2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
2008年6月28日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-1 友に喜びを! 堂々たる歴史を!! 仏の大生命力で進め 御聖訓「妙法を持つ人は必ず仏に」 一、ご苦労さま! 最初に、女子部の皆さんに「希望」「聡明」、男子部の諸君には「正…
★名字の言 ▼心には「扉」がある。それを開かなければ、言葉は相手に届かない ▼満員の最終電車。ドアの前に若者たちが座り込み、騒いでいる。乗客の一人が、にこやかに「ちょっとごめんね。降りるよ!」と声をかけた。びっくりしたように見上げ、身を寄せる若…
わが未来部は地球の宝なり 創価学会名誉会長 池田 大作 未来部に 創価の陣列 晴れ晴れと 若き命の 太陽昇らむ 「アメリカの人道の母」エレアノ・ルーズベルトが大切にした恩師の信念がある。それは、「人間というのはだれもが、この世をよりよくするために生…
山本伸一のパリ滞在五日目となった十七日、パリ会館は、朝からヨーロッパ各国のメンバーで賑わっていた。 欧州友好祭に参加し、それぞれの国に帰る人たちが、伸一に、あいさつにやって来たのだ。 伸一は、皆で近くのソー公園を散策し、交歓のひと時をもった…
欧州友好祭の舞台には鼓笛隊が登場し、太陽をイメージした装飾をバックに、若々しい躍動のリズムを奏でた。 それに合わせて観客から手拍子が起こり、まさに、観客と出演者の合奏となった。 パリといえばシャンソンである。その魅惑の歌声が流れ、バイオリン…
パリの街は、淡い夕日に包まれていた。 欧州友好祭の会場であるサル・プレイエルは、凱旋門の近くにあった。 午後七時半前、山本伸一と峯子が会場に入ると、歓声があがり、一斉に握手を求める手が差し出された。 「メルシー(ありがとう)、メルシー」 伸一…
2008年6月25日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 162 尊き師弟の物語 山本 伸一 師・戸田先生の事業の絶体絶命の窮地にあって、私は、先生に、ただ一人お仕えして阿修羅の如く戦い抜いた。 先生が背負った莫大な負債も、全部、返済の道を開いた。 そして…
2008年6月25日 聖教新聞 随筆人間世紀の光 162 尊き師弟の物語-1 山本 伸一 一切は「人材」で決まる 青年を育てよ! 励まし伸ばせ! わが使命ある弟子よ不滅の歴史を創れ! 松陰と晋作の如く 勝利の「志」の炎を! わが青春 悔いることなく 万歳…
2008年6月23日付 聖教新聞 新時代第19回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-3 一、ここで御聖訓を拝したい。大聖人から大きな恩を受けながら、佐渡流罪の大難の時に退転した女性の弟子に、領家(りょうけ)(※巻末参照)の尼がいる。 彼女について…
2008年6月23日付 聖教新聞 新時代第19回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-2 さあ 世界一の師子の陣列を 進み続ける人が真の勝利者 真剣な師弟の戦いは、不可能を可能にする。 ついに翌年(昭和54年)の5月21日、第1号となる3匹の蛍が飛ん…
★名字の言 ▼体験談を担当、幾多の苦難を克服し、人生の凱歌を高らかに謳う同志を500人近く取材した。その方々に共通する勝因は何か ▼難病の娘を救いたい婦人。祈れど戦えど一向に改善しない。その嘆きにじっと耳を傾けた壮年。「現実の人生、祈っても祈っ…
★名字の言 ▼我慢という言葉。多くの人は、その意味を“自分の感情を抑えて耐え忍ぶこと”と思っているのではないだろうか ▼辞書を引き、驚く人が多い。「忍耐」の意と共に、仏教用語の視点で「自分を偉く思い、他を軽んずること」という解説があるからだ。日本…
★名字の言 ▼『法華経の智慧』にも紹介された“地獄の長い箸”の話。地獄にいる衆生たちは、目の前に並べられたご馳走を食べられずに苦しむ。自分の腕よりも長い箸が邪魔をするからだ ▼一方、仏国土。同じように、長い箸を手にしていたが、皆、楽しそうだった。…
★名字の言 ▼中世ヨローッパが、現代に残した大きな文化がある。大学の誕生だ。 ボローニャ大学の創立は、1088年。パリ大学の起源は、12世紀中頃といわれる。当時、校舎等の建物はなく、広場で教師と学生が議論を重ねたという(今道友信著『西洋哲学史…
山本伸一は、言葉をついだ。 「グループの名前は、初夏を彩る、美しいマロニエの花にちなみ、マロニエ・グループにしたいと思いますが、いかがでしょうか」 歓声があがった。皆、大賛成であった。 「それでは、マロニエ・グループにさせていただきます。 白…
2008年6月23日付 聖教新聞 新時代第19回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-1 歌え!正義の学会歌を 中国の文豪 歌は最も人を感動させる! 味方を団結させ 敵を挫く! 「きょうは、お忙しい中、ご苦労さま! 遠方の皆さんも、よく来てくださった。…
★名字の言 ▼名古屋テレビ塔、大阪・通天閣(2代目)、そして東京タワー。これらの構造設計を担当したのが、「塔博士」こと内藤多沖氏だ ▼実は東京タワーが完成した時(昭和33年)、一部で「パリのエッフェル塔に似ている」との声が。しかし彼は全く意に介さ…
千田芳人が働いている店に、菓子の職業学校に通いながら修業に励む十三歳の少年がいた。二十歳の千田より、この少年の方が、仕事ができた。 千田の最初の目標は、この少年に追いつき、追い越すことであった。千田は一つ一つ、懸命に仕事を覚えた。 昼休みも…
日本では、千田芳人の父親が、息子のパリでの修業先を紹介してもらえる人を必死になって探していた。 そして、菓子業界の関係者に紹介状を書いてもらうことができた。 一九六九年(昭和四十四年)秋、パリの千田のもとに紹介状が届いた。彼は、小躍りしたい…
★名字の言 ▼「やっぱり人生は目標がしっかりとあったほうがいい」。子どもに絶大な人気を誇る「アンパンマン」の生みの親、やなせたかし氏は著書でこう語る。(『痛快!第二の青春』講談社) ▼氏が始めてアンパンマンの絵本を出版したのは54歳の時。最初は…
★名字の言 ▼23日の「沖縄慰霊の日」を前に、沖縄県平和祈念資料館が行った「児童・生徒の平和メッセージ」の作文部門で、女子高等部員が最優秀賞に耀いた ▼中学時代、戦跡地で平和ガイドを務めた体験を通し、平和への思いを綴った。なかでも、沖縄へ修学旅…
千田芳人は、日本で半年ぐらい語学学校に通っただけで、フランス語もほとんどできなかった。 パリに着いた彼は、まず住む部屋と語学学校探しから始まった。 日本で通った語学学校で知り合い、先にフランスに渡っていた友人に協力してもらい、ようやく部屋を…
★名字の言 ▼今月の本部幹部会では、白蓮グループ、女子部、白樺会、婦人部の各合唱団のさわやかな歌声が、感動を広げた ▼白蓮グループが披露したグループ歌「星は光りて」。誕生は昭和53年7月3日。歌詞・曲ともに、池田名誉会長の手作り。「心が清々しく…
★名字の言 ▼岩手・宮城内陸地震の被害は、日を追うごとに拡大しているが、各地の復旧への努力も急ピッチで、進んでいる ▼地震直後、一番心配なのは、身近な人の安否であろう。「真っ先に電話をしてきてくださったのは、関西創価学園の職員の方。5分と置かず…
ペッチェイ博士との会談を終えた山本伸一と峯子は、会館を隈なく見て回った。 会館には連日、ヨーロッパ各地からメンバーが訪れ、伸一を囲んで懇談会などがもたれてきた。 彼は、陰の力として、それを支えてきた役員をねぎらい、励ましたかったのである。 食…
山本伸一とペッチェイ博士との語らいは、実に多くの点で意見の一致をみた。 約束の二時間半は、あっという間に過ぎてしまった。伸一も、博士も、話し合いたいことは、まだまだたくさんあった。 そこで二人は、今後も会談と書簡によって意見交換を続け、将来…
★名字の言 ▼インドのマハトマ・ガンジーが提唱した「怒りの日記」をご存知だろうか。ガンジーな孫のアルン・ガンジー氏が10歳の頃。肌の色を理由に差別と暴力を受ける。「目には目を」と怒りに駆られるアルン少年。この時、ガンジーが勧めたのが「怒りの日…
山本伸一は、仏法の視座から、真実の幸福と人間革命の関係について語っていった。 「仏法は、人間が欲望に支配され、物質的・環境的条件の充足による幸福の追求にとらわれている限り、真実の幸福はないと教えています。 そして、利己的な欲望や本能的衝動に…
★名字の言 ▼与謝野晶子は10年の歳月をかけて書きためた「源氏物語」(現代語訳)の原稿を、関東大震災によって、焼失する。あまりに長い時間をかけ、心血を注いだ作品は、一瞬で灰となってしまった ▼「やり直すことができない」と、一度はあきらめる。しか…
ペッチェイ博士と山本伸一の語らいのテーマは多岐に及んだ。 文化交流の必要性、グローバルな視野をもった人間教育の在り方、時代状況を把握する方途や、国連・ユネスコへの期待など、当面する人類の諸問題から、未来のあるべき方向を鋭く論じ合うものとなっ…