きょうの聖教新聞  2007・10・27

★名字の言

▼アートディレクターの佐藤可士和氏が手掛ける広告やデザインに、熱い視線が注がれている。次々と話題作を生み出す秘けつは、徹底した“聞く作業”だ(「プレジデント」)

▼自分が捻出したイメージを相手に当てはめるやり方に行き詰まっていた時、新車の広告を任された。それまでと異なり、依頼主のやりたいことを、言いたいことを徹底的に聞いた。そうして作った広告は数々の賞を獲得し、車も大ヒット。以来、仕事の姿勢が変わった

▼ただ聞くだけではない。言葉に込められた思い、心の奥に秘めた願いをくみ取る。その心掛けが対話を実りあるものにする。互いの信頼の絆を強くする。「聞き上手」とは言い得て妙だ

▼聞くことを軽視しては、何事も成し得ない。「平和研究の母」E・ボールディング博士は語っている。「『平和の文化』とは、『人の意見に耳を傾ける』ことから始まります」「対立意見に耳を傾ければ、見えなかった本質が浮き彫りにされ、問題の核心をつかむことができます。聞くことは、平和の実践の美しい模範となります」

▼“対話の秋”が到来した。新しい友とも語らい、旧友との再会に心がはずむ。貴重な機会を有意義にーまず、じっくり聞くことから始めてみたい。( 馨 )


★台湾 彰化県大村郷からSGI会長に名誉郷民証
 郷長 国際社会での教育文化運動を賞賛
    青年に地球的視野を与えた

創立者が関西創価学園生を激励
 創価大学研修で訪れた関西創価高校2年生に

★わが友に贈る
 対話は勇気!
 対話は誠実!
 大情熱で語れ!
 正義の魂を
 友の心へ!