きょうの聖教新聞  2008・6・22

★名字の言

▼23日の「沖縄慰霊の日」を前に、沖縄県平和祈念資料館が行った「児童・生徒の平和メッセージ」の作文部門で、女子高等部員が最優秀賞に耀いた

▼中学時代、戦跡地で平和ガイドを務めた体験を通し、平和への思いを綴った。なかでも、沖縄へ修学旅行で訪れる生徒の親が、わが子に恐ろしいものを見せたくない、と戦跡地の見学を避ける発言があった事実を知り、「(戦争の)記憶をこれ以上、遠い時代の出来事として忘れてしまってはいけない。忘れない、忘れさせない努力をしなければならない」と、強く主張する

▼現在、平和教育で大きな問題となっていることに、戦争体験の風化がある。平和の心を後世に伝え、広げることは、容易ではない。しかし、黙っていては伝わらない。乗り越える一つの方途は、「戦争体験」をさまざまな機会を通して伝え、訴えることだ

▼戦争体験の継承については、青年部、婦人部をはじめ、学会がこれまで粘り強く取り組んできた。反戦出版の発刊、体験談の聞き取り、DVD化、「沖縄戦の絵」展の開催など、いずれも関係者の大きな賛同と評価を受けたものばかりである

▼忘れない、忘れさせないための努力を永遠に。この地道な訴えこそ、平和への第一歩である。( 碧 )

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★わが友に贈る
 正義を広げる
 好機到来!
 使命の道を
 誠実の二字で
 歩み勝ち抜け!