きょうの聖教新聞  2008・6・18

★名字の言

与謝野晶子は10年の歳月をかけて書きためた「源氏物語」(現代語訳)の原稿を、関東大震災によって、焼失する。あまりに長い時間をかけ、心血を注いだ作品は、一瞬で灰となってしまった

▼「やり直すことができない」と、一度はあきらめる。しかし、再起を誓う。そこには、これまで、自分を励まして続けてくれた文学界の仲間の存在があった。ゼロからの出発。実に震災から16年後、ついに、『新新焚訳源氏物語』を完成させた

岩手・宮城内陸地震。瞬間的な揺れの強さは、国内最大という。被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げるとともに、行方不明の方々の一刻も早い救出と、地域復興を祈りたい

地震は、天災である以上、防ぐことは難しい。ゆえに、日ごろからの備えと、起きたときの迅速な対処が大事なことは言うまでもない。とりわけ、危機に直面した際に、それを乗り越えていける「人間の絆」が大切だ

日蓮大聖人は、この世の悩みは、即、自身の悩みであると述べられた。困難と戦う友を思い、自他ともの幸福を祈る同苦の心こそが、今こそ求められている。人間関係が希薄になりがちな現代にあって、この真心のネットワークが、友のに勇気を与え、安穏の社会を築く力となる。( 城 )

アメリカ各界 創価の民衆運動を賞賛
 地球的平和へ文明間対話を推進
 連邦下院議員 SGI会長とSGIを顕彰

★わが友に贈る
 人生は挑戦。
 勇敢に前へ進め!
 昨日より今日
 今日より明日へ
 人間革命の劇を!