きょうの聖教新聞  2010・1・31

★名字の言

▼幼児が泣き止まない。いくらなだめても、らちがあかない。強情な性格なのかしら?乳母は、あれこれ推測をめぐらせる。ほどなく産着に刺さった「ピン」に気づく。実はそれが原因だったー。フランスの哲学者アランが記す、日常よく見られるトラブルの一例である(『幸福論』白井健三郎訳)

▼人と人との関係においても言えよう。心ないひとことがとげとなって、互いに疎遠となることも。しかも、言った本人が、そのことに気づいていない。そんなケースも少なくない

▼「民主主義とは注意を払うことである」と、宗教社会学者のR・N・ベラー氏は言う(『善い社会』中村圭志訳)。友の安否に注意を払い、世の中の動きにも注意を怠らない。そして誠意をもって、他者とのかかわり、語ること。鈍感、無関心では、だめなのだ

▼若いころ、池田名誉会長は「レントゲン」と呼ばれた。相手の心の奥を見通し、的確に、徹して励ます。これも、共の幸せを断じて実現せんとする、大いなる責任感ゆえであろう

▼アランは言う。-人がいらだったり、不機嫌だったりしても、それに対して理屈をこね上げ、あの人の性格はこうだなどと安易に決めつけてはならない。まずは「ピンをさがすがいい」と。( 栄 )

★ハワイの美しき楽園 カウアイ島 SGI会長夫妻を名誉郡民に
 ハワイ初訪問から50周年を慶祝
 証書 暴力の根を絶ち青年を正義に導く

★わが友に贈る
 今日を勝つことだ!
 今を勝つことだ!
 決意した瞬間から
 新たな人生は開ける。
 人間革命の劇を綴れ!