きょうの聖教新聞  2007・10・30

★名字の言

▼仏教にまつわる有名な伝説に、釈尊生誕直後のものがある。「7歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指して『天上天下唯我独尊』と言った」というのが、それだ

▼これを「世の中で私(釈尊)が一番尊い」との宣言と受け止め、釈尊をあがめる言葉として使うことが多い。しかし、高名な仏教学者の中村元氏は、この伝承を“あらゆる人を「かけがえのない尊い存在」とする象徴”としている

▼なぜなら、仏教の説く「我」とは、単に「自分」だけというだけでなく、「他人をもって代えられない独自の存在」を表している。(『中村元「仏教の真髄」を語る』)。そこには、一人一人が偉大なる使命を持つ存在であるとの意義が込められているのだ

▼本年5月、ロシアのベールィ駐日大使は、池田名誉会長との会談で語った。現代は「一人一人を大切にする道」を求めており、「あなた(名誉会長)が示してくださっている」

▼名誉会長も常々、学会発展の要因として「一人を大切にしてきた」ことを真っ先に挙げている。「ここに、創価学会の原点がある。仏法の根本精神も、ここにある」と。きょうも、この“原点”から出発し、一対一の対話に徹する、実りある「励まし運動」にいそしんでいきたい。( 道 )

アメリカ イリノイ州 池田SGI会長夫妻を名誉州民に
 州上院議員総会で議決
 「人類への永遠なる貢献を賞賛」

★わが友に贈る
 「広宣流布」とは
 「人材育成」なり。
  納得の対話で
  一人残らず
  勝利の大道を!