2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2010・5・17

★名字の言 ▼一見、平凡に見えることを持続していくと、やがて非凡に通じていく。地道な努力を積み重ねた人が、人生の勝利者となる ▼「格に入て格を出ざる時はせばく、格に入ざる時は邪路にはしる。格に入格を出て、初め自在得べし」(『芭蕉文集』岩波書店…

きょうの聖教新聞  2010・5・16

★名字の言 ▼国民が裁判員として刑事裁判に参加する裁判員制度が始まって1年ー。裁判員などを経験した人へのアンケート調査結果(平成21年度)が先月、発表された ▼裁判員に選ばれる前の気持ちを聞いた質問には、「やりたくなかった」等の消極的な回答が…

きょうの聖教新聞  2010・5・15

★名字の言 ▼池田名誉会長夫人へのインタビューを一冊に収めた『香峯子抄』(主婦の友社)。そのラジオ朗読番組が九州でもスタート。反響が広がっている ▼宮崎のラジオ局でパーソナリティーとして活躍する伊野啓三郎氏が、番組の感想を語っていた。「香峯子…

きょうの聖教新聞  2010・5・14

★名字の言 ▼「5月の人々」-アルゼンチンでは革命の先駆者たちを讃え、こう呼ぶ。1810年5月。現在の首都であるブエノスアイレス市で民衆が立ち上がり、植民地支配の圧制から自治を宣言した。国旗の中央に描かれる「5月の太陽」は、この時の勝利の輝…

きょうの聖教新聞  2010・5・13

★名字の言 ▼今年は「桶狭間の戦い」から450周年。織田信長が10倍ともいわれる敵勢に勝利した、史上有数の逆転劇である ▼信長の勝因は「一騎駆け」にあったと考察するのは、歴史研究家の三池純正氏。かつて本紙への寄稿で、信長がたった一騎で出陣した…

きょうの聖教新聞  2010・5・12

★名字の言 ▼ゴールデンウィーク中は各地で晴天続きに恵まれた。花見で賑わった地域もある。青森県の弘前公園では、この「5月3日」にソメイヨシノが満開に ▼岐阜・高山市荘川町の「荘川桜」も爛漫の花が見る人を楽しませ、圧倒した。樹齢450年余の2本…

きょうの聖教新聞  2010・5・11

★名字の言 ▼「子どもの質問には『答える』以上に『応える』ことが大事ですね」。ある保育士の友が語っていた ▼花が散った桜の木を見て「また咲くの?」と尋ねる園児。「咲くよ」だけ返すのは「答える」だ。ここで園児の言葉の奥に「なぜ枯れた花がまた咲く…

きょうの聖教新聞  2010・5・10

★名字の言 ▼日本人初の電信オペレーターは、勝海舟である。1855年、江戸の浜御殿。現在の港区汐留め辺り。当時32歳の勝海舟はモールス符合を使い、「鶴亀」など7つの言葉を送ったという ▼近代化は大きな進歩をもたらしたが、なかでも通信分野の発展…

小説「新・人間革命」 5月 18日 勇気39

七月十六日――この日は、文応元年(一二六〇年)に、日蓮大聖人が「立正安国論」を、時の最高権力者・北条時頼に提出した日である。この「立正安国論」をもって、国主を諫暁されたのである。 そこから、松葉ケ谷の法難や伊豆流罪、さらには、竜の口の法難・佐…

小説「新・人間革命」 5月 3日 勇気38

「新しい学会歌が必要だ。タイトルは『人間革命の歌』にしよう」 七月一日、東京・上野の美術館で開催されている「第三文明展」に向かう車中、山本伸一は、同乗していた二人の幹部に語った。 二人は、「はあ」と答えたものの、キョトンとした顔をしている。 …

小説「新・人間革命」 5月15日 勇気37

山本伸一は、世界の平和を築くために、イデオロギーの壁を超え、友誼と信頼の道を開こうと必死であった。 しかし、偏狭な心の眼では、その真実を見ることができなかったのであろう。そして、彼は、攻撃のターゲットになったのだ。 また、宗門の僧たちが、学…

小説「新・人間革命」 5月 14日 勇気36

戸田城聖が「独房吟」として詠んだ、「学会の歌」の四番から七番の歌詞は、まさに、学会の骨格をなす、戸田の精神そのものであり、厳粛な内容であった。 戸田は、この部分を歌うことを禁じた時期もあった。歌の本当の心がわからずして、軽々に歌うことを許さ…

小説「新・人間革命」 5月 14日 勇気36

戸田城聖が「独房吟」として詠んだ、「学会の歌」の四番から七番の歌詞は、まさに、学会の骨格をなす、戸田の精神そのものであり、厳粛な内容であった。 戸田は、この部分を歌うことを禁じた時期もあった。歌の本当の心がわからずして、軽々に歌うことを許さ…

小説「新・人間革命」 5月 13日 勇気35

山本伸一が、「人間革命の歌」を作ろうと決意したのは、六月の末のことであった。 彼は、以前から、創価学会の精神と思想を表現した、創価学会の歌ともいうべきものが必要であると考えていた。 学会には、草創期に歌われてきた、「学会の歌」と呼ばれ、愛唱…

小説「新・人間革命」 5月 12日 勇気34

山本伸一が出獄し、関西の同志と共に創価の正義の勝利を誓い合った「7・17」は、権力の魔性との闘争宣言の日であり、人間革命への誇らかな旅立ちの日である。 ゆえに、伸一は、以来二十年目を迎える、この一九七六年(昭和五十一年)の「7・17」を記念…

小説「新・人間革命」 5月 11日 勇気33

参議院大阪地方区の補欠選挙で、東京から乗り込んできた会員が引き起こした選挙違反事件は、支援の最高責任者である山本伸一とは、なんの関係もなかった。 検察当局も、捜査が進むにつれて、その事実を認めざるを得なかったようだ。 伸一の起訴にあたっては…

小説「新・人間革命」 5月 10日 勇気32

ひとたびは一身に罪を被り、法廷で正義を証明しようと決意した山本伸一が、大阪拘置所を出たのが、一九五七年(昭和三十二年)の七月十七日であった。若師子は、民衆の大地に、再び放たれたのだ。 この日の夕刻、中之島の大阪市中央公会堂で、大阪大会が行わ…

小説「新・人間革命」  2010年 5月8日  勇気31

山本伸一の師子奮迅の指揮によって、大阪の同志は、一騎当千の師子となって立った。暗夜のような状況に、希望の光が差し、時々刻々と明るさを増していった。 しかし、選挙戦の終盤、候補者の名前を書いた バコを配るなどの、選挙違反事件が大々的に報じられ…

きょうの聖教新聞  2010・5・9

★名字の言 ▼文豪・吉川栄治氏の苦学時代、母からの小包が届いた。それは、母の腰ひもでくくられていた。氏は、そのひもを自らが働く工場の作業着に使用し、母を思った。後年には、サヤエンドウ、ソラマメなど、母が好きだった総菜を目にするだけで、亡き母…

【第16回】 会長就任50周年 誓願の曲  2010-5-2

広布の大長征を 師と共に 学会歌と共に 歌は勇気の光である。希望の泉である。正義の炎である。 うれしい時、悲しい時、どんな時も「池田先生と共に」と決めた我らの人生。そこには常に、歌があった。悠然と指揮を執る師匠の勇姿があった。 「本日より、戸田…

【第15回】 師弟の凱旋曲よ轟け 三重  2010-4-24

きょうも誓いの道を朗らかに 学会歌「今日も元気で」は、朝、昼、晩、どんな時も、広布に颯爽と駆けゆく心意気を歌った曲だ。何より、「先生 先生」という歌詞から、師匠を求める心がストレートに伝わってくる。 婦人部の愛唱歌だが、この歌は、三重の同志に…

【第14回】 人間の理想郷《アルカディア》! 山形 2010-4-19

天晴れて 地には桜と 笑顔あり 「一日も早く、山形の友のもとへ行こう!」 1983年(昭和58年)4月17日の午後、会長は新潟から山形へ。 列車は、山形の県花の名を冠した急行「べにばな4号」。乗った時から、次々と懐かしい山形の同志の顔が浮かんだ。 9年…

【第13回】 新潟「勇気」の旗高く 2010-4-10

越後の旅路 われは忘れじ 「さあ、12年分やるよ!」 力強い第一声だった。 昭和58年(1983年)4月14日。新幹線開通から半年の真新しい新潟駅に、池田名誉会長が降り立った。12年ぶりの訪問である。 降りた瞬間から、祈って動いて書いて話して、…

【第12回】 正義の人材の城 埼玉 2010-4-2

時代を動かす確信の声を 歴史は舞台を選ぶ。 地と人と時を得て、革命はなる。 降り続いた雨はあがった。緑濃き森を抜けると、フランスのロワール地方を彷彿させる、気品漂う庭が。舞台は、そこにあった。 陽光に映える満開の桜。花びらが舞う中、ピアノに向…

【第11回】 不屈の常勝魂 関西青年部 2010-3-26

未来はすべて君たちに託す! 池田名誉会長の胸には、恩師の声が響いていた。 「青年が青年を呼ぶのだ」 青年と青年の連帯──そこには常に、発展がある。希望がある。勝利がある。その理想の天地を、青年と共に「関西」につくった。 だからこそ、関西の冠は「…

【第10回】 創立者との絆は永遠 創価大学 2010-3-20

築け! 広宣流布の人材の城を 創大生の勝利が創立者の勝利 「私のつくった大学に来てくれて、ありがとう!」 創価大学創立者の池田名誉会長は、いつも、そう皆に語りかける。 学生のためなら、どんなことでもしたい。その保護者や家族のことも、健康を、繁栄…

小説「新・人間革命」 5月 7日 勇気30

山本伸一は、七月に行われる参議院議員選挙でも、大阪地方区の支援の最高責任者として指揮を執った。 支援する会員の世帯数から見ても、東京地方区での当選は、ほぼ間違いないが、大阪地方区での当選は不可能であるというのが、大方の予測であった。 しかし…

小説「新・人間革命」 5月 5日 勇気29

戸田城聖の会長就任五周年となる、一九五六年(昭和三十一年)の五月には、遂に関西は、大阪支部一万一千百十一世帯、堺支部一千五百十五世帯という弘教を成し遂げた。 「戸田先生は折伏の師匠である。なれば、弟子として弘教をもって、会長就任五周年をお祝…

小説「新・人間革命」 5月 4日 勇気28

共感することによって、行動するのが人間である。ゆえに、リーダーが臆し、ずる賢くなって、率先して行動せずに、皆を動かそうとしても、動いてくれるわけがない。 すると、リーダーは焦りを感じて、その言動は、ともすれば、威圧的、命令的になっていく。そ…

きょうの聖教新聞  2010・5・8

★名字の言 ▼なぜハスは泥に染まらないのか。それは「身繕い」をしているからだという。ハスの葉には、撥水性がある。表面にある細かい毛のようなものが水をはじくのだ ▼葉に付いた雨や露が丸い水滴になって、コロコロと表面を転がり、泥やゴミを絡め取って…