2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【第18回】平和の行進 ここより進まむ (2016.6.26)

九州、中国など各地で、記録的な大雨の被害に、心からお見舞い申し上げます。 蒸し暑い日も続きます。 広宣流布の尊き奔走にあって、体調を崩さないよう、また絶対に事故のないよう、全同志の健康と無事安穏を祈りに祈っています。 婦人部・女子部の記念月…

【第17回】 今再び常勝の民衆城を  (2016.6.12)

「婦人部の日」の10日、恩師記念会館を訪れた。 戸田先生のもとから出発して65周年。不滅の原点を偲び、尊き婦人部の皆様をはじめ、全同志のご健康とご長寿、ご多幸を祈って、妻と勤行・唱題した。 会館には、大阪の戦いの際、恩師の誕生日に交わした和歌が…

【第16回】 我らの対話は希望の拡大 (2016.6.4)

6月は、我らの創立の父・牧口常三郎先生の生誕の月〈1871年6月6日〉。 今年で145周年となる。 きょう4日は、世界の華陽姉妹の記念日である。創価女子会館もオープンして10年の節を刻む。 また7日は、高等部の結成記念日。1964年(昭和39…

【第21回】 社会を変えるのは青年 (2016.6.25)

鉄は炎打てば剣となる賢聖は罵詈して試みるなるべし(佐渡御書、958ページ) (通解) 鉄は鍛え打てば剣となる。賢人・聖人は罵られて試されるものである。 同志への指針 いよいよ、世界中で地涌の青年が躍り出る本門の時代が到来した。挑戦こそ、若人の特…

【第20回】 異体同心の団結こそ飛躍の力 (2016.6.23)

二人一同の儀は車の二つのわの如し鳥の二つの羽のごとし (兵衛志殿御返事、1108ページ) (通解) (池上兄弟に対して)あなた方兄弟二人が団結した姿は、ちょうど車の両輪のようである。また、鳥の二つの翼のようである。 同志への指針 団結は力だ。団結…

【第19回】障魔を打ち破って進め (2016.6.14)

生死をいで仏にならむとする時には・かならず影の身にそうがごとく・雨に雲のあるがごとく・三障四魔と申して七の大事出現す(三沢抄、1487㌻) (通解) 生死を出離して仏に成ろうとする時には、必ず影が身に添うように、雨の時に雲があるように三障四魔とい…

小説「新・人間革命」 清新10 2016年年6月25日

山本伸一は、直ちに、三陸から来た数人のメンバーが待つ一階へと下りていった。 三陸方面でも、同志は、宗門僧による過酷な仕打ちと戦い続けてきたのだ。 「大変ななか、ようこそ、おいでくださいました。ありがとう!」 彼は、一人ひとりと握手を交わした。…

小説「新・人間革命」 清新9 2016年年6月24日

代表幹部会は、ほのぼのとした雰囲気に包まれるなか、山本伸一の指導となった。 彼は、地理的にも、気候的にも厳しい条件のなかで、堅忍不抜の意志をもって、広宣流布に挺身してきた岩手の同志を、心から賛嘆した。 そして、「それぞれの地域にあって御本尊…

小説「新・人間革命」 清新8 2016年年6月23日

安房由光の販売店の配達員からも、宗門僧の圧力に屈して、学会を去る人が出始めた。 配達員がいなくなった地域の配達は、安房自身が行わなければならない。 彼は“負けるものか!”と、自分を奮い立たせた。 一月十一日、安房は、県北の二戸から県南の水沢まで…

小説「新・人間革命」 清新7 2016年年6月22日

山本伸一は、水沢文化会館の大広間で、白蓮グループ、創価班、学生部の代表、運営役員などと次々に記念のカメラに納まった。 この日は、美しい夕焼けとなった。 燃えるような夕映えのなか、新年を記念する岩手県代表幹部会に出席するため、県内各地から続々…

小説「新・人間革命」 清新6 2016年年6月21日

「今日は、岩手の大飛躍のために、ともすれば幹部が陥りがちな問題について、あえて厳しく語っておきます。 幹部は、組織を自分のものであるかのように考え、会員の方々を部下のように思っては絶対にならないということです。 学会の組織は、仏意仏勅の広宣…

小説「新・人間革命」 清新5 2016年年6月20日

山本伸一は、館内を巡りながら、岩手の県幹部に語り続けた。 「岩手は、ますます強くなってほしい。断じて勝ってほしい。そのために何が大切か。 まず、“自分たちは一生懸命にやってきたんだから、これ以上は無理だろう。もう、できないだろう”という、あき…

【第6回】 5月3日の誓願の旗 2016-5-9

尊き共戦の同志に勝利あれ 対話の薫風をわが街にわが地域に! 4月28日の「立宗宣言の日」、さらに5月3日の「創価学会の日」「創価学会母の日」を迎えるごとに、私が心新たに拝読(はいどく)する御書がある。 信心の志(こころざし)深(ふか)く「妙密上人…

随筆 永遠なれ創価の大城 5 民衆厳護の言論王 2016年4月20日

御聖訓「妙とは蘇生の義なり」─ 不撓不屈の大九州たれ! 救援活動に奮闘する青年部有志(15日、熊本平和会館で) このたび九州の熊本県、大分県で起こった大地震により、被災された全ての皆様に、心 よりお見舞い申し上げます。 熊本地方、阿蘇地方、そし…

小説「新・人間革命」 清新4 2016年年6月18日

一月十一日、山本伸一は、岩手県の水沢の地を踏んだ。 水沢は、北から南に北上川が流れ、江戸時代には伊達氏の家臣・留守(水沢伊達)氏の城下町として栄え、南部鉄器の生産でも知られる。 また、江戸末期の蘭学者・高野長英をはじめ、東京市長などを務めた…

小説「新・人間革命」 清新3 2016年年6月17日

山本伸一は、この一九七九年(昭和五十四年)の『大白蓮華』二月号に、「『地方の時代』と広宣流布」と題する巻頭言を書いた。 そのなかで彼は、「国をし(知)るべし・国に随って人の心不定なり……されば法は必ず国をかんが(鑑)みて弘むべし」(御書一四九…

小説「新・人間革命」 清新2 2016年年6月16日

この一九七九年(昭和五十四年)も、山本伸一の果敢な執筆活動はとどまることを知らなかった。 月刊婦人雑誌の一月号では、『婦人倶楽部』(講談社)に「私が出会った素晴らしき女性たち」を、『婦人生活』(婦人生活社)に「若い母へ贈る」を、『主婦の友』…

小説「新・人間革命」 清新1 2016年年6月15日

前進の活力は、希望から生まれる。 希望の虹は、歓喜ある心に広がる。 山本伸一は、学会が「人材育成の年」と定めた一九七九年(昭和五十四年) 元日付の「聖教新聞」に、「希望の暁鐘」と題する一文を寄稿した。 「御書にいわく『所謂南無妙法蓮華経は歓喜…

小説「新・人間革命」 力走68 2016年年6月14日

四国から帰った翌十四日からも、山本伸一のスケジュールはびっしりと詰まっていた。 教育部の記念勤行会や本部幹部会、ソ連の対外友好文化交流団体連合会(対文連)の議長らとの会談や、東京・八王子圏の代表幹部会、東京支部長会、千葉県支部長会、茨城県支…

【第18回】妙法は絶対の幸福の軌道 2016.6.8

法性の空に自在にとびゆく車をこそ・大白牛車とは申すなれ、我より後に来り給はん人人は此の車にめされて霊山へ御出で有るべく候、日蓮も同じ車に乗りて御迎いにまかり向ふべく候 (大白牛車御消息、1584ページ) (通解) 法性の空へ自在に飛びゆく車を大…

【第17回】 一人と会い、一人を励ませ (2016.6.2)

一日も我がかたとて心よせなる人人はいかでかをろかなるべき (高橋入道殿御返事、1460ページ) 通解〉 たとえ一日であろうと、わが味方(みかた)として心を寄せてくれる人々を、どうして粗略(そりゃく)にできようか。 同志への指針 たとえ一日であ…

小説「新・人間革命」 力走67 2016年年6月11日

徳島県の幹部総会では、県の組織が一圏三地域本部としてスタートすることが発表されるなど、明「人材育成の年」への、晴れやかな助走の総会となった。 山本伸一は、あいさつのなかで、「其れに付いても法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経…

小説「新・人間革命」 力走66 2016年年6月10日

高知文化会館を発った山本伸一は、十一日の午後六時前、香川県・庵治町の四国研修道場に到着した。 彼は、移動の疲れも全く感じさせず、元気に香川県の最高会議に臨んだ。 この席で、香川県は二圏一地域本部の布陣で新出発することが決まった。 翌十二日午後…

小説「新・人間革命」 力走65 2016年年6月9日

高知文化会館には、まだ、たくさんの人が詰めかけていた。山本伸一は、もう一回、勤行会を行った。 ここでは、創価の同志の絆を強め、不退の信心を貫くよう、情熱を込めて呼びかけた。 彼は、一人たりとも、一生成仏の軌道から外れてほしくはなかった。 帰り…

小説「新・人間革命」 力走64 2016年年6月9日

高知の男子部に、山本伸一は訴えた。 「私たちは、青年部の時代、兄弟以上に同志の結合を固めながら、ありとあらゆる闘争をしてきました。 皆、権力もない。財力もない。ただ学会精神一つで、今日の世界的な平和と文化の大推進団体を創り上げてきました。 今…

小説「新・人間革命」 力走63 2016年年6月7日

任用試験の受験者を激励した山本伸一は、高知文化会館に戻ると、四国の大学会メンバーと記念撮影した。 午後四時からは、開館一周年記念のブロック長、ブロック担当員(後の白ゆり長)の勤行会に出席し、指導した。 彼は、最前線組織のリーダーと会えること…

小説「新・人間革命」 力走62 2016年6月6日

山本伸一は、任用試験の会場を提供してくれた、保育園の園長である高原嘉美の自宅も訪問した。 試験会場を提供してもらったことに心から感謝を述べ、用意していた色紙に、「光福」などと揮毫して贈った。 高原は、自分の四十余年の人生を振り返りながら、そ…

【第27回】 マレーシアの木陰     (2016.6.1)

「思いやりの世界」を広げる人に! 人々のために 社会のために 自分を磨き鍛えよ ──それは、200年前のマレーシアの物語です。 ある少年が、毎日、お父さんに語学の勉強をさせられていました。 〝もう勉強は嫌だ!〟 遊び盛りの少年は、ついに我慢ができなく…

【第26回】 メキシコの空港      (2016.5.1付 未来ジャーナル)

夢への飛翔は「今ここから!」 「努力する才能」に勝るものはなし。喜び勇んで挑戦を! 晴れわたる希望の5月です。 5月3日は、「創価学会の日」です。それは、1951年、わが師・戸田城聖先生が第2代会長になられた日です。さらに1960年のこの日に、私も恩師の…

【第25回】 グラスゴーの緑の広場   (2016.4.1)

新しい出会いから弾む心で出発! 朗らかなあいさつで友情の金の道をひらいていこう 温かく陽光が降り注ぎます。 明るく桜花が咲き誇ります。 「春」は英語で「Spring(スプリング)」です。その通り、あらゆる生命が跳びはねるように躍動しています。 新入生…