2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

全国各部協議会での名誉会長のスピーチ ㊥ 2010-1-23

一、ここで戸田先生の指導を紹介したい。 私の心には、いつも先生がいる。 弱い立場の人、正直な人、苦しんでいる人には、優しく温かく、大慈悲をもって励ましてくださった。慈父のような先生であった。 強い立場の者、傲慢な者、闘魂を忘れた者、庶民を見下…

全国各部協議会での名誉会長のスピーチ ㊤ 2010-1-23

戸田先生「信心を強くせよ!」 法華経”魔及び魔民ありと雖も皆仏法を護らん” 米国の女子育成運動の先駆者「今日の努力が明日の歴史に!」 一、きょうは、広宣流布の指導者が集まってくださった。遠方からも、本当にご苦労さま! 皆様方が、どれほど大切な方…

小説「新・人間革命」  1月30日 学光4

山本伸一のメッセージは続いた。 「人間の完成よりも知識が、知識よりも学歴、資格が優先され、教育目的の逆転現象を呈している今日の大学にあって、人間の道を究めんとする皆さんの存在は、教育のあるべき姿を世に問うものと確信してやみません」 伸一の通…

小説「新・人間革命」  1月29日 学光3

教育の本義は、人間自身をつくることにある。教育は、知識を糧に、無限の創造性、主体性を発揮しうる人間を育む作業である。 知識の吸収は、進展しゆく社会をリードするうえで、必要不可欠な条件ではあるが、知識それ自体は、創造性とイコールではない。内な…

小説「新・人間革命」  1月28日 学光2

録音テープに吹き込まれた、山本伸一の力強い声が、創価大学の中央体育館に響いていった。 「五月十六日は、重大な歴史の日となりました。晴れやかな開学式、まことにおめでとうございます。また、皆さんのご入学を心よりお祝い申し上げます」 「重大な歴史…

小説「新・人間革命」  1月27日 学光1

「教育だ! 知性の光だ! 知性の光だ! すべてはこの光から出て、またこの光にもどる」(注) これは、文豪ユゴーの叫びである。 教育は、人間に「知」という力を与え、人びとの幸福を、尊厳を、自由を、平等を実現していく必須の条件である。 一九七六年(…

小説「新・人間革命」  1月26日 未来56

初代会長・牧口常三郎の『創価教育学体系』の第一巻が発刊された一九三〇年(昭和五年)の十一月十八日は、「創価学会創立記念日」であるだけでなく、「創価教育原点の日」でもある。 山本伸一は、二〇〇八年(平成二十年)、この十一月十八日を記念して、世…

小説「新・人間革命」  1月25日 未来55

二〇〇八年(平成二十年)の三月には、韓国のソウルに、世界で六番目となる「創価の人間教育」の幼稚園が開園した。 自分の幸福はもとより、人びとの幸福を創造していく子どもたちを育てようとの趣旨から、その名を「幸福幼稚園」とした。 幸福幼稚園は、豊…

小説「新・人間革命」  1月23日 未来54

ブラジル創価幼稚園での野菜の栽培を通して、子どもたちは、野菜の名前や種類、それぞれの野菜には、どんな栄養があるかを学んでいく。また、野菜の生育を観察することで、長さなどの測定の仕方も学ぶ。 野菜を収穫すると、サンドイッチなどを作る。そして、…

きょうの聖教新聞  2010・1・31

★名字の言 ▼幼児が泣き止まない。いくらなだめても、らちがあかない。強情な性格なのかしら?乳母は、あれこれ推測をめぐらせる。ほどなく産着に刺さった「ピン」に気づく。実はそれが原因だったー。フランスの哲学者アランが記す、日常よく見られるトラブル…

きょうの聖教新聞  2010・1・30

★名字の言 ▼近年、駅伝に人気が集まっている。年頭を飾った「箱根駅伝」で、「創価大学」の4文字を胸に力走した2選手の勇姿は、記憶に新しい。最近も、全国男子駅伝が広島で行われたばかりである ▼初めての駅伝は、1917年、東海道をコースにして行われ…

きょうの聖教新聞  2010・1・29

★名字の言 ▼日本画の巨匠・平山郁夫氏が、最後の著書に、大伯父(美術工芸の第一人者・清水南山)から贈られた言葉を書き残している。「先生というのは梵鐘みたいなものだ。たたけばいい音が出るが、たたかなければ鳴らない。だから自分から求めていって、ど…

きょうの聖教新聞  2010・1・28

★名字の言 ▼心に残る友との出会いが続いた。豪雪地に住む多宝会の夫妻は、無冠の友(本紙配達員)が転倒しないよう、夜明け前に玄関の雪かき、凍結した氷をかち割るのが日課だと語った ▼山あいの支部の壮年有志は、毎朝、無冠の友の配達時間に合わせ、自宅で…

きょうの聖教新聞  2010・1・27

★名字の言 ▼ヒトラーとは誰か?子どもたちが答えた。「重力の発見者」13・5%、「ドイツのサッカー代表監督」7%ー昨年、英国の9~15歳を対象に、20世紀の二つの大戦について聞いた調査結果である(AFP、多項選択式)。77%は「ナチスの党首」…

きょうの聖教新聞  2010・1・26

★名字の言 ▼福岡市博物館で開催されている「ポンペイ展」を鑑賞した。約1900年前、イタリア南部のヴェスヴィオ火山が噴火して、ポンペイの町は火砕流や土石流の厚い堆積物の下に埋まった ▼死者はおよそ2000人と推定されている。富豪の家に死者が多く…

きょうの聖教新聞  2010・1・25

★名字の言 ▼黒澤明監督の映画に出演が決まった新人俳優の山崎努氏。「僕に務まるでしょうか」と不安げな青年に、監督は笑顔で語った。「映画ってね・・・みんなで苦労して、これが限界だというところまで頑張って、一カット一カット積み重ねて作っていくもん…

随筆 我ら勝利の大道 NO 3 「創価文化の輝き」㊦ 2010-1-21

充実と向上の劇を 一日一日、自分自身を励まし、そして友と励まし合いながら、青春の晴れ舞台でも、広布の大舞台でも、伸びやかに充実と向上の劇を乱舞していただきたい。 「芸術はわれわれに立ちどまってはならないと命じているのだ」とは、ベートーベンの…

随筆 我ら勝利の大道 NO 3 「創価文化の輝き」㊤ 2010-1-21

絶え間なく 戦い生き抜く 我らには 三世にわたりて 名曲 響かむ 創立八十周年の新春を飾る本部幹部会も、わが創価の楽雄・音楽隊の名演奏で開幕した。創価ルネサンスバンガードのファンフアーレも、創価グロリア吹奏楽団も素直らしかった。 そして、白ゆり合…

小説「新・人間革命」  1月23日 未来54

ブラジル創価幼稚園での野菜の栽培を通して、子どもたちは、野菜の名前や種類、それぞれの野菜には、どんな栄養があるかを学んでいく。また、野菜の生育を観察することで、長さなどの測定の仕方も学ぶ。 野菜を収穫すると、サンドイッチなどを作る。そして、…

小説「新・人間革命」  1月22日 未来53

創価教育の父である牧口常三郎初代会長の生誕百三十年に当たる二〇〇一年(平成十三年)六月、ブラジルのサンパウロで、ブラジル創価幼稚園の開園式が行われた。 札幌創価幼稚園の開園から二十五年後のことだ。 ブラジルSGIでは、一九九四年(同六年)か…

小説「新・人間革命」  1月21日 未来52

創立者の山本伸一が、マレーシア創価幼稚園を訪問したのは、二〇〇〇年(平成十二年)の十二月のことであった。 幼稚園の園舎に入ると、緑と白のシャツに緑の半ズボンの男の子や、赤と白のシャツに赤のスカートの女の子たちが、小さな手を盛んに叩いて歓迎し…

小説「新・人間革命」  1月20日 未来51

マレーシア創価幼稚園の、ある園児の母親は、子どもの問いに、驚きを覚えた。 「お母さん、地球が病気になったら、どうやって地球を守ってあげればいい?」 そして、母親は、幼稚園で、「地球も人間も同じ生命であり、すべてのものが、互いに関係し合って成…

小説「新・人間革命」  1月19日 未来50

シンガポール創価幼稚園は、開園以来、世界市民を育む語学教育、人間性を育む情操教育、パソコンなどの最新設備を駆使した先端教育が、社会の注目を浴びてきた。 シンガポール政府からは、「優れた教育プログラムと環境を有する“モデル幼稚園”」と認定されて…

小説「新・人間革命」  1月18日 未来49

山本伸一が峯子と共に、シンガポール創価幼稚園を最初に訪れたのは、一九九五年(平成七年)の十一月であった。 キラキラと瞳を輝かせる園児たちに、伸一は呼びかけた。 「お父さん、お母さんを大切に! 幼稚園の先生を大切に! 兄弟姉妹を大切に! シンガポ…

きょうの聖教新聞  2010・1・24

★名字の言 ▼変転きわまりない社会だ。今春卒業の大学生、高校生の就職状況は厳しく、入学時には思いもよらなかった苦闘の荒波に翻弄された人も多かっただろう ▼想定外の出来事は、長い人生には起こりうるものだが、その事態に直面してたじろぐこともある。先…

きょうの聖教新聞  2010・1・23

★名字の言 ▼その名は「男の体験談大会」。勇壮な名前を掲げ、北海道の壮年・男子部が合同で、大座談会運動を展開している ▼連日、各地で大雪の北海道。その白銀の雪のように純粋に、そして雪を溶かすほど熱く語られる一人一人の生きざま。逆境に負けず、信仰…

きょうの聖教新聞  2010・1・22

★名字の言 ▼世界最高のチェロ奏者と呼ばれたロストロポーヴィチ。指揮者、教育者、さらに人権の闘士としても活躍した。東西冷戦の象徴であった「ベルリンの壁」が崩壊した時、壁の前でチェロを独奏する姿を記憶している人も多いだろう ▼この巨匠が、「音楽家…

きょうの聖教新聞  2010・1・21

★名字の言 ▼エジプト・ギザにあるクフ王のピラミッド近くで、建設に従事した労働者の複数の墓が、また新たに見つかった。歴史家ヘレドトスが記して以来、ピラミッドは「奴隷建設説」が通説だった。が、近年、その説を覆す発見が相次いでいる ▼エジプト学の権…

きょうの聖教新聞  2010・1・20

★名字の言 ▼19世紀を代表する天才作曲家・ショパンの誕生から今年で200年。祖国のポーランドでは、その佳節を記念し、コンサートはじめ1000以上の行事を予定している ▼列強に分割され、圧制に苦しんでいた19世紀のポーランド。1831年には、独…

きょうの聖教新聞  2010・1・19

★名字の言 ▼第142回直木賞を授賞した白石一文氏が、初の父子受賞として話題だ。氏は以前、本紙の「サンデーインタビュー」で、父親の故・一郎氏との思い出を述懐している ▼大学生の時、父の原稿をのぞき込み、安易な批評をして一喝された。「お前が書いて…