きょうの聖教新聞  2007・10・31

★名字の言

▼満員バスに年配の婦人が乗車した。それを見た母は前席の娘の肩をポンと一たたき。小学生らしい女の子はサッと立ち上がり、おばあちゃんに席を譲った。ほほ笑み合う3人の姿は、まるで一幅の絵のようだった

▼ある大学の教授から、創価大学で出会った学生の印象を聞いた。皆、礼儀正しく、あいさつも清清しい。学生の姿を見れば大学が分かる。いかに創立者・池田名誉会長の精神が、学生の背筋に一本入っているかを、と。子を育てる親は当然、青少年とかかわる大人の責任は重大である

▼日本伝統の剣道、弓道等は立ち居振る舞いに厳しく礼儀・作法が求められる。たとえ勝っても負けても、試合が終われば礼をもって相手を敬う気持ちを表す。動作の見事さに心が動く。身を美しくする、と書いて躾と読む。立ち居振る舞いの美しさも表すが、自然のうちに得られるものではない

日蓮大聖人は「たとえ父母が子を産み、その子に眼、耳が備わっていても、物を教える師匠がいなければ、それは畜生の眼や耳に等しいというべきであろう」(御書1248ページ、通解)と仰せである

▼子どもを育てることは未来をつくること。物事を教える親、そして大人が美しく振る舞うことこそ肝要である。( 濤 )

★国際児童基金協会が決定 外国人第1号の栄誉
 SGI会長に子ども守護の騎士章

★わが友に贈る
 心一つで
 自分が変わる。
 世界が変わる。
 わが境涯を広々と!
 「心こそ大切なれ」だ!