07年10月17日 聖教新聞  新時代第11回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-4

07年10月17日 聖教新聞
新時代第11回本部幹部会での名誉会長のスピーチ-4

 私利私欲の幹部を許すな
 一、結びに、戸田先生の遺言のご指導を青年部に捧げたい。
 「広宣流布の行動をしているように見えながら、すべて自分自身の利害のために動いている人間は、私の敵である」
 戸田先生が、このように強く叫んでおられる。ゆえに私も厳しく注意をするのである。
 自分の私利私欲のために動く幹部や、同志のおかげで偉くなったにもかかわらず、増上慢になって威張ったり、立場を利用して私腹を肥やしたりする人間が出たならば、断じて許してはならない。
 それは、仏法の敵なのである。よくよく考え、厳重に注意していくべきである。
 さらに先生は指導された。
 「世法で、また国法で、だれが一番、立派か。そんなことは問題ではない。仏法の上で、だれが一番、立派かということが大問題なのだ」
 広宣流布の最前線で戦う、わが創価の同志が、一番、立派なのである。真剣な第一線の学会員こそが、一番、偉大なのである。これが戸田先生の思想である。
 たとえ、最高幹部であっても、年をとり、第一線を離れて、要領よくなってしまえば、幹部失格である。
 どこまでも、一兵卒として、会員と一緒に戦っていかねばならない。欣喜雀躍して、学会の大方針は師弟不二であり、この道こそ一番の後悔なき道であることを、声を限りに叫び、自らの姿で示していくべきだ。
 今一度、学会は、青年の心で進み、若手もどんどん登用して、「若い創価学会」で出発してまいりたい(大拍手)。

 新たな劇場で君よ乱舞せよ 
 一、戸田先生は、「青年よ、誠実であれ! 策や要領ではいけない!」とおっしゃった。この通りに私も進んできた。
 さらに、こう遺言された。
 「青年の成長なくして広宣流布も、時代の未来も開けない」「次の学会を、青年部、よろしく頼むよ!」と。
 今、青年部は、一番大事な時を迎えた。
 上げ潮から、引き潮になり、また上げ潮になっていくように、時代は、大きく回転している。
 わが創価学会は、ひと回りも、ふた回りも、大きな土台を持った「新しい段階」へと発展していく幕が開かれたのだ。

戸田先生 青年よ誠実であれ! 策や要領はいけない

 若き青年部の君たちが大活躍していく、そのための舞台は、ほぼつくり終わり、その形が、ほぼ見えてきた。
 あとは、この大劇場で、青年部の諸君が乱舞して、次の大きな学会を、世界平和の不滅の基盤となる学会を、いかなる嵐にも揺るがぬ勝利の学会をつくっていくのだ。青年部の諸君、頼むよ!〈「はい!」と大きな返事が〉
 一、戸田先生は青年に烈々と叫ばれた。
 「一番かわいい青年たちに、自分の思想を全部、託したい」
 「若い時代に、苦労せよ! 苦労せよ!」「若い生命を、尊い広宣流布の使命に生きて、東奔西走していきなさい」
 「創価学会は人材の集団である」
 「人材をどんどんつくれ! 探せ! 人材、人材の創価学会たれ!」
 「師匠の話を全身で受け止めなさい!」
 「次の時代は、君ら青年がやる以外にないのだから、しっかり頼むぞ!」
 すべて、私が深く心に刻んできた戸田先生の大事な遺言である。
 それを、信頼する青年部の皆さんに託したい。
 そして、ともどもに、明年の「人材・拡大の年」へ、意気軒高に前進していこう!
 長時間ありがとう!
 とくに海外の方々、本当にご苦労さまです。
 最後に海外の同志と日本の同志の皆さんの幸福を祈念して、お題目を唱えたい(大拍手)。
 〈名誉会長の導師で、参加者一同で唱題を〉
 皆さん、本当にありがとうございました。
 お体を大切に! 幸福を祈ります! お帰りになられましたら、お会いできなかった皆様に、くれぐれもよろしくお伝えください!(大拍手)
 (2007・10・12)

新時代第11回本部幹部会でのスピーチ-4

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