きょうの聖教新聞  2010・5・16

 
 
★名字の言
 
▼国民が裁判員として刑事裁判に参加する裁判員制度が始まって1年ー。裁判員などを経験した人へのアンケート調査結果(平成21年度)が先月、発表された
 
裁判員に選ばれる前の気持ちを聞いた質問には、「やりたくなかった」等の消極的な回答が55.7%。一方、裁判員として参加後、96.7%の人が「よい経験と感じた」等と答えている
 
裁判員制度の実施にあたり、法律を知らないことへの不安などから、当初、裁判員への参加をためらう声が多かった。今回のアンケートは、裁判員としての不安を除くような結果となっている
 
▼国民の司法参加抜きに近代司法はあり得ないといわれる。また国民が参加してこそ、司法に対する信頼も向上する。すでにアメリカ、イギリス、フランス、ドイツなどの欧米諸国では、市民参加の司法制度が実施されている。が、日本は端緒についたばかり。大事な点は法律の専門家まかせにせず、一人一人が健全な社会常識をもって裁判に参加することだ
 
▼法律を、市民の手に取り戻すことによって、民主主義が一段と根付いていくなら素晴らしい。法律を知り、賢明になることで、自分や社会を守ることができる。私たちの意識改革で、健全な民主主義が育つことを期待したい。 ( 濤 )
 
★創立50周年へ進む  東京 創価学園
 学園生第一の教育環境を整備
 東大和  硬式野球グランドが誕生
 
★わが友に贈る
 「いつか」ではない
 「今」だ!
 「だれか」ではない。
 「自分」だ!
 先駆の使命に燃えよ!