2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

みんなで学ぶ教学〈特別編〉 勤行・唱題 下

みんなで学ぶ教学〈特別編〉 勤行・唱題 下 一遍の題目にも無量の功徳が 日夜朝暮に怠らず磨き続ける 私たちは勤行・唱題に、どのような姿勢で取り組めばよいのでしょうか。この点について、確認していきましょう。 戸田城聖第2代会長は、このように語ってい…

激闘 8 2014年3月29日

苦闘は、精神を鍛え、人間力を培う父である。苦闘は、歓喜を生み出す母である。 山本伸一は、記者たちに語った。 「私は、青年たちに、苦闘を厭わぬ信念と哲学をもってほしいんです。苦労するのは辛いことです。 しかし、自分の置かれた現実と、そこに横た…

激闘 7 2014年3月28日

山本伸一は、記者たちに、困難や苦労に立ち向かうことの大切さを語っていった。 「苦闘は、人間として大成していくうえで、必要不可欠です。 それが、いかなる逆境にも負けない雑草のような強さを培っていくからです。 ところが近年、青年たちは苦労を避け…

激闘 6 2014年3月27日

山本伸一が、「教育」を「教」と「育」に分け、特に「育てる」ことに力を注ごうと考えた背景には、彼の独自の教育観があった。 彼が知る限り、日本の教育は、知識、技術を教えることに力点が置かれていると言わざるを得なかった。 大事なことは、習得した知…

大白蓮華 2014年(平成26年)3月号(No.772)

座談会で蘇る!座談会で勝ち開く! 創価学会名誉会長 池田大作 いにしえのシルクロードの大詩人で、わが創価大学に立像のあるナワイーは勇壮に詠(うた)った。 「汝(なんじ)よ、信じ給え。困難において力となる真の友がいる限り、どんな不幸も乗り越えら…

大白蓮華 2014年(平成26年)2月号(No.771)

誓いの「初心」忘るべからず 創価学会名誉会長 池田大作 人間は、皆、幸福になる力をもって生まれてきた。 どんな試練にも打ち勝つ力をもって生まれてきた。 このカを解き放つために、哲学があり、信念がある。 アメリカ・ルネサンスの哲人エマソンは、「動…

【第12回】  一人一人が大福徳に輝け  (2014.3.23)

一対一の対話が、学会の伝統である。訪問・激励に徹してきたゆえに、今、世界中に人材が育っている。私も、一人一人のもとに足を運び、全身全霊で励ましてきた。 うまく話せなくても、くよくよせず、カラッと前へ進むのだ。誇り高い仏の仕事だ。全部、立派な…

激闘 5 2014年3月26日

山本伸一は、力を込めて語っていった。 「また、私が創立した創価学園の生徒について、『私の命よりも大事である』と述べました。 私は、自分をなげうっていくつもりで、こう訴えたんです。 ありのままの、偽らざる気持ちを、そのままぶつけているんです。 …

激闘 4 2014年3月25日

山本伸一は、グラウンドを回りながら、各方面の音楽隊長と握手を交わし、中等部の隊員を見つけると、歩み寄っては、両手を広げて、抱え込みながら語りかけた。 「すばらしい演技でした。勉強もしっかり頑張って!」 会場に設置されたバックパネルの足場から…

激闘 3 2014年3月24日

山本伸一が、創価大学の体育館で行われた表彰式典で強く訴えたことは、「生涯、信行学の実践を」ということであった。 日蓮大聖人の仏法は、「本因妙」の仏法である。それは、私たちの生き方に当てはめていうならば、「生涯求道」「生涯精進」「生涯成長」と…

【第48回】 「一対一」が学会発展の生命線  (2014.3.19)

率先して訪問・激励へ 対話は、生命と生命の触発である。 こちらの生命が躍動すれば、相手の生命も躍動していく。対話に臨む、こちらの祈りと息吹で決まる。題目を朗々と唱え、弾む心で元気に飛び出すのだ。 創価の父・牧口先生も、大きい会合で話すだけでは…

【第47回】 学会歌を高らかに  (2014.3.5)

朗らかに共戦の歌声を 歌は希望である。歌を歌えば元気になる。勢いが出る。嬉しい時も、辛い時も、我らは学会歌を歌いながら進んでいくのだ。 歌は力である。皆で歌えば心が一つになる。 戸田城聖先生も、歌がお好きだった。私たちは、師の前で、師と共に、…

激闘 2 2014年3月22日

山本伸一は、立川文化会館での記念勤行会を終えると、直ちに創価大学へ向かった。 「5・3」のメーン行事となる、「創価功労賞」「広布功労賞」の表彰式典等に出席するためであった。 草創期から、共に広宣流布に戦い抜いてくれた同志を、彼は、最高に讃え…

激闘 1 2014年3月21日

闘争のなかに前進がある。 闘争のなかに成長がある。 闘争のなかに希望がある。 闘争のなかに歓喜がある。 ヨーロッパ統合の父クーデンホーフ・カレルギーは、信念の言葉を記した。 「人生は闘争であり、また、いつまでも闘争であるべきである」(注) さ…

正義 66 2014年3月20日

山本伸一は、関西では、創立者として創価女子学園を訪問したほか、関西牧口記念館、兵庫文化会館などを次々と訪れた。 行く先々で同志と記念のカメラに納まり、懇談会等をもち、入魂の励ましに徹した。 四月二十八日には、関西センターでの立宗記念勤行会に…

正義 65 2014年3月19日

二十四日の午後二時半、三重文化会館に到着した山本伸一は、居合わせた近隣の会員と記念撮影し、皆で一緒に勤行をした。 さらに、県の代表幹部との懇談会に臨み、意見に耳を傾け、質問に真心を尽くして答えた。 また、移動の車中で作った歌などを、参加者に…

【第11回】 青年部の幸福と勝利を祈る  (2014.3.16)

苦難を越え、広宣流布を成し遂げる、師弟不二の大誓願に立つ。それが3・16だ。 今、日本でも、世界でも、青年が立派に育っている。その姿に感動する。これほど、うれしいことはない。 君たち青年部の時代に入った。幸福と勝利を祈っています。 * * 日蓮大…

正義 64 2014年3月18日

支部婦人部長の多喜川睦は、さきほどまで山本伸一が訪れていた三沢宅にいた。 彼女も三沢宅での〝座談会〟に参加しており、終了後も、皆で伸一の指導を確認し合い、決意を語り合っていた。 そこに、一本の電話が入った。伸一に同行していた県の幹部からであ…

正義 63 2014年3月17日

山本伸一を囲んでの「座談会」は、一時間ほどに及んだ。 彼は、三沢光也・カツ子夫妻に見送られ、三沢宅をあとにした。 伸一は、この日の夜は、津市にある三重文化会館で、県の代表との懇談会に続いて、三重支部結成十八周年記念幹部会に出席することになっ…

(「わが青年よ! 馬上豊かに剣高く」より)

3・16「広宣流布記念の日」 わが青年よ! 勝つのだ 人生の玉座に昇りゆけ おお 偉大なる青年よ! 精神の王者を妬(ねた)む いかなる権力者をも 絶対に恐れぬ青年よ! いかなる邪悪(じゃあく)にも いかなる強敵にも 戦い勝ち切る 漠々(りり)しき青年…

正義 62 2014年3月15日

露崎アキは、山本伸一からの伝言と見舞いの品に、跳び上がらんばかりに驚き、喜んだ。 「こんな病魔になんか、負けとれん! 一日も早う元気になって広宣流布のために、そこら中、歩き回らな! 山本先生にお応えせなあかん!」 彼女の病状は、健康に向かって…

正義 61 2014年3月14日

山本伸一は、露崎アキと聞いて、二年前に三重研修道場が中部第一総合研修所としてオープンした折の、彼女との出会いを思い起こした。 伸一が役員のメンバーなどを励ますために構内を回っていた時、凜とした声であいさつをした老婦人がいた。 「先生! 露崎ア…

正義 60 2014年3月13日

波多光子は、自分としては、露崎アキと二人で一生懸命に葬儀を執り行ったつもりであった。 しかし、それでも歳月を経るごとに、「本当にあんなんで、よかったんやろうか。 故人の一家に惨めな思いをさせたのではないか」という気持ちが、心の底に、澱のよう…

正義 59 2014年3月12日

三重研修道場周辺の地域に住む人たちの多くが、波多光子と露崎アキの弘教である。 三沢光也の父も、波多の勧めで入会したという。肝臓と胆嚢を病み、「もう長くはない」と周囲の人たちが噂し合っているなかで、信心を始めたのだ。 そして、法華経に説かれた…

正義 58 2014年3月11日

いかに時代は変わろうが、信心ある人には、広宣流布の前進あるところには、必ず魔が競い、難が襲う。 波多光子は、周囲のいかなる仕打ちにも、迫害にも挫けまいとの決意を固めた。 入会した友を、その決意に立たせてこそ、本当の折伏である。 それが、広宣流…

正義 57 2014年3月10日

堺支部の幹部は、さらに話を続けた。 「経文に、御書に照らして、魔も、難も起こらない正法なんてありません。 難を避けるうまい方法はないかなどと考えてはだめです。覚悟を決めることですよ。 実は、魔にも、難にも、大きな意味があるんです。大聖人が、『…

第10回】  信心の喜びを語れば大功徳  (2014.3.9)

広宣流布の戦いの中で、人は育つ。皆、よく成長してくれて、本当にうれしい。 戸田先生は、発展する組織の要諦を教えてくださった。 第1に「異体同心の団結、麗しい同志愛で進め!」。 第2に「一人一人が、絶対の確信に立って、“私が創価学会だ”という学会…

【第9回】  折伏精神を堅持して進め  (2014.3.2)

〈学生部の友へ〉 大切な大切な、わが学生部の諸君が、世界の先駆を切って、生き生きと、広宣流布の拡大に奔走している。 智勇兼備の学生部が、皆、元気で成長してくれて、これほど、うれしいことはありません。後継の愛弟子の健闘を讃えたい。 これからも一…

正義 56 2014年3月8日

入会した波多光子に、露崎アキは、勤行とともに弘教に励むことの大切さを力説した。 「日蓮大聖人の仏法は、自行化他にわたる信心や。自分も、周りも、共に幸せにならんと、本当の幸せはないやろ。 たとえば、周りの人が飢え死にしとるなかで、自分だけうま…

正義 55 2014年3月7日

波多光子は、七十六歳であった。 山本伸一は、彼女が入会にいたった経緯や、広宣流布の苦闘の幾山河について、次々と尋ねていった。 波多の体験を通して、集ってきた同志と共に、「本当の信心とは何か」を確認しておきたかったからである。 彼女は、伸一の質…