2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第48回」  尊き地区の勇者に最敬礼  (2013.12.22)

学会はだれも想像しなかった大発展だ。 伸びゆく青年の姿ほど、うれしいものはない。 戸田先生は、広布の未来を開かんと、ただ人材を育てられた。厳愛の声が響く。 「仏法は勝負だ。闘争を開始するからには、それだけの準備と決意と闘魂をもって、断じて勝つ…

第47回」  最後までベストを尽くせ  (2013.12.15付)

〈未来部の皆さんへ〉 寒風に胸張り進む未来部の皆さんの尊い努力と成長こそが、世界を温め、未来を照らします。皆さんこそ、希望の太陽です。 受験生の皆さんは、夢に向かって挑戦し、力を発揮してほしい。本当の勝負は、これからです。大変だろうけれども…

【第17回】 信心の根をどこまでも深く  (2013.12.28)

ね《根》ふかければは《葉》かれず・いづみ《泉》に玉あれば水たえずと申《もう》すやうに・御信心のねのふかく・いさぎよき玉の心のうちに・わたらせ給うか(窪尼御前御返事 、1479㌻) 通解 根が深ければ葉は枯れず、泉に玉があれば水が絶えないと言うよう…

若芽 58 2013年 12月28日

東京創価小学校の校長・新木高志から、巣立っていく卒業生の同窓会に名前をつけてほしいと要請された山本伸一は、「創栄会」と命名した。 そこには、創価教育の栄光を担って 立つ逸材の集いとの意義が込められていた。 第一期卒業生の中学進学の年となった…

若芽 57 2013年 12月27日

東京創価小学校の開校一年目は、創立者の山本伸一と、さまざまな黄金の思い出を刻みながら、堅固な建設の礎を築くことができた。 開校二年目となる一九七九年(昭和五十四年)四月、希望に胸を膨らませて、新入生が「創小」に集ってきた。 伸一は、この四月…

若芽 56 2013年 12月26日

「児童祭」では、一年生のオペレッタ(歌劇)、二年生のリズムダンス、三年生の演劇などが披露された。 山本伸一は、児童の熱演と成長に目を細め、心から拍手を送った。 あいさつに立った彼は、こう語り始めた。 「創価小学校で学んだ人のなかから、人類を…

若芽 55 2013年 12月25日

保健室で山本伸一は、さらに話を続けた。 「近年の傾向として、家庭や学校生活で悩み事があり、それが過度の緊張やストレスとなって、体調を崩す児童が増えていると聞いています。 したがって、子どもが保健室に来たら、何か悩み事はないかも、よく聞き、精…

若芽 54 2013年 12月24日

山本伸一は、校長の新木高志や児童らとグラウンドへ向かった。 伸一の周りに集まった児童たちは、歓声をあげて彼にしがみついてきた。 「わかった、わかった! みんな、私を待っていてくれたんだね。では、相撲を取ろう」 「ワァー」と、声があがった。 伸…

若芽 53 2013年 12月23日

山本伸一は、教育にとって大事なことは、安易に結果を求めるのではなく、物事のプロセスを習得させることにあると思っていた。 たとえば、言葉の意味を知ることは、教育の大切な目標であるが、単に意味を教えることだけに終わってはならない。 児童が、自分…

若芽 52 2013年 12月21日

運動会のあと、山本伸一は、東京創価小学校の作法室で、教員たちと懇談した。 これには、関西の創価女子中学・高校などの教員も出席した。 伸一は語った。 「今日、私は、他校の小学生らと一緒にグラウンドを回りました。 それは、運動会に茶々を入れたかっ…

【第46回】  誓願の祈りで勝利の日々を  (2013.12.8)

威風堂々とそびえ立つ広宣流布大誓堂で「広宣流布誓願勤行会」が始まった。 連日、友が喜び集い、学会常住の御本尊に、誓願の祈りを捧げている。 広宣流布こそ、人類の願望である。私は、この御本尊に「広宣流布の希望の道を無限に開かせたまえ」と祈ってき…

若芽 51 2013年 12月20日

運動会は、やがて閉会式に移った。 新木校長、来賓のあいさつのあと、山本伸一が演壇に立った。 「今日は、ちょっと難しい話をします。児童の皆さんよりも、むしろ、保護者の方にお話し申し上げたいと思います。 昨日、私は、筍を育てる名人と会いました。 …

若芽 50 2013年 12月19日

山本伸一は、皆で声を合わせて行進しながら、見学に来ていた子どもたちに、次々と言葉をかけていった。 「みんなも、おいでよ」 一緒に歩く子どもの数は増え、四、五十人に膨らんだ。伸一と他校の子どもたちの行進に、創価小学校の児童から拍手が起こった。…

若芽 49 2013年 12月18日

創立者の山本伸一が来賓参加競技に出場しようとグラウンドへ出て行くと、学園の理事や創価大学の中国人留学生らも後に続いた。 競技が始まった。伸一は、児童とおなかでビーチボールを挟み、「ソレッ!」と掛け声をかけて走り始めた。二人は息が合っていた…

若芽 48 2013年 12月17日

山本伸一は、木藤優が作詞した校歌の案を見ると、「これで作曲を進めてはどうか」と伝えた。 この校歌は、東京創価小学校の音楽教師である本杭克也が作曲し、十月に発表されることになる。 伸一は、創価小学校の児童らと、会いたくて会いたくて仕方なかった…

若芽 47 2013年 12月16日

教頭の木藤優は、夏休みに入っても、日々、呻吟しながら、東京創価小学校の校歌の作詞に余念がなかった。 何度となく推敲を重ねたが、なかなか納得できるものにはならなかった。ようやく山本伸一に歌詞を提出したのは、八月末であった。 一、いつの日か い…

若芽 46 2013年 12月14日

一九七八年(昭和五十三年)七月四日、東京創価小学校の作法室で、創立者・山本伸一と教職員の懇談会は続いていた。 伸一は語った。「教育の成果は、十年後、二十年後、いや三十年後、五十年後、百年後に出る。長い目で見ていくことが大事です。 教師という…

若芽 45 2013年 12月13日

一九八五年(昭和六十年)七月十六日朝、林田新華と弘高の姉弟は、創価小学校に登校する前、母親の千栄子が入院する病院を訪れた。 母は、優しい笑みを浮かべて、子どもの手を握り、学校へ送り出した。 その午後、母親は、笑っているような顔で、安らかに息…

若芽 44 2013年 12月12日

本川雅広の一家の生活は、困窮を極めた。 贅沢な食事など、いっさい口にすることはなかった。彼は、「焼き肉」といえば、“たくさんのモヤシを焼いて食べるもの”と思っていた。 また、衣服のほとんどは、親戚などからのもらい物で過ごした。 本川の両親は、懸…

第45回】  一人も残らず大功徳よ薫れ  (2013.12.1)

婦人部の前進は、本当に見事であり、健気です。皆様方のことは、いつもいつも私と妻の胸の中にあります。 日蓮大聖人は「金《こがね》はやけば弥《いよいよ》色まさり剣《つるぎ》はとげば弥利《と》くなる・法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる」(御書1241…

【第20回】 御書があれば負けない   (2013.12.1)

「心に刻む御文」を持とう! 20世紀ロシアを代表する文豪 ショーロフ氏 大事なのは、その人の信念です。ある目的へ向かって、その人が目指していく力です。信念のない人は、何もできやしません。 ──11月24日に「教学部任用試験」が行われました。多くの高等…

若芽 43 2013年 12月11日

「児童の本川雅広に会いたい」と言って、風体のよくない、目の鋭い男が、学校に訪ねてきたこともあった。 応対に出た教員は、きっぱりと答えた。 「お父様の負債の件で、児童と会わせることはできません。本来、子どもとは関係のないことです。 また、児童の…

若芽 42 2013年 12月10日

山本伸一は、久藤智代への接し方について、教師たちに語った。 「彼女については、こまやかな心配りをしていくことが大切ですが、特別扱いをすべきではありません。 ほかの児童と同じように、なんにでも挑戦させるようにしてください。 そうでないと、社会で…

【第43回】 善縁の拡大が新時代を開く  (2013.12.4)

新しい友情を広げよう 正しい人生を歩むためには、「善き友」の存在が何より大切である。「善き友」と一緒に進むところに成長も充実もあるからだ。 それには、まず自分が相手にとって「善き友」になることである。 誠実第一に、一人の友を大切に、そして、二…

【第42回】 わが青春の新たな船出を  (2013.11.20付)

大聖人直結の自覚で 日蓮大聖人に直結して、広宣流布の誓願に生き抜く仏意仏勅の団体が、創価学会である。 「自行化他」の題目を唱えゆく私たちには、大聖人の御生命が脈々と湧現してくる。 日寛上人が、「我等、妙法の力用に依って即蓮祖大聖人と顕るるなり…

【第41回】 会合は信心錬磨の集い   (2013.11.6付)

参加者の喜びが勝利 学会の会合は、法華経の会座に等しい集いである。広宣流布を遂行しゆく、最も尊貴な異体同心の世界である。 私たちが朝晩、読誦している方便品には「言辞《ごんじ》は柔軟《にゅうなん》にして、衆《しゅ》の心を悦可《えっか》せしめ(…

【第40回】 かつてない 新しい道を開け   (2013.10.16)

信心光るリーダーたれ 広宣流布のために戦っている人が、一番偉い人である。役職の上下ではない。一番大変な中で、一番苦労して、頑張っている人が、一番尊い人であることを忘れまい。 御書にも、法華経にも、その人への讃嘆が満ち溢れているではないか。リ…

【第16回】 妙法の功徳は広大無辺  (2013.11.30)

問う其の義を知らざる人唯南無妙法蓮華経と唱うるに解義《げぎ》の功徳を具するや否や、答う小児乳を含むに其の味を知らざれども自然に身を益《やく》す(四信五品抄 、341㌻) 通解 問う、(妙法蓮華経の五字に法華経の道理が納まっているという)意義を知…

第15回】 率先垂範の名指揮を   (2013.11.13付)

兵者《へいしゃ》を打つ刻《きざみ》に弱兵《じゃくへい》を先《さき》んずれば強敵《ごうてき》倍《ますます》力を得《う》る(守護国家論 、37㌻) 通解 兵を討つ時、弱い兵を先に向かわせると、強い敵は、ますます力を得る。 同志への指針 日蓮大聖人は勝…

若芽 41 2013年 12月7日

東京創価小学校では、担任の若江幸恵が、授業の最初に、久藤智代が義足を使っていることをクラスの皆に説明した。 “そのことで、からかわれたりすることのないように”との配慮であった。 一九七九年(昭和五十四年)秋に、山本伸一が小学校を訪れた時、若江…