2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

正義 48 2014年 2月27日

戸田城聖の弟子である山本伸一も、広宣流布という創価学会の使命を、自身のこの世の使命を果たし抜くために、師弟の道を貫き通してきた。 師の事業が暗礁に乗り上げ、戸田が学会の理事長も辞任せざるを得なかった時、伸一は誓いの歌を認めて師に贈った。 古…

正義 47 2014年 2月26日

「母親の愛は優しく、穏やかで、温かみがあり、寛容でありますが、また同時に最も厳正であり、強烈であり、防護であり、正義感に富んでいるのです」(注1) ──これは、二十世紀の中国を代表する女性作家・謝冰心が母について記した言葉である。 それは、創…

正義 46 2014年 2月25日

「今日も元気で」は、婦人部の愛唱歌として皆に親しまれてきた歌である。 歌詞には、日々、喜びに燃えて広宣流布に走る婦人部員の、一途な心意気が表現され、曲も明るく軽快なリズムであった。 あかるい朝の 陽をあびて 今日も元気に スクラムくんで 闘うわ…

正義 45 2014年 2月24日

静岡指導を終えた山本伸一は、四月二十一日午後、中部指導に向かった。 夕刻、中部入りした伸一は、午後六時前から、愛知、三重、岐阜の代表幹部と懇談会をもった。 参加者からは、この年一月の支部制発足以来、大きな弘教の波が広がり、支部の皆が功徳を受…

【第7回】  広布へ戦う誓願こそ尊貴  (2014.2.16)

雪の日にも、聖教新聞を配達してくださる無冠の友の尊き皆様方に、あらためて、心から深く深く感謝申し上げたい。 ご健康を、そして、絶対の無事故を、毎日、真剣に祈っております。 2月16日は日蓮大聖人の御聖誕の日である。「民が子」(御書1332㌻)、「…

正義 44 2014年 2月22日

創価学会は、広宣流布の大使命を担った、地涌の菩薩の集いである。 日蓮大聖人は、その実践について、「我もいたし人をも教化候へ」(御書一三六一p)と述べられている。 広宣流布をめざす自行化他の学会活動に励む時、自身の胸中には、大歓喜に満ちあふれた…

正義 42 2014年 2月20日

戸田城聖は、「創価学会の歴史と確信」(注)のなかで、学会は発迹顕本したとの確信に立って、大折伏大願成就のための御本尊を、法主・水谷日昇に請願したことを記述している。 日昇法主は、学会の決意を大賞讃して、「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の御本…

【第6回】  真剣な祈りに勝る力なし  (2014.2.9)

後継のリーダーの奮闘がうれしい。信心の団結が、どれほど強いか。皆さんなら、必ず新しい道を開くことができる。 大事なのは、広宣流布を進めることだ。人材を育てることだ。同志が皆、幸福になることだ。そのために、深い真剣な祈りで勝ち抜こう! 宝の同…

【第5回】  さあ最前線へ! 青年の心で  (2014.2.2)

伝統の2月だ。頼もしき青年部が、新しい人材が、広布の舞台に打って出て、生き生きと友情を広げている。 皆、元気でうれしい。 皆、この大切な一生を、みずみずしい青年の心で生き抜いてもらいたい。私もそのつもりです。 大いなる地涌の使命に立ち上がる友…

【第4回】  勇敢であれ 大胆であれ  (2014.1.25)

人材を育てる秘訣は何か。わが子のように、また、弟、妹のように思って接していくことだ。心から幸福と勝利を祈っていくことである。 会合だけでなく、日々の全てが人材育成のチャンスだ。 共に祈り、共に語り、共に動く。戸田先生は、そうやって私を、あら…

正義 41 2014年 2月19日

山本伸一が、この日、法難の地・伊豆で、最も訴えたかったことは、「確信こそ、信仰の根本である」ということであった。 戸田城聖は、第二代会長に就任して間もない一九五一年(昭和二十六年)夏、「創価学会の歴史と確信」(注)の筆を執った。 そのなかで…

正義 40 2014年 2月18日

伊東平和会館の開館記念勤行会で、山本伸一は皆と勤行したあと、懇談的に話をした。 彼は、日蓮大聖人の伊豆流罪、また、初代会長・牧口常三郎が、伊豆の下田で官憲に出頭を求められて、投獄、獄死した大弾圧に思いを馳せながら語り始めた。 「日蓮大聖人は…

正義 39 2014年 2月17日

山本伸一は、四月十九日に総本山大石寺を訪れ、日達法主と会談した。そして、翌二十日には、静岡県伊東市に誕生した伊東平和会館を訪問したのである。 平和会館では、開館記念の勤行会が、昼と夜の二回にわたって行われることになっていた。伸一は、この日、…

正義 38 2014年 2月15日

四月十六日午後、山本伸一は、埼玉訪問を終えて東京に戻ると、すぐに聖教新聞社で執務を始めた。 すると、会館管理者のグループである「礎会」の関西・北陸婦人部のメンバーが、研修で学会本部に来ているとの報告が入った。 「そうか。皆さんとゆっくりお会…

正義 37 2014年 2月14日

山本伸一は、個人に即して、創価学会の合唱運動、”合唱祭”の意義を語っていった。 「”合唱祭”に出演された皆さんは、歌の練習に取り組むなかで、苦手な課題を克服しようと懸命に努力されてきた。 それを通して、挑戦の心を育んでこられた。 また、合唱とい…

正義 36 2014年 2月13日

妙楽大師の言葉に、「礼楽前きに馳せて真道後に啓らく」(御書一八七p)とある。 「礼楽」とは、「礼儀」と「音楽」のことで、中国の伝統的な生活規範である。 「礼」は、行いを戒め、社会の秩序を生み出し、「楽」は人心を和らげるものとして尊重された。「…

正義 35 2014年 2月12日

西欧の文化・芸術は、キリスト教という精神の水脈から創造の活力を得てきた。 また、日本にあっても、仏教のもと、絢爛たる白鳳文化が花開いたことは、よく知られている。 では、なぜ、宗教の土壌の上に、絵画や彫刻、音楽等々、文化・芸術が開花するのか。 …

正義 34 2014年 2月11日

山本伸一は、僧たちの学会への執拗な誹謗・中傷に、広宣流布を破壊することになりかねない魔の蠢動を感じた。 彼は、「今こそ会員一人ひとりの胸中に、確固たる信心と、広布の使命に生き抜く創価の師弟の精神を打ち立てねばならない」と強く思った。 また、…

勤行・唱題 中

「みんなで学ぶ教学」〈特別編〉 勤行・唱題 中 創価学会伝統の「2月騒争」を弘教拡大でまい進! 今、あの地この地で人材が陸続と躍り出ています。新会員や、新たに広布に立ち上がっ、たメンバーと共に信心の基本を学んでいくために、勤行・唱題の意義を確認…

勤行・唱題 上

「みんなで学ぶ教学」 勤行・唱題 上 祈り — 大宇宙の根本のリズムに合致 世界192カ国・地域へと拡大してきた創価学会が本年、「世界広布新時代 開幕の年」をテ−マに、新たな前進を開始しました。気宇壮大な志を胸に、わが地域、わが友に広布の熱情を広げて…

正義 33 2014年 2月10日

一九七八年(昭和五十三年)の幕が開いた。 学会は、この年を、「教学の年」第二年とした。 山本伸一をはじめ創価の同志は、仏法の哲理を、社会、世界に大きく開き、広宣流布への前進を加速させようとの気概に燃えて、晴れ晴れと新年のスタートを切った。 伸…

正義 32 2014年 2月8日

静寂な夜であった。 山本伸一は、一九八一年(昭和五十六年)に執り行われる、日蓮大聖人の第七百遠忌法要を思った。 彼は、その慶讃委員長であり、この式典を、僧俗一丸となって荘厳し、広宣流布への大前進を期す佳節にしようと、固く決意していた。 それだ…

正義 31 2014年 2月7日

山本伸一は、固く心に決めていた。 「尊き仏子が、悪侶から不当な仕打ちを受け、苦しむような事態だけは、いっときも早く収拾させなければならない。 広宣流布にかかわる根本問題については、一歩たりとも引くわけにはいかぬが、会員を守れるなら、それ以外…

正義 30 2014年 2月6日

僧たちの仕打ちは冷酷であった。 福井県に住む婦人部員の夫が、信心することになった。夫人の念願が叶っての入会である。 入信の儀式の『御授戒』を受けるために、その夫妻に同行して、壮年・婦人の幹部も寺へ行った。 寺には、学会を敵対視する住職の影響を…

正義 29 2014年 2月5日

一九七六年(昭和五十一年)の半ばごろから、山脇友政は、法主につながる人脈をもつ若手の僧らに、デマを流していった。 「学会は、いよいよ宗門と対決する」「宗門を乗っ取って、支配する計画だ」──いずれも〓で塗り固めた荒唐無稽な情報であった。 若手の…

正義 28 2014年 2月4日

学会を誹謗する僧の大半は若手であり、世間の常識に疎く、態度が横柄な者も少なくなかった。 それでも学会員は、彼らを守り、寺のために尽力してきた。 彼らが、学会への憎悪を募らせ、理不尽な誹謗をエスカレートさせていった背景には、学会を裏切っていっ…

正義 27 2014年 2月3日

創価学会は、荒れ狂う社会にあって、現実の大地にしっかりと足をつけ、人びとと同苦し、仏法を生活に即して語りながら、広宣流布の新しき地平を開いてきた。 しかし、広布への責任と使命を自覚できない僧には、社会、民衆に仏法を開いていくことの大切さが…

随筆 民衆凱歌の大行進 1「師弟の道」一筋に

「師弟の道」一筋に 青年よ進め 弟子よ勝て! 共々に偉大な団結と栄光の歴史を いやまして 凱歌の行進 創価かな 「生きる」とは、どんなことがあっても、前へ前へ戦い進んでいくことだ。 何も決心せず、戦わなければ、気楽かもしれない。しかし、わびしく悔…

正義 26 2014年 2月1日

一九七七年(昭和五十二年)の三月、学会は、これまでの御観念文に、創価学会の興隆祈念、初代会長・牧口常三郎と二代会長・戸田城聖への報恩祈念の記載を加える発表をした。 かねてから学会本部には、「勤行の際に、学会の興隆祈念、牧口・戸田会長の報恩祈…

正義 25 2014年 1月31日

宗門の僧たちが学会を攻撃する際に、盛んに語っていたのが、「学会は会長本仏論を説いている」ということであった。 学会では、会長が「本仏」などと言ったことは一切なかった。 一部の幹部らの発言に誤解を招く表現があったことなどを槍玉に挙げたり、話を…