2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「ゴールデン・ハワイアン・ナイトショー」では、ハワイ・コンベンションのテーマソングである「遥か二百年の未来に」(注)が発表された。 ハワイ・コンベンションは、アメリカ二百年前年祭記念行事であり、メンバーは建国の理想を、さらに二百年後の未来に…
★名字の言 ▼「虹は7色」と言ったら、「5色でしょ?」とオランダ人から言われた。動物行動学者の日高敏隆さんが著書で紹介しているエピソードだ(『動物の言い分 人間の言い分』角川書店) ▼日本人は①赤②だいだい③黄④緑⑤青⑥藍⑦すみれ、の7色と見る。「藍や…
★名字の言 ▼紀元前3世紀、エジプトの話。書物を載せた船が入港すると、たちまち没収。持ち主には、書き写した写本を返却する。収集には、手段を選ばなかった ▼古代最大のアレクサンドリア図書館には、そんな逸話が残る。蔵書は70万巻。プトレマイオス1世…
★名字の言 ▼沖縄のさわやかな心を感じさせる歌が高校の教科書に採用され、話題を呼んでいる。沖縄の心を通して平和の尊さを訴える「今日から明日へ」。軽快なリズムと前向きに生きる大切さが、身近な言葉で綴られ、口づさみやすい ▼作曲者の芸術部員は「歌詞…
野外公会堂での「ゴールデン・ハワイアン・ナイトショー」で、山本伸一は、ハリー・ハンクスの奏でる調べに、じっと耳を傾けていた。その音律は、生きる喜びにあふれ、生命の躍動がみなぎっていた。 伸一と妻の峯子は、演奏が終わると、立ち上がって拍手を送…
★名字の言 ▼全世界で、約6000もあるといわれる言語。そのうち2500が消滅の危機にあるという(国連教育科学文化機関の調査結果)。言語の多様性は人類が想像してきた文化。たとえ国境がなくなる時代が来ても、守るべき財産の一つだろう ▼一方、今すぐ…
★名字の言 ▼青森県を訪れた際、馬淵川を渡った。「まぶち」ではなく、「まべち」が正式名称とのこと。諸説はあろうが、住む人の川に対する親しみが伝わってくるようで、響きが心地よい ▼「日本で一番美しい言葉は東北弁だと思う。あのやわらかな響きが標準語…
★名字の言 ▼昭和31年の「大阪の戦い」のさなか、大雨で旧関西本部の玄関が水浸しになった。若き池田名誉会長は共に復旧に当たりながら、管理者に確信を込めて語った。「必ず、世界中の人が、この関西を訪れるようになります」 ▼この言葉を実感した。世界5…
★名字の言 ▼「当代随一」と仰がれる宮大工の棟梁が、弟子を取る際、基準を定めている。それは、不器用なこと。なぜか。器用な人は、ある段階までは早く上達する。だから、仕事を甘くみて、楽をすることを覚えてしまう。結局、成長の“伸びしろ”が小さいという…
仏法の教えをもとに、ハリー・ハンクスは思索を続けた。 “では、「人間」とは何か。それは、一人ひとりが尊厳無比な「仏」の生命を具えた存在であるということだ。さらに、地球上の誰もが、本来、「地涌の菩薩」であり、人びとを幸福にする使命をもっている…
ハリー・ハンクスが信心を始めた翌年(一九七三年)の秋、約三千人のメンバーが来日して、第十回全米総会が開催された。 彼は、その時、設営役員として参加した。作業着姿で、腰に工具を下げ、釘を打ち付け、懸命に総会の舞台づくりに励んだ。 ハンクスの姿…
“みんな、明るく、楽しそうだ。そして、人生を深く生きている感じがする!” それがメンバーと語り合った、ハリー・ハンクスの印象であった。また、初めて御本尊に向かい、皆と一緒に唱題してみると、熱いエネルギーがこみ上げてくるのを感じた。 彼は、翌週…
ハリー・ハンクスの質問に、ブルース・ウィルマーは、笑顔で答えた。 「そうなんだ。ぼくの心は、大きく変わった。実は、このことを、君にどうやって話そうか、考えていた。そして、君が信心できるように、祈ってきたんだよ」 「えっ、祈ってきたって?」 ウ…
「ゴールデン・ハワイアン・ナイトショー」で、ひときわ大きな喝采を浴びたのは、ジャズピアニストのハリー・ハンクスであった。 彼は、アメリカのジャズ界始まって以来といわれる、記録的な大ヒット曲を生んだ名ピアニストである。 ハンクスが信心を始めた…
2008年3月7日付 聖教新聞 池田名誉会長講義 御書と師弟 第8回 如我等無異と報恩-2 師匠と苦楽を共に 「御義口伝」には、「共とは如我等無異なり」(御書734ページ)と説かれています。"師と共に"戦う中に、「如我等無異」の境涯が実現します。 …
2008年3月7日付 聖教新聞 池田名誉会長講義 御書と師弟 第8回 如我等無異と報恩-1 「師弟不二」の最高峰へ登れ 御聖訓 我等具縛(ぐばく)の凡夫 忽(たちまち)に教主釈尊と功徳ひとし 彼の功徳を全体うけとる故なり 経に云く「如我等無異」等云云…
★名字の言 ▼本年は歴史学者トインビー博士の生誕120年。博士は日本を3度訪れ、最後の旅は78歳だった。老碩学に関係した人の証言を結ぶと来訪目的が浮かび上がる ▼故・貝塚茂樹京都大学名誉教授は博士に出会った記憶を書いた。「博士の意見のなかで、特…
★名字の言 ▼米アカデミー賞の外国映画賞に輝いた邦画「おくりびと」。各国から上映の申し込みが相次いでいるという。人間の「死」と向き合った作品が世界で高い評価を得たことに、時代の変化を感じる ▼「死を忘れた文明」といわれる近代においても、死はもっ…
★名字の言 ▼築45年の老朽水族館が、全国のライバルを抑え、本年度の国内の動物園・水族館に贈られる最高賞「古賀賞」に輝いた。山形県鶴岡市にある加茂水族館である ▼十数年前まで赤字が続き、倒産の瀬戸際に追いこまれていた。逆転の突破口は、一人の青年…
そよ風にヤシの葉が揺れ、天空には月天子が皓々と輝いていた。 半円形の貝殻型をした野外公会堂ワイキキシェルのステージが、ライトに照らし出され、躍動の調べが響き渡った。 コンベンションの開幕となる「ゴールデン・ハワイアン・ナイトショー」が始まっ…
★名字の言 ▼「断じて成し遂げる」との一念。それは行動を伴うものだ。時にもたげる惰性を排し、自分を叱咤しながら精進を続ける。その弛まぬ努力の先に、偉大なゴールもある ▼脳神経外科医の上山博康氏は、直径3ミリの血管を事もなげに縫い合わせる技量を持…
「ポリネシア村」の家々は、縄で柱を結わえ、竹で壁をつくり、ヤシの葉などで屋根を葺いた、素朴だが、快適な家である。 家のなかには、それぞれの島の習俗や産業を伝える写真などが展示されていた。 山本伸一は、家々を見学しながら、ポリネシア出身という…
七月二十五日、三日間にわたる「ブルー・ハワイ・コンベンション」の開幕の日を迎えた。コンベンションは、全米総会の前夜祭として午後八時から行われる、野外公会堂ワイキキシェルでの「ゴールデン・ハワイアン・ナイトショー」をもってスタートする。 この…
山本伸一の声に、力がみなぎっていった。 「苦悩や困難こそが、実は、人生の勝利への飛躍台なんです。苦難に打ち勝とうと思えば、懸命に題目も唱えるし、何事にも必死になって取り組んでいく。そうすれば、力も出るし、自分を磨き、鍛えることができる。これ…
2月27日付 聖教新聞に掲載されたものです。 1993年(平成5年)10月1日、バンクーバーで。ブリティッシュ・コロンビア大学で は“自然との対話”写真展を開催。好天が続き、満月も、夕日も、太平洋も美しかった カナダに勝利あれ 初訪問のバンクーバー。リス…
七月二十四日、山本伸一は、峯子と共に、全米総会を記念して造られた庭園の開園式に出席したあと、ハワイに到着したブラジル、ペルーの代表を宿舎に招いて、懇談のひと時をもった。 伸一は前年の三月、ブラジルを訪問する予定で日本を発ったが、入国のビザ(…
広島のメンバーは、滞在中、親善友好のために、ホノルル市庁をはじめ、ハワイ州政庁、ホノルル市・郡議会、日本人商工会議所、新聞社のハワイ報知社などを訪問した。 広島市はホノルル市と姉妹交流を推進しており、一行の訪問によって、友好の絆は一段と深ま…
< font size=3>★名字の言 ▼ある会合で、中心者が「壮年部の皆さん、こんにちは!」と呼び掛けるも、参加者は沈黙。あれっ、元気がないのかな・・・。続いて「婦人部の皆さん!」と声を掛けても、返事はなし。えっ、そんなはずは・・・ ▼場内を見渡すと、それ…
2009年3月1日付 聖教新聞 随筆人間世紀の光 183 農漁村の春の喜び-2 ──稲作と畜産の農家に嫁いだ彼女は、生活時間帯も、日常の言葉も、何もかもが一変した。 物思えば、以前の生活が懐かしかった。悶々と唱題していた時に、"現実から逃げて幸福は…
2009年3月1日付 聖教新聞 随筆人間世紀の光 183 農漁村の春の喜び-1 農漁村の春の喜び 人も自然も輝け! 立正安国の大地 いまいるところで勝利と希望の旗を掲げ抜け 生命尊厳の「誉れの英雄」万歳! 「粒々辛苦」──尊き汗の結晶に感謝 冬去りて …