きょうの聖教新聞  2007・10・25

★名字の言

気象庁は今月、火山噴火に対して、どのような対応をすべきかを示す噴火警報を新たに作ることを決めた。火山も、大雨や洪水のように警報が発せられるようになる

▼警報の決め手は、岩盤を押しのけてマグマが上昇すると、山がふくらむこと。これを詳細に観測して予報に役立てるという。浅間山雲仙岳など、個々の火山の“くせ”も盛り込みキメ細かに対応する(鎌田浩毅著『火山噴火』)

▼人間の技術力では、自然災害の発生をなくすことはできない。しかし、わずかな変化を見逃さないことは可能だ。兆候が出てから発生するまで時間がある火山ではこれまで、観測によって多くの人命を救ってきた

▼逆に、技術が発達しても、人間の側に“被害を出さない”との強い一念がないと、減災にはつながらない。南米コロンビアでは、防災マップはあったが、住民の非難に活用されず、大きな被害を出した

▼強い一念は、必ず行動を生む。池田名誉会長は「無事故といっても、かけ声だけでなく、具体的に、一つ一つ、手を打つことである」と

▼噴火の可能性がある日本の火山は108個。警報の社会的使命の大きさを思う時、それに携わり、活用する人の心の準備と素早い対応が、いかに大切かと痛感する。( 佳 )

モンゴル国立教育大学 池田SGI会長に名誉博士号を
 ジャバンダー学長が出席し創価大学で授与式
 信頼と友情で世界を結ぶ 間断なき平和行動を賞賛

★中国 大連で『池田大作と中国』展
 遼寧師範大学池田平和文化研究所が企画
 日中国交正常化35周年 香港返還10周年を記念

★わが友に贈る
 新しい人材を育てよ!
 未来のために
 真剣に粘り強く。
 新しい人材で
 新らしい陣列を築け!