【第48回】 「一対一」が学会発展の生命線  (2014.3.19)

率先して訪問・激励へ
 対話は、生命と生命の触発である。
 こちらの生命が躍動すれば、相手の生命も躍動していく。対話に臨む、こちらの祈りと息吹で決まる。題目を朗々と唱え、弾む心で元気に飛び出すのだ。
 創価の父・牧口先生も、大きい会合で話すだけでは駄目だと教えられ、ただ一人の同志のためにも遠路をいとわず、足を運ばれた。
 戦時中、法難に遭われたのも、伊豆の下田で同志を激励し、折伏を進める只中であった。
 広宣流布のために、一軒一軒、歩き、会って語ることは何よりも尊い仏道修行である。
 一日に一人でも、一年では365人を励ませる。歩いた分だけ功徳は広がる。リーダーが率先して、目標を決めて挑むのだ。
新入会の友を大人材に
 今、全国各地で新入会の友が誕生している。
 一人ももれなく大人材に育つよう、「信心してよかった」「こんなに幸せになった」と言えるよう、皆で心を砕いていただきたい。
 それにはまず、共に語り、共に祈ることだ。そして、共に動き、共に戦っていくことだ。
 日蓮大聖人は、門下の悩みを「我身一身《わがみいっしん》」のこととされ、試練に打ち勝つ励ましを贈ってくださった。 ここまでやってくださるのか と、こまやかに具体的に手を打たれた。
 この仏法の真髄の人間主義を、そのまま受け継いでいるのが、創価の世界である。
 どうか先輩は、後輩が「よし、やろう!」と立ち上がるまで、面倒をみていただきたい。
歓喜が友の心を動かす
 信心の歓喜は、百万言の理論に勝る。
 大聖人は、「随喜する声を聞いて随喜し」(御書1199㌻)と仰せである。
 経文にも、法華経を聞いて歓喜した人が次々と語り伝えて、50番目に聞いて喜ぶ人の功徳でさえ、無量無辺と説かれる。妙法を「語る功徳」も「聞く功徳」も絶大である。
 歓喜の連鎖こそ、広宣流布の実像なのだ。
 さあ、後継の友よ、「3・16」から「4・2」「5・3」へ、創価の勝利のリズムで欣喜雀躍と、希望の連帯を拡大してくれ給え!