2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 下-2

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 下-2 一、仏の説法を「師子吼」という。 仏典には、「最勝の咆哮(叫び)」「恐れなき咆哮」「無比の咆哮」が師子吼であると記されている。 大聖人は、女性の門下である千日尼に、こう仰せになられた。 …

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 下-1

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 下-1 声で勝て心を開け 歴史に残る「一歩」を踏み出せ─ケネディ米大統領 一、時代は動いている。今、世界各国から、創価の人間主義を支持する顕彰が相次いでいる。毎日のように、うれしい連絡が飛び込ん…

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 中-2

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 中-2 感謝と賞讃を 一、リーダーの心構えについて、少々申し上げておきたい。 広宣流布の前進において、無責任で自分勝手な、人まかせの心があってはならない。 リーダー自身が苦しんでやり遂げたものだ…

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 中-1

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 中-1 誠実に! 女子部よ広布の華と咲け 歩け!語れ!民衆のために リーダーは自ら苦労せよ 日中友好の先人「青年とは常に行動者」 一、もうすぐ希望の春が来る。わが人生の喜びの春へ、輝く勝利の創価の…

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 上-2

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 上-2 フランスの歴史家ミシュレは、『フランス革命史』の中で、「女性は巨大な、真に不敗の力だ」(桑原武夫・多田道太郎・樋口謹一駅『フランス革命史』中公文庫)と洞察した。 歴史家の眼は鋭い。本当…

婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ  2009-2-18

◇ 婦人部・女子部最高協議会での名誉会長のスピーチ 上-1 母は勝利の太陽! 第一線で活躍する女性を尊敬 フランスの歴史家「女性は巨大な不敗の力だ」 いまこそ広布の地盤を広げよ 一、お忙しいなか、また寒いなか、ご苦労さま! きょうは、全国の婦人部の…

小説「新・人間革命」  3月26日 潮流51

舞台では、各国の民族衣装に身を包んだメンバーが登場し、“世界の旅”が始まった。 日本舞踊、コサックの踊り、スペインのフラメンコ……と、民族舞踊が次々と披露された。 それに合わせて、背景のパネルも、アメリカの自由の女神、インドのタージ・マハル、ア…

小説「新・人間革命」  3月25日 潮流50

全米総会は、「遥か二百年の未来に」の合唱で幕を閉じた。ビーチを埋めた人たちの組むスクラムが、右に左に大波となって揺れた。生きる喜びを全身で表現し、平和への誓いを込めての熱唱であった。 午後一時前、総会は終わった。 引き続いて総会を祝賀する「…

きょうの聖教新聞  2009・3・28

★名字の言 ▼「池田先生から、お預かりしてきました」。そう言って、彼に手渡されたのは、一枚の花びらだった。 ▼昭和44年の春、東北での会合に池田会長(当時)が出席。会場は咲き誇る桜に彩られていた。「陰で頑張る友に贈りたい」と会長は音楽隊に桜を。…

きょうの聖教新聞  2009・3・27

★名字の言 ▼夫を介護する婦人部の方の話を聞き、心打たれた。5年前に厚労省の特定疾患「シャイ・ドレーガー症候群」を発症した ▼少しずつ全身の筋肉が衰弱。現在、脳は正常に働くものの、体や声の自由が利かない。食事は直接チューブで胃に入れる。まばたき…

きょうの聖教新聞  2009・3・26

★名字の言 ▼本格的な春の訪れは、新たな旅立ちの季節。就職、進学など、思い通りの進路を勝ち取った人もいるが、希望とは異なる道に進む人も多い ▼東西の創価学園には、毎年、多くの志願者が挑戦する。栄冠をつかんだ人もいれば、不合格の友もいる。涙をのん…

きょうの聖教新聞  2009・3・25

★名字の言 ▼変化が続く現代社会。既存の秩序が乱れると、現状を劇的に変えてくれる“何か”を待ち望む声が高まってくるもの。が、自然発生的なリーダーに頼り切る風潮は、ある種の危うさを伴う ▼“誰かが危機を打開してくれる”。そうした他人任せの風潮が蔓延す…

きょうの聖教新聞  2009・3・24

★名字の言 ▼東京のある壮年部員(ブロック長)。叔父が営む酒店で30年間働いてきた。今年1月、不況で店を辞めることに ▼50歳を過ぎて、新たに何ができるか。悩みながら御本尊に向かった。出した結論。自分辞めるが店は続く。今はまず得意先を回り、これ…

きょうの聖教新聞  2009・3・23

★名字の言 ▼ドイツの作家エンデの代表作『モモ』は、時間に追われて人間らしさを失う現代人に警鐘を鳴らすファンタジー。だが、エンデは「教訓話にして受け止めないでほしい」と ▼小説家の小川洋子さんは「教訓にしてしまうと、一行くらいで物語を要約するこ…

小説「新・人間革命」  3月24日 潮流49

山本伸一は、固唾をのむようにして彼の次の言葉を待つ、浜辺の聴衆に呼びかけた。 「今や時代の潮流は、友好と調和へ赴かざるを得なくなってきたというのが、私の実感であります。あのアポロとソユーズのドッキング成功は、友愛と協力の未来への門出を象徴し…

【第2回】 人間主義の王者 ゲーテ  2009-3-15

“ゲーテは『勇気』を教えてくれる,と感謝したのは、アメリカ・ルネサンスの哲人エマソンであった。 時を超え、国を超えて、永遠の青年ゲーテとの心の対話は「勇気」を広げる。 1981年の5月1B曰、私はそんな思いを胸に、欧州の若き友らと、ドイツのフランクフル…

小説「新・人間革命」  3月23日 潮流48

「アロハ」は、ハワイでは、歓迎にも、別れにも使われる言葉である。深い好意を示す感情の表現であり、それが転じて、友愛を重んじる調和の精神を、「アロハの精神」と言うようになったようだ。 山本伸一は、この「アロハの精神」は、いかなる国の人であれ、…

小説「新・人間革命」  3月21日 潮流47

ここで、山本伸一は、世界平和実現への、自らの信念を述べていった。 「私が世界への平和旅の第一歩を印したのは、今から十五年前、このハワイの地でありました。 私は、仏法者であります。平和主義者であります。私は、一切の暴力を否定する生命尊厳の信仰…

きょうの聖教新聞  2009・3・22

★名字の言 ▼子どもをどう育てるか。江戸時代も、それは大きな関心事だった。「養生訓」で有名な博物学者・貝原益軒は“落ち着いた心で、厳格に、何度も繰り返して教えること”と子育ての持論を説いた ▼地域ぐるみでの育成を試みたのは、農民指導者の大原幽学。…

きょうの聖教新聞  2009・3・21

★名字の言 ▼「応援の家族の側をかけぬける」。この句は、国民文化祭の開催地だった鳥取県鹿野町(現・鳥取市)が創設した「ジュニア川柳大賞」の第1回大賞句。作者は福島県女子中等部員(当時) ▼長距離選手の彼女が、大会に出場する。当日までの練習会場への…

小説「新・人間革命」  3月20日 潮流46

山本伸一は、この全米総会で、「アロハの精神」について語ろうと決め、仏法哲理との共通項について思索を重ねてきた。 それだけに、学会の仏法運動に「アロハの精神」の昇華された姿を見るという、アリヨシ州知事の言葉に、彼は、強く共感したのである。 諸…

きょうの聖教新聞 2009・3・20

★名字の言 ▼ある牛丼店では、競争力を強化するため、つねにムダを省く努力をしている。たとえば、店舗のレイアウト。U字形のテーブルの内側を人間一人しか通れない幅にした。配膳は一人が往復してやらねばならない。これによって、店員の動きのムダが減り、…

きょうの聖教新聞  2009・3・19

★名字の言 ▼全国に先駆け、福岡市で桜の開花宣言が例年より13日も早く発表された。確かな“春の訪れ”が、すぐそこまで来ている ▼先日、本紙の新聞広告が一般の全国紙をはじめ地方紙に掲載された。「どんな時代」にも、春は来る」との言葉と共に、見事な桜の…

きょうの聖教新聞  2009・3・18

★名字の言 ▼水面に石を投げる。小さな石であれば、小さな波紋。大きな石なら波が立ち、遠くまで伝わっていく ▼先日、常勝関西にSGIメンバーが訪れ、各地で感動の交歓会が行われた。その歓喜は1週間を経た今も、消えることなく、関西に全国に広がる。帰国し…

きょうの聖教新聞  2009・3・17

★名字の言 ▼「聖教新聞のページをめくって記事を読んだ瞬間、涙が止まらなかった」。東京・創価学園で共に学んだ友から連絡があった。その記事は、今月14日付3面ー学園創立者の池田名誉会長が、愛唱歌「負けじ魂ここにあり」に5番の歌詞を新たに作詞、と…

きょうの聖教新聞  2009・3・16

★名字の言 ▼勝海舟が幕府の軍艦奉行として、開国を唱える佐久間象山を訪れた折のこと。かつての教え子の姿を見た象山は機嫌が悪い。海舟が従者と同じ質素な身なりで来たからだ ▼「それではお役目が果たせまい」。とがめる象山に海舟は語った。「先生は従者を…

小説「新・人間革命」  3月19日 潮流45

ジェイ・ハーウェルは、火災などにつながりかねないものはないか、あらためて入念にチェックするように伝えた。 浮島に到着した山本伸一は、辺りに、焼け焦げた臭いが漂っているのを感じた。 「安全は確認できているね。大丈夫だね」 伸一は、ステージの脇で…

小説「新・人間革命」  3月18日 潮流44

浮島では、舞台設営の責任者であるチャーリー・マーフィーの指揮のもと、懸命に消火作業が行われ、火のついた資材を海に落としていった。 指揮室に無線が入った。 「山本先生の車が到着しました。浮島に、船で移動していただきます」 “まだ、火は消えていな…

小説「新・人間革命」  3月17日 潮流43

七月二十六日正午前、「ブルー・ハワイ・コンベンション」のメーン行事となる、第十二回全米総会の開会を迎えようとしていた。 波打ち際から数十メートルの海上に、浮島ステージが設けられ、ワイキキの砂浜が観客席となった。 この総会には、アメリカのメン…

小説「新・人間革命」  3月16日 潮流42

ワイキキの海は、青く澄み渡り、砕ける白い波が、陽光に光っていた。 七月二十六日は、コンベンションのメーン行事となる全米総会が開催される日である。午前中、山本伸一は、ハワイ州のジョージ・アリヨシ州知事とドミニカ共和国のカルロス・ラファエル・ゴ…