2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小説「新・人間革命」 信義の絆2  10月30日

今回、山本伸一は、日本から飛行機で、直接、中国に入ることになる。 半年前の初訪中の折には、日本から中国に行く飛行機便はなかった。 そこで、まず日本からイギリス領の香港に行き、香港から列車で中国の深セン(シェンチェン)に入った。そして広州(コ…

きょうの聖教新聞  2007・10・31

★名字の言 ▼満員バスに年配の婦人が乗車した。それを見た母は前席の娘の肩をポンと一たたき。小学生らしい女の子はサッと立ち上がり、おばあちゃんに席を譲った。ほほ笑み合う3人の姿は、まるで一幅の絵のようだった ▼ある大学の教授から、創価大学で出会っ…

小説「新・人間革命」 信義の絆1  10月29日

「やるからには、すぐやろう! 新しい路を切り拓くんだ!」(注1) 山本伸一の胸には、この魯迅の叫びが、強く、激しく、轟いていた。 また、魯迅は言う。 「いつの時代にも、かならず、まず剛健なる者があらわれて、先駆となり、前衛となって、歴史に道を…

小説「新・人間革命」  10月27日 懸け橋75

山本伸一の乗った飛行機が離陸したのは、九月十七日の午後八時ごろであった。 モスクワの街の灯を見ながら、伸一は思った。 “今回のソ連訪問で、数多くの友情の種子を植えることができた。これからは、さらに交流を重ね、大誠実をもって、友情の大樹に育て上…

きょうの聖教新聞  2007・10・30

★名字の言 ▼仏教にまつわる有名な伝説に、釈尊生誕直後のものがある。「7歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指して『天上天下唯我独尊』と言った」というのが、それだ ▼これを「世の中で私(釈尊)が一番尊い」との宣言と受け止め、釈尊をあがめる言葉とし…

07年10月29日 聖教新聞  全国青年部幹部会への名誉会長のメッセージ

07年10月29日 聖教新聞 全国青年部幹部会への名誉会長のメッセージ 新時代へ!平和と幸福の大道を わが青年よ 大願を起こせ 「私がやる!」「必ず成し遂げる!」と 誠実 勇気 行動で勝ち抜け 本日は、新世紀を開きゆく「全国青年部幹部会」、そして「…

07年10月25日 聖教新聞 モンゴル国立教育大学の名誉博士号授与式から

07年10月25日 聖教新聞 モンゴル国立教育大学の名誉博士号授与式から ジャダンバー学長の授与の辞 国交35周年 両国の友好を教育の交流で 尊敬する池田大作SGII会長、ならびにご列席の皆さま! 偉大なる仏教思想家、高名なる平和活動家であり、哲…

きょうの聖教新聞  2007・10・29

★名字の言 ▼一人の女子部員の存在が、一家を光り輝かせる。法華経に説かれる「竜女の成仏」の通り、時代や国を超え、そうした例は数多くある ▼9月のSGI研修会で来日したザンビアのジュリエット・テンボさん(女子部部長)。本部幹部会の席上、池田SGI会長が…

きょうの聖教新聞  2007・10・28

★名字の言 ▼福島・郡山市で東京富士美術館企画の「大ナポレオン展」が好評である。(11月14日まで) ▼ロシアの詩人プーシキンは「英雄」と題した作品でナポレオンを謳っている。詩人が詠んだ「英雄」の姿とは、アルプス越えのあの凛々しい姿だろうか。「…

小説「新・人間革命」 懸け橋74  10月26日

山本伸一は、同行の青年の、思いもよらないあいさつに驚いて、口を挟んだ。 「私のことは、どうでもいいんだよ。皆さんを讃えるんだよ」 「すみません。どうしても、話さずにはいられなかったんです」 青年はこう言って、話を続けた。 「山本先生の訪ソが成…

きょうの聖教新聞  2007・10・27

★名字の言 ▼アートディレクターの佐藤可士和氏が手掛ける広告やデザインに、熱い視線が注がれている。次々と話題作を生み出す秘けつは、徹底した“聞く作業”だ(「プレジデント」) ▼自分が捻出したイメージを相手に当てはめるやり方に行き詰まっていた時、新…

小説「新・人間革命」 懸け橋73  10月25日

次いで、トローピン副総長が、感慨をかみしめるように、山本伸一の訪ソの感想を語った。 「山本先生には、もっとソ連にいていただきたい。滞在は、あまりにも短かったように思えてなりません。 しかし、この十日間でソ日両国の強いパイプができあがり、平和…

きょうの聖教新聞  2007・10・26

★名字の言 ▼各地で家庭訪問運動が活発だ。友の幸せを願い、一軒一軒、足を運ぶ。その尊い地道な労苦に、心からの賞賛を送りたい ▼大分のある婦人部員。夫を交通事故で亡くす。当時、入会はしていたが、信仰には消極的だった。おなかには、まもなく誕生する命…

きょうの聖教新聞  2007・10・25

★名字の言 ▼気象庁は今月、火山噴火に対して、どのような対応をすべきかを示す噴火警報を新たに作ることを決めた。火山も、大雨や洪水のように警報が発せられるようになる ▼警報の決め手は、岩盤を押しのけてマグマが上昇すると、山がふくらむこと。これを詳…

小説「新・人間革命」 懸け橋72  10月24日

一行が荷物をまとめ、あとは空港に向かうだけとなった夕刻、連日、同行してくれていたモスクワ大学のトローピン副総長の主催で、歓送のパーティーが開かれた。 会場は、宿舎のロシアホテルのレストランであった。 ソ連側のメンバーは、トローピン副総長のほ…

小説「新・人間革命」 懸け橋71  10月23日

実は、学会本部とのやりとりのなかで、こんなことがあったのである。 山本伸一に同行していた青年が、レニングラードから、学会本部の十条潔に電話を入れた時のことであった。 十条は、緊張した声で、伸一の帰国の日程を変えられないかと言うのである。 理由…

きょうの聖教新聞  2007・10・24

★名字の言 ▼「一緒に記念撮影をしましょう!」。カメラに納まること3度。21日、中国の要人が相次ぎ創価大学を訪問。歓迎した池田名誉会長は疲れも見せず、握手し、温かい目で包み込む。歴史が創られていることを実感した ▼中国青年政治学院の第1号の「名…

小説「新・人間革命」 懸け橋70  10月22日

コミュニケは、「一行のソ連滞在が有意義であり、その間に確立された関係が、将来の日ソ両国民の友好善隣関係を促進させ、それがひいてはアジアと全世界の平和を強化するために役立つものであることを確認した」と結ばれていた。 コミュニケの調印のあと、相…

07年10月21日付 聖教新聞  朗らかに!正義の民衆の大行進を   山本 伸一 -2

07年10月21日付 聖教新聞 朗らかに!正義の民衆の大行進を 山本 伸一 -2 私が 会長勇退を発表したのは 昭和五十四年四月二十四日 午後二時であった。 多くの新聞にも 大きく報道された。 苦楽を共にした 会員同志からは 一週間くらい 早朝から深夜ま…

07年10月21日付 聖教新聞 朗らかに!正義の民衆の大行進を 山本 伸一 -1

07年10月21日付 聖教新聞 朗らかに!正義の民衆の大行進を 山本 伸一 -1 偉大なる わが正義の友よ 頭を上げよ! 胸を張れ! 今日も朗らかに スクラムを組みながら 高らかに 歌を歌いながら 正義の道を堂々と進め! 悠然と 舞を舞いながら 行進を続け…

きょうの聖教新聞  2007・10・23

★名字の言 ▼ミュージカルの名作『ライオン・キング』。今月、ブロードウェーでの初演から10周年を迎えた。劇団四季によると日本版も昨年夏、国内最短で上演5000回を突破し、現在も記録を更新し続けている ▼この作品が、これほど人気を集めるのは、なぜ…

インド・マドラス大学での法華経展 (1)

バルナーラー州知事(総長)のあいさつ 「東洋の智慧」を発掘する努力に敬意 インドは、多くの宗教が誕生した地であります。ほぼすべての宗教がアジア大陸から発祥しております。 インドは精神性の大地であり、多種多様な文化を存し、複数の言語が共存し、多…

07年10月20日 聖教新聞 随筆 人間世紀の光 145 山本 伸一

07年10月20日 聖教新聞 随筆 人間世紀の光 145 山本 伸一 今こそ生命の極理を学び抜け 下 「御書根本」で人生に勝て 破邪顕正こそ「師弟不二の教学」の魂 三類の 強敵出でなむ 御聖訓 正しき修行に 我等は佛と 日蓮大聖人が、命にも及ぶ大難のなか…

きょうの聖教新聞  2007・10・22

★名字の言 ▼“台風銀座”とも言われる沖縄。頻繁に来襲する台風は天敵では?と問うと、ダイビング講師の男子部員から意外な答えが。「沖縄の海は台風に守られているんです」 ▼近年、サンゴの「白化現象」が深刻だ。平均水温が1度上がるだけで、サンゴから植物…

きょうの聖教新聞  2007・10・21

★名字の言 ▼先日、創価大学の卒寮生の集いに参加した。集った友のなかに、在日アフガン人のファルク・アーセフィさんがいた。1978年に入学。創立者・池田名誉会長の尽力で、イスラムの国・アフガニスタンからの留学が実現した ▼入学の喜びもつかの間、祖…

小説「新・人間革命」 懸け橋69  10月20日

コスイギン首相もまた、山本伸一との会見に深い意義を感じ、大いに満足したようであった。 伸一の招待に尽力し、会見に同席したソ日協会のコワレンコ副会長は、後に、次のように記している。 「会談が終わって、コスイギンは私に向かって、こう質問しました…

07年10月19日 聖教新聞  随筆 人間世紀の光 144 山本 伸一

07年10月19日 聖教新聞 随筆 人間世紀の光 144 山本 伸一 今こそ生命の極理を学び抜け 上 「行学絶へなば仏法はあるべからず」 教学試験の大成功を 「第二幕」を開く人材を拡大 アメリカの大哲人エマソンは、晴れ晴れと宣言した。 「思想は神聖な光…

07年10月18日 聖教新聞 国際学術シンポジウムへの名誉会長のスピーチ(抜粋)-1

07年10月18日 聖教新聞 国際学術シンポジウムへの名誉会長のスピーチ(抜粋)-1 人類への貢献を競い合え! 人道的競争こそ時代の潮流 周総理「すべての国が平等の立場で助け合うべき」 滔々たる長江の流れに連なって、雄大な洞庭湖(どうていこ)が…

きょうの聖教新聞  2007・10・20

★名字の言 ▼「池田名誉会長の『生命を育む農業』という考えに感動し、農業をすることに誇りを感じました。皆さんから、すごい元気とパワーをいただきました ▼先日30日、愛媛県大洲市で行われた「四国農漁村ルネサンス体験主張大会」。来賓の声に象徴される…

07年10月17日 聖教新聞  新時代第11回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-4

07年10月17日 聖教新聞 新時代第11回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-4 私利私欲の幹部を許すな 一、結びに、戸田先生の遺言のご指導を青年部に捧げたい。 「広宣流布の行動をしているように見えながら、すべて自分自身の利害のために動いている…