希望の翼

青春勝利の大道 第26回 共に人間革命の栄光譜を

​第26回 共に人間革命の栄光譜を ​ 勝負は最後の執念で決まる 戦いは執念(しゅうねん)で決まる。最後の一歩まで、徹(てっ)して攻(せ)め続けた方が勝つ。 これが歴史の鉄則(てっそく)だ。 「断じて勝つ!」という燃え上がる若き闘魂(とうこん)こ…

【第27回】 マレーシアの木陰     (2016.6.1)

「思いやりの世界」を広げる人に! 人々のために 社会のために 自分を磨き鍛えよ ──それは、200年前のマレーシアの物語です。 ある少年が、毎日、お父さんに語学の勉強をさせられていました。 〝もう勉強は嫌だ!〟 遊び盛りの少年は、ついに我慢ができなく…

【第26回】 メキシコの空港      (2016.5.1付 未来ジャーナル)

夢への飛翔は「今ここから!」 「努力する才能」に勝るものはなし。喜び勇んで挑戦を! 晴れわたる希望の5月です。 5月3日は、「創価学会の日」です。それは、1951年、わが師・戸田城聖先生が第2代会長になられた日です。さらに1960年のこの日に、私も恩師の…

【第25回】 グラスゴーの緑の広場   (2016.4.1)

新しい出会いから弾む心で出発! 朗らかなあいさつで友情の金の道をひらいていこう 温かく陽光が降り注ぎます。 明るく桜花が咲き誇ります。 「春」は英語で「Spring(スプリング)」です。その通り、あらゆる生命が跳びはねるように躍動しています。 新入生…

【第18回】   アンデス越えたり  (2015.9.1)

山は、頼もしい心の友達です。 どんな時でも、どっしりとそびえ立つ山を仰げば、わが心も悠然と定まります。 私たちの地球には、壮大なスケールの山脈がたくさんあります。 私も世界を駆け巡る中、王者の風格の山々を目の当たりにしてきました。とりわけ、南…

【第17回】  ウィーンの街角 (2015.8.1)

魂を揺さぶらずにはおかない美しいメロディー、命が躍動する力強いリズム、皆の心を一つに結ぶ妙なるハーモニー……。音楽は、人類のかけがえのない宝です。 皆さんは、どんな音楽が好きですか? 私は若い頃から、ベートーベンの交響曲が大好きでした。「運命…

【第16回】  バンコクの河畔(かはん)で (2015.7.1)

伸びゆく若人の笑顔ほど、まばゆいものはありません。 未来を見つめる若人の瞳ほど、涼やかなものはありません。 日蓮大聖人は、「人の魂は顔に現れ、その顔に現れている魂は、眼(まなこ)の中に収まっているものである」(御書1402㌻趣意、「妙法尼御前御…

【第15回】 光満つるキューバ・ハバナ 2015.6.1

夢は、希望を咲かす種です。 夢は、前進へのエンジンです。 夢は、心と心をつなぐ虹です。 「池田先生の夢は何ですか」 関西での楽しい語らいの折、女子未来部の友から、こう聞かれたことがあります。 私は答えました。 「私の夢は、戸田先生の夢を実現する…

【第14回】イタリアの「花の都(フィレンツェ)」 (2015.5.1)

「人類の宝」と光る皆さんと、今回は、地球に輝く文化の「花の都」へ、心の旅に出掛けよう! その街は、時の流れに色あせることがありません。いな、時とともに、いよいよ光彩を増していくように思えます。 それは、イタリアのフィレンツェです。アルノ川の…

【第13回】 中国・桂林の山河  2015-4-1

新入生の皆さん、入学おめでとう! 進級した皆さんも、「いよいよ」の心で新出発だね! 皆さんは、一年ごとに、友情のスクラムを快活に聡明に広げゆく青春であり、人生であってください。その一つの秘訣(ひけつ)があります。 それは、「古い友人を大切に…

【第12回】 デンバーの湖 2015-3-1

この春、卒業を迎える皆さん! 晴れの門出、誠におめでとう! 皆、本当によく頑張りました。 私は、一人一人の健闘を讃えて、皆さんのご家族や、未来部の担当者の方々と一緒に、大拍手を送り、祝福の万歳を叫んでおります。 卒業は、ここまで自分を育んでく…

【第11回】 ドミニカの庭園   (2015.2.1)

一番苦しんだ人が一番幸福に はじめに、自由自在に地球を一周する思いで、思い浮かぶ国の名前をあげてみよう。みんな、幾つくらいあげられるかな。 実に、たくさんの国があるね。 私が世界への旅を開始して、今年で55周年。今、私たちSGI(創価学会イン…

【第10回】 ネパールの頂      (2015.1.1)

君よ、粘り強く最高峰の青春を 新しい一年の始まりに当たり、皆さんに、一つ質問をします。 「王」という文字は、「三」という字を書いて、「一」の字を縦に書き表すね。これは何を意味していると思いますか? 日蓮大聖人の御書には、「三」は天と地と人を表…

【第9回】 ドイツの大河  (2014.11.2)

トルストイの言葉は、トルストイ著『戦争と平和』藤沼貴訳(岩波文庫)、『トルストイ全集18 日記・書簡』中村融訳(河出書房新社刊)。セレブロフは、、アレクサンドル・セレブロフ/池田大作著『宇宙と地球と人間』(潮出版社刊)。サーツは、『私か見つけ…

【第8回】 シンガポールのビル群 (2014.11.1)

青春とは、天空高く、勇敢に、大胆に伸びていく生命のことです。自分らしく、焦らず、上へ上へと! シンガポールの街並みには、躍動する青年の息吹があります。 行事の合間に見つめた、超高層のビル群は、南国の青空に映えて林立していました。 多様な文化を…

【第7回】カナダの滝  (2014.10.1)

大地を揺るがす轟然(ごうぜん)たる水音が、体の芯まで響いてきます。 “世界三大瀑布(滝)” の一つ、カナダ・トロント近郊のナイアガラの滝の迫力は圧倒的です。悠然と流れる紺碧(こんぺき)の水が一気に落下し、豪快に砕けると、真っ白い飛沫(ひまつ)…

【第6回】 不屈の都 モスクワ  (2014.9.1)

君よ、貴女《あなた》よ、負けじ魂の名優たれ! 春の来ない冬はない。苦しくとも粘り強く、自分を鍛え上げよ モスクワ大学のキャンパスがある「雀《すずめ》が丘」の展望台からは、壮大なスケールの首都の街並みが一望できます。 ロシアの大文豪トルストイの…

【第5回】 ハワイの浜辺   (2014.8.1)

一人を大切に! ここから平和が生まれる 生きて生き抜け! 若い皆さんが輝けば世界は変えられる 夏は、若き皆さんの生命が白馬のように躍動する季節です。 白馬といえば、ハワイで不思議な白馬に出あいました。 1985年の7月、諸行事の合間に、ホノルル市内…

【第4回】 イギリスの城     (2014-7-1)

私の師匠である戸田城聖先生は「城」がお好きでした。ご自身の名前にも、城の字が入っています。 先生が私にくださった雅号(詩歌等で使う別名)も「大城(だいじょう)」です。 第2次世界大戦後、焼け野原に一人立った戸田先生は、民衆の幸福と正義の城を…

【第3回】 ブラジルの花  (2014.6.1)

朗らかな人に勝利は輝く 大変であればあるほど大きく変わるチャンス。喜び勇んで立ち向かえ 「真実の友人がいれば、そこがふるさとである」 これは、私の大切な友で、ブラジルを代表する音楽家のビエイラさんと分かち合う信条です。 ですから私には、「真実…

【第2回】 ニューデリーの虹   (2014.5.1)

苦も楽も青春勝利の光彩 仏法は「本因妙」。「さあ今から」「これからだ」と前進する希望の哲学 ありのままの自分で題目をあげきり伸び伸びと進め 虹は、天空が贈ってくれる喜びの笑顔であり、希望の笑顔です。 悠久の大国インドの首都ニューデリーで天が見せてく…

【第1回】 ロサンゼルスの道    (2014.4.1)

「まず、やってみよう」と挑戦する勇気の青春たれ 失敗を恐れるな!「いつか必ず」という不屈の意志を! それは、どこまでも続く、夢と希望の道です。 はるか太平洋の彼方から、快活に押し寄せる白波。宇宙の果てまで突き抜けるような青空──。 人々が憩うビ…