2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

名字の言 2006・6・30

▼きょう30日は学生部の結成記念日。来月には男子部、女子部が結成55周年を迎える。各地で、青年 の成長と活躍が目覚しい ▼幕末・開国の動乱期、「アジアの外れの遅れた国」と評された日本。が、来日したアメリカの提督ペリ ーは、「この国は必ず伸びる」…

池田香峯子SGI名誉女性部長 欧州機関紙に寄稿

SGI名誉女性部長である池田香峯子SGI会長夫人が、ヨーロッパ広布45周年を祝賀し、各国の機関紙誌に寄稿した。これは、欧州の婦人・女子部の強い要望に応え、つづられたもの。各国では掲載の直後から、寄稿を読んだメンバーをはじめ、友人にも大きな…

名字の言 2006・6・29

▼ 福島研修道場を山懐に抱く磐梯山が、緑に包まれる季節を迎えた。とくに、五彩の沼と呼ばれる通 り、さまざまな色合いで水面を彩る五色沼が美しい裏磐梯は、見る人を絶句させるほどの美景である ▼しかし、この景観は自然が作ったものではない。1888年の…

映画 バルトの楽園

解説 『交響曲第九番 歓喜の歌』 それは「苦悩を突き抜けて歓喜へ!」と叫んだ、楽聖ベートーベンの心の雷鳴であり、 万人を兄弟として結び合う、気高き永久の賛歌であり、たくましき民衆の凱歌である。 2006年6月、総製作費15億円の超大作映画『バルトの楽…

社説 現代人と“希薄な人間関係” 2006・6・28

先日発表された「人間関係」に関する世論調査(読売新聞12日付)によると、「人付き合いや人間関係が希薄になりつつある」と思う人が、7%増えて、80%になったという。(2000年の同調査との比較) 特に20歳代では、14%増えて73%に。それ以…

2006年 7月座談会拝読御書

師弟に生きる時人生は大きく開く 御義(おんぎ)口伝(くでん) 御義口伝に伝(いわ)く師子吼(ししく)とは仏の説(せつ)なり説法(せっぽう)とは法華別(べつ)しては南無妙法蓮華経なり、師とは師匠(ししょう)授(さず)くる所の妙法子(し)とは弟子受(う)くる所の妙法…

名字の言 2006・6・27

▼「広宣流布の心臓部」-これが関西の心意気である。常勝の歴史を築いた原点の一つである昭和31年 の「大阪の戦い」。そこには、青年部の池田室長(当時)と綴った幾多の共戦譜がある ▼当時、女子部班長として奮闘した婦人部。両親を亡くし、自身も病で苦…

宮沢賢治と法華経

法華経に描かれる不軽菩薩は、仏法の利他の精神の象徴である。そして、同時に利他の実践が勇気と忍耐を必要とすることを教えてくれている。人々からばかにされ、軽蔑され、石を投げられ、棒で打たれながらも、そうした人々の仏性を信じて礼拝を続けた不軽菩…

三大秘法

用語説明 本門の本尊・本門の題目・本門の戒壇のこと。また事の三大事ともいう。この法門は法華経では如来寿量品第十六の文底に秘沈されており、如来神力品第二十一で滅後のために付嘱されている。三大秘法は大聖人によって初めて明確にうち立てられ、大聖人…

妙法尼御前御返事 現代語訳 女子部教学室編

妙法尼御前御返事 弘安元年(1278年)57歳御作 あなたからのお手紙に、「亡くなられた夫は南妙法蓮華経と昼夜にお唱えし、いよいよ臨終が近くなって、二声、大きな声で唱えました。また、亡くなった時は、生きていた時よりもさらに色も白くなり、苦しん…

社説 2006・6・26 「一生成仏抄講義」

師とともに永遠の幸福の道を 今年1月から「大白蓮華」に毎月、連載されてきた池田名誉会長の「一生成仏抄講義」が、この7月号で最終回を迎えた。 同講義を教材として、さまざまな単位での学習会も活発に行われてきている。講義では、「人間主義の宗教」であ…

信心と生活 顕益・冥益

大白博士の個人教授 実践のための教学入門 蓮華君 博士、このあいだ、友人から、こう言われたのです。「私の周りにいる学会員は、信心をしてい るのに、なかなか生活が良くなっているようには見えない。それに対して、信心していない人で も、幸福そうな人が…

7月の拝読御書(2006・7)

御義(おんぎ)口伝(くでん) 御義口伝に伝(いわ)く師子吼(ししく)とは仏の説(せつ)なり説法(せっぽう)とは法華別(べつ)しては南無妙法蓮華経なり、師とは師匠(ししょう)授(さず)くる所の妙法子(し)とは弟子受(う)くる所の妙法・吼(く)とは師弟共に唱うる所の音…

名字の言 2006・6・25

▼人気アニメ・ドラえもんの声を26年間、担当した大山のぶ代さん。彼女の独特の声は、茶の間の子ど もたちの心をつかんだ ▼が、中学時代、その声に悩んだことがある。授業での発言に笑い声が起こる。「お前の声はぶっ壊れてる ぞ」とも。次第に無口になり、…

人生は真剣勝負なり 大白蓮華7月号 巻頭言

「今こそ真剣、ほんとうに真剣であらねばならないときだ」 これは、新しき社会の建設へ、重責を担い立った若きゲーテの決心であった。 一流の人物は真剣である。自らの信念の道を、一心不乱に突き進む気迫に漲っている。 いい加減な人間には、責任がない。 …

名字の言 2006・6・24

▼沖縄、奄美地方などは梅雨明けしたが、各地でジメジメした天候が続いている。会合の前夜、会館で白 蓮グループの責任者が雨に備えて、下駄箱の一段一段に古新聞を敷いていた。当日は雨の中、合羽を着 た創価班が黙々と任務する姿が ▼学会には守る会、創価宝…

沖縄慰霊の日 2006・6・23

“平和の心”を時代精神に 太平洋戦争の末期、“鉄の暴風”が吹き荒れ、残酷な戦場と化した沖縄。軍はもとより、市民をも含めて20万余の尊い命が奪われた。 沖縄県では、戦没者の霊を慰めるとともに恒久平和への願いをこめて、23日を「沖縄慰霊の日」として…

名字の言2006・6・22

▼20万余りの犠牲者を出した沖縄戦。島は廃虚と化した。石川の難民収容所は、戦火に追われた約3万 人の人々であふれた。心身共に疲弊し、失意のなか、その日その日を生きることに精いっぱいであった ▼悲しみのどん底にあえぐ人々。そこに、生きる希望と勇…

名字の言 2006.6.20

▼色鮮やかな紫陽花が梅雨空に映える季節。本紙の配達員さんのご苦労は絶えない ▼雨の日のビニール袋の活用はもちろん、屋外ポストの雨水を拭うタオルを持参される方。メモ用紙とペンを持ち歩き、激励の言葉を書き添え、新聞と一緒に投函することも ▼地域によ…

社説 友好の証・「中国京劇院」公演

今月6日から始まった、民音の「中国京劇院」公演。連日、各地で、感動の渦を巻き起こし、多くの反響が寄せられている。 「中国の伝統芸術の奥深さを感じました。声の響きが素晴らしかった。」(60代男性)、「失われつつある“報恩”という、人間として最高…

宿業転換 仏法と世法 信行学

宿業転換 御書には病気や貧乏等をどう解決すべきかを示した指針はありません。ただ御書は人々に人生におけるさまざまな苦悩の根本原因は自分自信の宿業にあることを気づかせ、自分自信で宿業を転換して行ける信心を奮い起こすことを教えてくれるのみです。 …

五濁悪世 十四誹謗 十如是

五濁悪世 貪・瞋・癡などの生命内奥の濁り(煩悩濁) ・今は、「五濁悪世」と聞きました。どういうことですか。 仏法では現実社会の病理をさまざまな視点から説いています。ご質問の「五濁悪世」も、人間と人間の住む国土・社会を、鋭い洞察から見事に説き明…

勤行について

「勤行」は、日々の生活のリズムの根幹であり、幸福の源泉です。 それでは、「勤行」とはどういうことをするのか――それは毎晩、御本尊に向かい、法華経の方便品と寿量品を読み、「南無妙法蓮華経」と題目を唱えることです。 日寛上人は勤行の功徳について「…

日蓮大聖人の御生涯 (2)

(五) 佐渡流罪 幕府では竜の口での処刑に失敗してから大聖人への処置が定まらず、約1カ月間、 大聖人を相模国の依智(現在の神奈川県厚木市北部)にある本間六郎左衛門(佐渡国の守護代)の館に留め置きました。 結局、佐渡流罪の処分が最終的に決まり、…

日蓮大聖人の御生涯 (1)

(一) 生誕・出家・遊学 日蓮大聖人は、貞応元年(1222年)2月16日、安房国長狭郡東条郷の片海(現在の千葉県安房郡天津小湊町)の漁村で誕生されました。漁業で生計を立てる庶民階層の出身でした。 幼名を善日麿といい、12歳で安房国の清澄寺に入って、い…

三色旗について

三色旗」は1988年(昭和63年)4月に開催された第一回全国婦人部幹部会の席上、池田先生から「時代感覚にマッチした、明るい、鮮やかな色とデザインの旗を、まず婦人部から作ってはどうか」との提案を受けて作られました。 各、色の意味は次の通りです。 青 …

価値論 牧口常三郎初代会長

* 利・美・善の意味 「価値」という語が最も早く用いられていたのは経済的な意味においてであろう。価値があるということは、すなわち欲望充足の対象とするにたるということである。しからばその価値の内容となるものは何か。美醜・利害・善悪の三要素であ…

名誉会長 「牧口先生とカントを語る」 (4) 2001年11月18日

価値を探求して日蓮仏法に到達 一、牧口先生が、「価値論」を含(ふく)む『創価教育学体系』を著(あらわ)されたのは、日本を覆(おお)う教育の諸問題を打破し、子どもたちを「幸福」に導く教育を実現したい、との思いからであった。 社会の行き詰(づ)…

名誉会長 「牧口先生とカントを語る」 (3) 2001年11月18日

牧口先生とカントを語る㊦ 一、人間の心は、「善(ぜん)」と「悪」の戦場である。 人間の社会も、「善」と「悪」が激しいせめぎ合いを演じている。民衆を踏(ふ)みにじる権力者もいれば、虚偽(きょぎ)で欺(あざむ)く聖職者もいる。どうすれば、この世…

名誉会長 「牧口先生とカントを語る」 (2) 2001年11月18日

戦争の廃止へ国際連盟を主張 一、「美しいものに出あう時、人は感動にふるえ、心に何かが目覚める。カントは、「美」に、「人間を善(ぜん)へと促す力」を見いだした。彼は言う。「美しいものは、道徳的に善なるものの象徴である」と。 カントの「美」につ…