2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

随筆 民衆凱歌の大行進 No.5 (2014.5.2付)

輝かしき五月の三日 共戦の同志よ 正義の大道を断固と! さあ出発だ! 広布の誓願に燃えて 「よろこばしい青春よ きたれ ここに そして見よ 明けはなれゆく朝を」 英国の詩人ブレイクは歌い上げた。 今、創価の若人が、新たな希望の朝を告げている。なんと輝…

随筆 民衆凱歌の大行進 No.4 (2014.4.19付)

正義の言論魂 創刊63周年 今日も「聖教新聞」と前進! 希望の「声」を社会に 友の心に! 百花繚乱の春。生き生きと伸びゆく若葉も、まばゆい輝きを放っている。 長く厳しい冬を勝ち越えた北国の友からも、嬉しい花便りをいただく。 4月から5月へ、心躍り生命…

随筆 民衆凱歌の大行進 No.3 (2014.3.11付)

東北の城 福光の春 不屈の「みちのく魂」よ 世界に燦たれ! 胸に生き抜く力あり 心に希望の光あり 妙法を 唱え生き抜け 恐れなく 幸の光彩 友を照らして 未曽有の東日本大震災から3年──。 あまりにも多くの生命が突然に奪われ、あまりにも多くの方々が傷つき…

随筆 民衆凱歌の大行進 No.2 (2014.2.18付)

二月闘争の誇り 一人を大切に! 地涌の底力を開け 元気で希望と歓喜の座談会を けなげにも 寒風おそれぬ 英姿かな 新時代の二月闘争を! 立春を過ぎても、いまだ厳寒の続く中、わが地涌の同志は、「壁を破ろう!」と、紅梅の如く鮮烈な広布の情熱を燃やし、…

激闘56  2014年5月27日

山本伸一は、九州最高会議に続いて、視察のために、福岡市西区(現在の早良区)の九州記念館(現在の福岡平和会館)に立ち寄った。 時刻は、既に午後八時であった。 彼は、同行の幹部から、福岡圏・別府支部の体験談大会が行われていることを聞いた。 「体験…

激闘55  2014年5月26日

山本伸一は、個人指導についての、自分の実感を語っていった。 「私が多くの幹部を見てきて感じることは、個人指導を徹底してやり抜いてきた方は、退転していないということなんです。 個人指導は、地味で目立たない永続的な忍耐の労作業であり、それを実践…

【第20回】  粘り強く勝利の根を張れ  (2014.5.24)

明るく朗らかな、希望あふれる未来部の皆さん! 野には、あちらこちらで、タンポポが黄色い花を咲かせ、白い綿毛をパラシュートのように軽やかに飛ばしていきます。 私が少年時代から大好きな詩に、「踏まれても 踏まれても なお咲く タンポポの笑顔かな」と…

【第19回】  生命の鍛錬を!幸福の礎を  (2014.5.19)

列島各地で創価青年大会への取り組みが素晴らしい。 青年が皆、元気でうれしい。青年が大成長している。皆で応援していきたい。 婦人部・壮年部も一体となって、若き友を、わが子のように、弟・妹のように温かく励ましてくださっている。 大会を支えてくださ…

激闘54  2014年5月24日

山本伸一の声は次第に熱を帯びていった。 「個人指導によって、相手の方が奮起した場合でも、“その後、どうなったのか”“悩みは克服できたのか”と心を砕き、電話でも、手紙でもよいから、連絡を取って、激励していくことです。 幹部になった。張り切って会員…

激闘53  2014年5月23日

山本伸一は、「本日は、懇談的に、少し話をさせていただきます」と前置きし、個人指導の基本姿勢について述べていった。 「第一に、決して、感情的になってはならないということであります。 会員の方でも、信心をしていこうという自覚が乏しく、学会に対し…

激闘52  2014年5月22日

自動車販売会社に勤務する青年が、山本伸一に報告した。 「私は四期生で、今春から社会人になりました。 実は、就職試験の面接で、社長が、『一度、学会本部に行ったことがあるが、受付の女子職員の応対が実にすばらしかった。 日本一だ!』と語っておりまし…

激闘51  2014年5月21日

山本伸一は、集って来た青年たちが、信心のことで、職場の先輩や同僚たちから、批判されることもあるのではないかと思った。 「もしも、信仰について、とやかく言われることがあっても、『信教の自由は憲法で保障されているではありませんか。 激流の社会で…

激闘50  2014年5月20日

山本伸一のもとに集って来た創価大学出身の青年部員は、一期生から、この年の春に卒業したばかりの四期生であった。 伸一は、皆の近況などを尋ねていった。メンバーは、新聞社や自動車販売会社、市役所等に勤務し、鹿児島県繁栄の力になろうとの、強い思いを…

激闘49  2014年5月19日

宮中直子は、根は純粋であった。彼女は、学会の指導を実践し、良き主婦、良き妻、良き母をめざした。 その目覚ましい変化に、夫の栄蔵も目を見張った。そして彼は、信心への態度を改め、反対も次第に収まっていったのである。 また、利安真吉も、栄蔵のもと…

【第18回】  堂々と絶対の安穏の道を  (2014.5.12)

新しい広宣流布の開拓をするのは今だ。皆、本当に頑張っている。なかんずく婦人部の皆様に一段と光を当て、心からの感謝を捧げたい。全ての同志を最大に賞讃したい。 広布の功労は不滅だ。妙法の功徳は無量である。 御聖訓には仰せである。 「国中の人々に、…

激闘48  2014年5月17日

宮中直子は、悩んでいた。 「主人は、学会のことは何も知らないのに、信心をするなと言うんです。困ったものです」 よく婦人部の先輩幹部に、そう愚痴をこぼした。すると、先輩は、「ご主人のせいにしてはだめよ。 悩みの本当の原因は、すべて自分にあるのよ…

激闘47  2014年5月16日

宮中直子が入会したのは、一九六二年(昭和三十七年)のことであった。信心によって事業の倒産の危機を乗り越えた自分の両親から、学会の話を聞かされたのだ。 彼女は、信心をする気など全くなかった。 母親は、「人生には福運が大事よ。その福運を積むには…

激闘46  2014年5月15日

宮中家を訪問した山本伸一と峯子は、仏間になっている和室に通された。 伸一は、家族の一人ひとりに声をかけ、報告に耳を傾けていった。 主の宮中栄蔵は、この家は檜造りであり、木を切り出すところから、綿密に計画して建てたことを伝えた。 「そうですか。…

激闘45  2014年5月14日

山本伸一は、懐かしさを覚えながら、鹿児島会館の館内を視察した。そのあと、県の幹部らと勤行し、指導会をもった。 「九州は、日本列島四大島の南にあり、鹿児島県は、さらにその南端にあります。 ゆえに鹿児島の皆さんは、「広宣流布の新潮流は、常にわが…

激闘44  2014年5月13日

山本伸一は、日蓮大聖人の仏法に基づく考え方、生き方は、普遍であり、時代、社会をリードする規範となることを語っていった。 「私は、かつて、牧口先生を知る先輩方から伺った一つに、こんな話がありました。 戦時中、入営や出征することになった人に対し…

激闘43  2014年5月12日

山本伸一が出席して鹿児島会館落成の式典が開かれたのは、一九六三年(昭和三十八年)十一月二十三日午前のことであった。 会館は、眼前に錦江湾が広がり、噴煙を上げる桜島を望む風光明媚な地にあった。 約七百平方メートルの敷地に立つ、延べ面積約四百五…

激闘42  2014年5月10日

利安真吉は、真剣な目で、何度も頷きながら、山本伸一の話を聴いていた。 伸一は言った。 「それで、鹿児島県総会はいつにしますか」 利安は、口ごもりながら答えた。 「はあ、総会ですから……、年内ですと、秋ごろでしょうか」 すかさず、伸一は言った。 「…

激闘41  2014年5月9日

九州研修道場から鹿児島会館までは、車で一時間半ほどの距離である。車中での山本伸一と利安真吉の語らいは弾んだ。 伸一は、広宣流布のリーダーの在り方について語り始めた。 「組織の中心者が常に心していかなければならないことは、皆が楽しく、生き生き…

激闘40  2014年5月8日

山本伸一は、奄美に思いを馳せながら言葉をつぎ、利安真吉に語った。 「学会員が、本腰を入れて地域貢献に尽くしていくならば、地域の皆さんにとっては大きな力になるでしょう。 私たちは、学会にあって、一人の人を大切にすることや、自他共の幸せを創造す…

激闘39  2014年5月6日

山本伸一は、利安真吉の話に、頷いた。 「そうですか。ともかく、何があったとしても、決して臆することなく、勇気をもって仏法を語り抜いていくことが、地域広布の根本です。 その精神を忘れて、策や方法ばかり考えても、何一つ実ることはありません」 「…

激闘38  2014年5月5日

五月十六日、山本伸一は、鹿児島から、空路、福岡に移動する予定であった。しかし、強風のため飛行機が欠航したので、もう一日、鹿児島に滞在することにした。 この日の午後、彼は、鹿児島の県長である利安真吉と共に、車で鹿児島市内の鹿児島会館等を訪れ…

【第51回】 わが地域を「幸福の楽土」に  (2014.5.7)

近隣こそ広布の最前線 日蓮大聖人は、信頼する門下に、「其の国の仏法は貴辺にまか(任)せたてまつり候ぞ」(御書1467㌻)と励まされている。 「其の国」とは、どこか──それは、まず自分たちの住む地域から始まる。わが近隣こそ、御本仏から任された広布の…

【第50回】 報恩こそ勝利の源泉  (2014.4.16)

親孝行は人間性の真髄 今の自分があるのは、誰のおかげか。その恩を知り、恩に報いようと生きることこそ、正しき生命の道である。勝利の人生の道だ。 知恩・報恩の根本は、「親孝行」である。 御聖訓には、「先づ此の父と母との恩を報ずべし」 (御書1527㌻…

【第50回】 報恩こそ勝利の源泉  (2014.4.16)

親孝行は人間性の真髄 今の自分があるのは、誰のおかげか。その恩を知り、恩に報いようと生きることこそ、正しき生命の道である。勝利の人生の道だ。 知恩・報恩の根本は、「親孝行」である。 御聖訓には、「先づ此の父と母との恩を報ずべし」 (御書1527㌻…

【第17回】  誓願の祈りで 世界の友と  (2014.5.5)

晴れわたる5月3日から、我ら創価家族は、希望に燃えて新出発した。 この日、私は広宣流布大誓堂で、完成記念署名を御宝前に供え、全同志の健康と幸福と勝利、亡くなられた方々の三世永遠の安穏を祈って勤行・唱題した。そして、新しき広宣流布の大道がいや…