうの聖教新聞 2007・1・16

★名字の言 ▼福岡県の高齢の婦人部員。在日コリアンで、独り暮らし。朝、聖教新聞を開く。「聖教新聞が届けられると、わくわくしながら、この小説(『人間革命』『新・人間革命』)を読むことから毎日が始まります」と婦人 ▼在日コリアンの高齢の女性たちは、…

新・人間革命 陽光 十一

山本伸一が論じようとしていることは、仏法の生命哲学の究極であるだけに、難解といえば難解であった。 しかし、出席した教授や学生たちは、生命論の奥義を説く伸一の話に目を輝かせ、一心に耳を傾けていた。 さらに彼は、「大我」に生きるということは、「…

きょうの聖教新聞 2007・1・15

★名字の言 ▼「専門家の言うことを鵜呑みにはしない。時には素人の発想が正しいこともある」。日清食品の会長で、先日96歳で死去した即席めんの発明者・安藤百福氏だ(『魔法のラーメン発明物語』) ▼1958年、氏が「チキンラーメン」を商品化した時、食…

新・人間革命 陽光 十

山本伸一は、仏法という生命哲理の上から、現代文明のひずみの根源を明らかにしようとしたのである。ここで彼は、仏法では人生を、生老病死など苦しみの集積であると説いていることを語り、「ではなぜ、人は人生に苦しみを感ずるのか」を論じていった。 ―そ…

1971年 「滝」の詩 青森県の奥入瀬渓流に寄せて詠んだ詩の一部

滝の如く 激しく 滝の如く 撓まず 滝の如く 恐れず 滝の如く 朗らかに 滝の如く 堂々と 男は 王者の風格を持て 1971年 「滝」の詩 青森県の奥入瀬渓流に寄せて詠んだ詩の一部 池田名誉会長の世界の大学への道 6 グラスゴー大学(聖教新聞2007・1・…

きょうの聖教新聞 2007・1・14

★名字の言 ▼会合に参加した一人の女子中等部員。場内の熱気にのぼせて鼻血を出してしまった。周囲にポケットティシュを求めたら、四方八方から10個も集まってきた。「私は一人じゃない」。会合後、帰宅した中等部員は、その模様を笑顔を輝かせて家族に語っ…

きょうの聖教新聞 2007・1・13

★名字の言 ▼創価大学を訪れた親子。本部棟を目指して歩いていると、1台の車がスッと止まった。立ち止まり、車の中を覗くと会釈をする池田名誉会長がいた。驚きと感動のあまり声も出なかった。変える道、親子で師弟共戦の決意を固め合うことができた ▼子息は…

Moving beyond the use of military force Thursday, Jan. 11, 2007

Thursday, Jan. 11, 2007 THE PROMISE OF DIALOGUE Moving beyond the use of military force By DAISAKU IKEDA Special to The Japan Times "We continue to emphasize our differences instead of what we have in common. We continue to talk about 'us'…

きょうの聖教新聞 2007・1・12

★名字の言 ▼日本三名城の一つである熊本城が今年、築城400年を迎える。西南戦争の際、この城を攻め落とせなかった西郷隆盛は「官軍に負けたのではない。(熊本城を築城した)清正公に負けた」と語ったという ▼豊臣秀吉に仕えた加藤清正は、主君の恩を生涯…

きょうの聖教新聞 2007・1・11

★名字の言 ▼初めて本紙を購読した故郷の友人が驚いていた。「聖教新聞には『幸福』とか『希望』とかいう言葉が非常に多いね」 ▼他紙と比較してみたらしい。振り返ってみれば、自分の周りに「幸福」「希望」などの言葉がいかに乏しいか、唖然としたーと。見出…

きょうの聖教新聞 2007・1・10

★名字の言 ▼平和を表わす手話は、両手の手のひらを下に向け、左右に穏やかに広げながら下ろす。原爆は爆発や火災やキノコ雲など、被爆者によって表現が異なるという ▼広島平和文化センターが、手話による3人の被爆者証言ビデオの制作を進めている。その一人…

きょうの聖教新聞 2007・1・9

★名字の言 ▼青葉茂れる桜井の・・・・。ピアノに向かい友を励ます池田名誉会長が、よく弾く曲に“大楠公”がある。大楠公とは、南北朝時代の名将・楠木正成のこと ▼忠臣の象徴のように伝えられてる正成だが、実は義賊のような行動で貧農や底辺の人々を助ける一…

きょうの聖教新聞 2007・1・8

★名字の言 ▼地球から88億光年先(1光年は約9兆4600億キロメートル)。つまり83億年前の銀河が、爆発的に星を生み出している若い銀河であることが分かった。私たちの住む「天の川銀河」の10000倍以上の勢いで星が誕生しているという。巨大銀河…

きょうの聖教新聞 2007・1・7

★名字の言 ▼この世から「悲惨」の二字をなくしたいー戸田第2代会長が平和への真情を述べたのは、1957年の本紙元日号。9月8日には「原水爆禁止宣言」の獅子吼が轟く ▼それは、社会に対する「宣言」であり、青年、次世代への「遺訓」であった。以来50…