2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

今こそ「黄金の自分史」を綴ろう 2017年9月24日

「いざ」という時が大事だ。 その時にはじめて人間の真価が分かる。 意気地なしであってはならない。 圧迫が強ければ強いほど、朗らかに、堂々と正義を語り抜く―― これが学会精神である。 日々、前進だ! 日々、決戦だ! 日々、勝利だ! 広宣流布に生き抜く…

随筆 永遠なれ創価の大城〉24 「行学の闘士」の誉れ 2017年9月23日

「天晴れぬれば地明かなり」 自信満々と学べ 語れ! 太陽の哲理を 御本仏・日蓮大聖人は高らかに宣言なされた。 「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(御書二五四ページ)と。 我らには「太陽の哲理」がある。「仏法」即「社会」という…

小説「新・人間革命」 暁鐘 二十 2017年9月23日

ブルガリア建国千三百年を祝賀する「文化の日」のパレードが、二十四日午前、「九月九日広場」で盛大に行われた。 山本伸一も招待され、ジフコフ国家評議会議長をはじめ、ブルガリアの政府閣僚らと共に、この祭典に出席した。 前日の雨もあがり、初夏の太陽…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十九 2017年9月22日

あいさつに立ったジフコワ議長は、ブルガリアの「文化の日」の意義に触れ、この日は、キリル文字の原型を創ったキュリロス(スラブ読みはキリル)と兄メトディウスの永遠の功績を讃え、祝賀する日であることを語った。 ──かつてブルガリアなどで使われている…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十八 2017年9月21日

山本伸一は、二十三日夕刻、文化委員会のジフコワ議長の招きを受け、「文化の日」の前夜祭として行われた「平和の旗」の集いに出席した。 これには、建国千三百年を祝賀する意義も込められ、ソフィア市郊外の名峰ビトシャ山を望む丘の上で、盛大に開催された…

小説「新・人間革命」  暁鐘 十七 2017年9月20日

山本伸一たちは、遺跡の町ともいうべきプロブディフの旧市街へ足を運んだ。 ここにある、十九世紀のブルガリア・ルネサンス様式の重厚な建物で、ミシェフ市長から、市の歴史と現況について説明を受け、古い石畳を踏みしめながら市街を見学した。 国定文化財…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十六 2017年9月19日

山本伸一は、さらにジフコフ議長に、「重工業も大切ですが、今後は軽工業を、もっと充実させていく必要があるのではないでしょうか」などの意見を伝えた。 議長は「同感です」と述べ、今後の展望について語った。 「最近、わが国は、次第に国民の生活レベル…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十五 2017年9月18日

一夜明けた二十二日午前、山本伸一たちは、ブルガリア国家評議会(後の大統領府)に、国家元首である同評議会のジフコフ議長を表敬訪問した。 折からブルガリア建国千三百年祭で、外国の賓客が相次いでいることを考え、伸一は、最初に、「早くおいとまいたし…

【第5回】 ドイツ「二重の虹」     (2017年9月1日)

負けない心は 七色にかがやく この夏、台風や水害などで大変な思いをされた地域のみなさんに心よりお見舞いを申し上げます。 「心に太陽を持て、そうすれば何ごとも良くなる!」 これは、ドイツの有名な詩です(フライシュレン作)。 大変であればあるほど、…

【第4回】 ブラジル「クワレズメイラの木」  (2017年8月1日)

胸を張れ! 君も私も一番だ 待ちに待った夏休み。みんな、元気にすごしているかな? 事故には気をつけて、楽しい思い出をつくってね! 地球は広い。北半球の日本が夏の今は、南半半球では冬なんだよ。 ちょうど去年の今ごろ、オリンピック•パラリンピックの…

【第3回】 カナダ「ナイアガラの滝」   (2017年7月1日)

続けることは偉大な力 私たちは、いくらでも大きくできる、ふしぎな宝物を持っています。 いったい、何だと思います か? それは、「心」です! 心は大海原よりも深く、大空よりも広々と、大宇宙さえも包みこんでいける大きさがあります。 それなのに、小さ…

【第2回】 ロサンゼルスの「花かご」   (2017年6月1日)

自分の良さを光らせよう どこまでも広がる青空のもと、色あざやかな花が咲いています。 ここは、アメリカ•カリフォルニア州のロサンゼルスです。 映画の都ハリウッドがあることで有名な、とても大きな都市です。 「晴れの日」が1年間に300日もあり、「太陽の…

【第1回】 ハワイの「砂の白馬」   (2017年5月1日)

平和をつくる「アロハの心」 地球は、命の星です。 私たちが生きる世界には、たくさんの命が満ちています。 鳥も虫も魚も、花や木も、生きています。道ばたを見れば、コンクリートのすき間からも、たくましく草が伸びています。 そして、どの国でも、元気な…

あすは敬老の日 心の張りが健康をつくる 2017年9月17日

「第三の人生」は「第三の青春」でありたい。 青春は、年とともに消え去っていくものではない。 自分がどう思うかである。 いくつになっても、前向きの挑戦の心がある限り、ますます深みを増し、輝いていく。 苦労さえも美しさに変えるような生き方とは何か…

【第82回】「負けじ魂」のリーダーたれ (2017.9.14)

きわめて・まけじだましの人にて我がかたの事をば大事と申す人なり​​(可延定業書、986ページ)​​ 〈通解〉 (四条金吾は)極めて負けじ魂の人で、自分の味方を大切にする人である。 同志への指針 御本仏は「負けじ魂」を大切になされた。その模範が四条…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十四 2017年9月16日

山本伸一と峯子は、メキシコでの出会い以来、約二カ月半ぶりに、ジフコワ議長と再会したのである。 議長は、白いスーツに白い帽子を被り、あの柔和な微笑をたたえながら言った。 「先ほど、ソフィア大学の名誉博士になられ、本当におめでとうございます。 こ…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十三 2017年9月15日

ソフィア大学での記念講演を終えた山本伸一が訪れたのは、文化宮殿であった。 今回の招聘元である文化委員会のリュドミーラ・ジフコワ議長(文化大臣)と会談するためである。 彼女は、ブルガリア国家評議会のトドル・ジフコフ議長(国家元首)の息女で、文…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十二 2017年9月14日

山本伸一は、人間自身のなかに「神」を見いだす、詩人ボテフらの考え方は、形態こそ違え、ブルガリアの掲げる社会主義ヒューマニズムの理想につながり、さらにそれは、一切の人びとに、“仏性”という尊極無上の生命が具わっていると説く、仏教の人間観さえ想…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十一 2017年9月13日

ソフィア大学は、聖クリメント・オフリドスキ通りにあった。 青い屋根をもつ重厚な石造建築の校舎が伝統を感じさせた。 山本伸一への名誉学術称号授与の式場となった講堂は、高い天井に彫刻が施され、荘厳な雰囲気に包まれていた。 式典では、I・アポストロ…

小説「新・人間革命」 暁鐘 十 2017年9月12日

「お体をいたわってください」と言う山本伸一に、パパゾフ議長は、再度、座ることを勧め、胸の思いを一気に語った。 「私は、山本先生の行動を、特に平和を願われ、人と人とが互いに理解し合うための文化交流に挺身されていることを、高く評価しております。…

〈随筆 永遠なれ創価の大城〉23 民衆勝利の七十年 2017年8月25日

師弟誓願は時空超え未来へ厳然 「対話」から人間革命も一切の変革も始まる その一枚の絵は、七十年前の出会いを鮮烈に蘇らせてくれた。 一九四七年(昭和二十二年)の八月十四日、私が師匠・戸田城聖先生に初めてお会いした座談会の光景を、小説『新・人間革…

【第81回】朗らかに人間革命の劇を (2017.9.7)

法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去って彼に行くには非ざるなり、道場とは十界の衆生の住処を云うなり(御義口伝、781ページ) (通解) (法華経の行者が)法華経を受持する所を「当詣道場」というのである。 この娑婆世界を去って、極楽浄土等…

小説「新・人間革命」 暁鐘 九 2017年9月9日

残雪をいただいたバルカンの山々が美しく輝いていた。 フランクフルトを発って約二時間半、山本伸一たちの一行は、東欧の社会主義国であるブルガリア人民共和国(後のブルガリア共和国)の首都ソフィアの空港に到着した。 この訪問は、ブルガリア文化委員会…

小説「新・人間革命」 暁鐘 八 2017年9月8日

懇談会のあと、山本伸一の一行はフランクフルト市内にある「ゲーテの家」を訪れた。 三日前、伸一は、モスクワで、「トルストイの家」を視察していた。 戦後の混乱した時代のなかで青春期を過ごした彼は、この文豪らの作品をむさぼるように読み、未来に生き…

小説「新・人間革命」 暁鐘 七 2017年9月7日

山本伸一は、次いで、学会の組織はなぜ必要なのかについて、語っていった。 「ともすれば、個人の自由と組織とは相反するように感じる人もいるかもしれない。 しかし、国家でも、会社でも、また、いかなる団体でも、その目的を果たしていくためには、組織は…

小説「新・人間革命」 暁鐘 六 2017年9月6日

山本伸一は、ここで、ドイツの理事長たちから相談を受けていた事柄の一つである、離婚の問題について言及していった。 欧米では、離婚が多く、メンバーから相談を受けることもあるという。 理事長らは、仏法者として、これに、どう対処していけばよいのか、…

小説「新・人間革命」 暁鐘 五 2017年9月5日

十八日の午後、山本伸一は、フランクフルト会館を訪れ、ドイツ広布二十周年の記念勤行会に臨んだ。 会館では記念植樹や記念撮影も行われ、ドイツ広布の道を切り開いてきた同志の、さわやかな喜びの笑みが広がった。 勤行会に引き続いて、伸一を囲んで、信心…

小説「新・人間革命」 暁鐘 四 2017年9月4日

交歓会には、来賓としてカーン博士らも出席しており、あいさつに立った。 博士らは、いずれも、山本伸一が進める仏法を基調とした平和運動への期待を述べた。 最後に伸一がマイクを取った。 「私たちには、この地球上で幸せになる権利がある。平和に生きてい…

創価学会会憲

創価学会会憲 ​万代に崩れぬ世界広布の基盤 「創価学会会憲」を制定​ (2017年9月2日) ​総務会で可決、SGI常任理事会・理事会で承認 世界教団としての体制を確立 広宣流布大誓堂内の三代会長記念会議場で開催されたSGI常任理事会、SGI理事会。参加…

【第80回】 求道のドラマを共々に (2017.8.30)

法華経を余人のよみ候は口ばかり・ことばばかりは・よめども心はよまず・心はよめども身によまず、色心二法共にあそばされたるこそ貴く候へ(土籠御書、1213ページ) (通解) 他の人が法華経を読むのは口ばかりで、言葉の上だけでは読んでも、心では読ま…