きょうの聖教新聞  2007・10・28

★名字の言

▼福島・郡山市東京富士美術館企画の「大ナポレオン展」が好評である。(11月14日まで)

▼ロシアの詩人プーシキンは「英雄」と題した作品でナポレオンを謳っている。詩人が詠んだ「英雄」の姿とは、アルプス越えのあの凛々しい姿だろうか。「いや違うわたしが見ているのは幸運にめぐまれた彼でもなく戦闘にあるかれでもない」(木村すな子訳)

プーシキンが讃えたのは、エジプト遠征でペストに倒れた兵士たちを見舞い、一人一人に声をかけて激励する姿であった。今日に至るまで毀誉褒貶の激しいなかで、なお人々をひきつけてやまないのは、彼が行動で示した並外れた勇気であり、慈愛ではなかろうか

▼「英雄」と「凡人」を分けるものは何か。文豪ロマン・ロランは言う。「英雄とは自分にできることをする人だ。ところが他の人はそれをしないのだ。(蜷川譲訳)。自分の「内なる力」を見つめ、信じ、自分らしく出し切っていく時、人は「英雄」となる

▼悩める友人のもとへ足を運び、励ましに徹する。誰が見ていなくても、自他共の人生の勝利を祈り、最大の努力を注ぐー広布のため、友のために、「やれることを、すべてやりきる」創価の同志の尊き姿こそ、「真の英雄」である。( 芯 )

★わが友に贈る
 「未来の果」は
 「現在の因」にあり。
  偉大なる青年よ
  勇敢に連帯せよ!
  そこに創価の未来が!