2008年6月28日付 聖教新聞 各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-1
2008年6月28日付 聖教新聞
各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-1
友に喜びを! 堂々たる歴史を!!
仏の大生命力で進め
御聖訓「妙法を持つ人は必ず仏に」
一、ご苦労さま!
最初に、女子部の皆さんに「希望」「聡明」、男子部の諸君には「正義」「後継」との指針を、色紙にしるして贈りたい(大拍手)。
きょうも少々、スピーチをさせていただきたい。全国、全世界の友が待っているからだ。
また、後世のために語り残したい。どうか、楽になって聞いていただきたい。
ある同志の方々から何十年か前に届けられたアルバムを、久方ぶりに懐かしく拝見した。ずっと大切に保管してきたものである。
皆様の真心こもる記録や報告を、私は、一つ一つ、大事にしてきた。真心には、それ以上の真心でお応えする。この決心で生きてきた。
一枚の写真、一つの報告書も、決して、おろそかにしない。すべては、尊き同志が"仏の使い"として広宣流布に戦ってきた「歴史」であるからだ。
賢明なる指揮を
一、皆様の団結の力で、創価学会は見事な発展を続けている。今や世界的な学会になった。
これからも、油断することなく前進をしてまいりたい。
ともあれ、同じ人生を生きるのであれば、勝ったほうがいい。胸を張って、偉大な境涯で、悠々たる人生を歩んでいったほうが得である。
他人に対してヤキモチを焼いたり、陰でコソコソするような、卑屈な、悲しい、敗北の人生であってはいけない。
御書には「邪悪の者にそめられぬれば必ず地獄にをつ、法華経にそめられ奉れば必ず仏になる」(1474ページ)と仰せである。
妙法を唱え、広宣流布に生き抜いていくならば、仏の大生命力を湧き出していくことができる。私たちは、成仏という最高の幸福への軌道を歩んでいるのだ。
その大確信に立って、最後まで、戦いきってもらいたい。すべてに勝利していただきたい。
また、同志の皆さんが、一人ももれなく、健康で、心広々と、新たな勝利への力を蓄えていけるよう、リーダーは、賢明なる指揮をお願いしたい。
一、最高幹部は、学会の新たな発展の歴史をつくるのだとの気迫を持たねばならない。
学会が発展し、勝つためには、自分は何でもします。だから、皆様とともに大きな歴史をつくらせてください──そう最敬礼して、全同志にお願いしていくのだ。
また、御書には何度も、「彼が為に悪を除くは即ち是れ彼が親なり」(236ページ等)との釈が引かれている。
悪を打ち破る強さを持たねばならない。
徹して正義を叫び抜いていくのだ。
10倍の速さで一級の人材を
一、わがアメリカ創価大学の大発展は、世界の多くの識者からも絶讃されている。
きょうは、ハブキ学長も出席されている。
本当に立派な大学になりました。ありがとう!(大拍手)
現在、私と対談を進めているアメリカ実践哲学協会のルー・マリノフ会長も、「アメリカ創価大学は明確で力強いビジョンによって、すでにアメリカの教育の進歩に大きく寄与しようとしております。いな、それは世界にとっての寄与といえるでしょう」と讃嘆してくださった。
このアメリカ創大の卒業生の3割以上が、ハーバード、ケンブリッジ、オックスフォードをはじめ、世界の名門大学の大学院に進学した。
また、卒業生は世界の一流企業、さらに政府機関・国際機関でも活躍を始めている。教育界など各界に羽ばたいている。皆、大いなる使命を胸に前進している。
すごいことだ。
アメリカに、そして世界に通用する超一流の人材を育てるには、どうすればいいか。人類の平和に貢献する真の「世界市民」を育成するには、どうすればいいか。
それは、「世界」を舞台にした大学をつくることである。世界をリードするアメリカに、大学をつくるのだ。それが一つの道であると、私は、早くから考えていた。
もちろん、日本でも素晴らしい多くの人材が育ってきた。今や、日本の創価大学も各界で高い評価を得るようになった。創価学園も「日本一」の学園となった。
その上で、新しい舞台は世界である。地球である。アメリカに大学をつくれば、これまでの10倍の速さで、一級の人材が育っていく。私は、そう確信して手を打ってきた。
アメリカ創大出身の英才は、学会本部の職員、各国のSGIの職員のほか、母校・アメリカ創価大学の職員、東京・関西の創価学園の英語教員などとしても、大いに活躍している。うれしい限りである。
目を見張る、世界平和の人材群が育ち始めた。
日本は小さい。日本一国にとらわれていては、時代に取り残されてしまう。「世界が舞台」との気概で戦っていくのだ。
力強く前進
一、婦人部の皆さん、いつも、本当にありがとう!(大拍手)
各方面から参加された皆さんも、ご苦労さま!
壮年部の皆さん!〈会場から返事が〉
ちょっと元気がない(爆笑)。いっぺん、立ち上がろう!〈皆、元気に立った〉
その迫力が大事だ。ありがとう。
広宣流布の戦いには、「力強さ」が必要である。弱々しい声や姿勢であっては、勝ち抜いていくことはできない。
戸田先生は、堂々たる迫力をもった大将軍であられた。私たち青年を、体当たりで育成してくださった。
たとえば、若いのに、だらだらと歩いている者がいれば、「しつかりしろ!」と一喝された。
声一つ、歩き方一つを見逃さず、その人の心の動きや、前進する息吹があるかないかを、鋭く見抜かれた。そして、生命力を吹き込まれた。
緻密な先生であった。人間学の「博士」であられた。
その戸田先生の薫陶を受けきった私である。師子として、私は毅然と勝利の指揮を執ってきた。
だれもやったことのない戦い
一、私は青年時代、学会の初代の渉外部長を務めた。〈1954年(昭和29年)12月に就任〉
戸田先生から任命された役職であった。私に対して、先生は絶対の信頼を寄せてくださった。
それまで、だれもやったことのない、またできなかった戦いである。しかし私は「やります! 断じて戦います!」と、決然と申し上げ、戦いを開始した。
マスコミで誤報が流れれば、すぐさま関係者に会い、直接、誤りを正した。悪意の中傷をする者がいれば、厳重に抗議した。真実を明らかにするため、論陣も張った。
ある時、地方の新聞に、学会を批判する記事が出た。事実無根のデマによるものであった。
私は即座に、その新聞社に飛んでいき、抗議した。誠実に、そして明確に、真実を訴えた。
応対した担当者は、最後は非を認め、訂正を約した。
いかなる団体も、広報、渉外で勝つところが栄える。人間外交で光る皆さんであっていただきたい。
一、私と戸田先生は、いつも一緒であった。絶対の信頼で結ばれた師弟であった。
牧口先生と戸田先生もそうであられた。
戸田先生は、牢獄にまで、牧口先生のお供をされた。そのことを後に戸田先生は、心から感謝されていた。
私は感動した。そして、師弟の道を生き抜くことを、深く決意したのである。
識者 アメリカ創価大学が教育を進歩させる
舞台は地球! 人材よ出でよ
自信をもって「宣伝」を!
一、私が対談集を発刊した識者に、ヨーロッパ統合の父・クーデンホーフ・カレルギー伯爵がおられる。
伯爵が中心となってヨーロッパ統合の理想を訴えた「パン・ヨーロッパ宣言」には、次のような一節がある。
「宣伝のために演説のできる者は、演説し給え」
「文章の書ける者は、文章を書き給え」
「宣伝の方法とは、すなわち 宣伝、宣伝、宣伝! 以外に何物もない」(鹿島守之助訳、『クーデンホーフ・カレルギー全集2』所収、鹿島研究所出版会)
あらゆる方法で「宣伝」する。その中で思想は広がる。人と語りあったり、手紙を書いたり、方法はいくらでもある。振る舞い一つでも、思いを伝えることができる。
広宣流布の「広宣」とは、「広く」「宣伝」する戦いといえる。
折伏も、仏法の偉大さを宣べ伝える。「宣伝」である。
偉大なものを偉大であると語り、広く伝える。堂々と、声高らかに正義を語り抜く。これこそ、勝利の力だ。そうやって、学会は世界中に発展してきた。
何も言わない。行動しない。それでは、仏法は広まらない。
御書には「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに等し」(856ページ)と仰せである。
仏法を語るのに、何も躊躇することはない。遠慮など要らない。
我らは正しい。ゆえに、一番強い。
各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-2に続く
ブログ はればれさんからのコピーです。
各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-1
友に喜びを! 堂々たる歴史を!!
仏の大生命力で進め
御聖訓「妙法を持つ人は必ず仏に」
一、ご苦労さま!
最初に、女子部の皆さんに「希望」「聡明」、男子部の諸君には「正義」「後継」との指針を、色紙にしるして贈りたい(大拍手)。
きょうも少々、スピーチをさせていただきたい。全国、全世界の友が待っているからだ。
また、後世のために語り残したい。どうか、楽になって聞いていただきたい。
ある同志の方々から何十年か前に届けられたアルバムを、久方ぶりに懐かしく拝見した。ずっと大切に保管してきたものである。
皆様の真心こもる記録や報告を、私は、一つ一つ、大事にしてきた。真心には、それ以上の真心でお応えする。この決心で生きてきた。
一枚の写真、一つの報告書も、決して、おろそかにしない。すべては、尊き同志が"仏の使い"として広宣流布に戦ってきた「歴史」であるからだ。
賢明なる指揮を
一、皆様の団結の力で、創価学会は見事な発展を続けている。今や世界的な学会になった。
これからも、油断することなく前進をしてまいりたい。
ともあれ、同じ人生を生きるのであれば、勝ったほうがいい。胸を張って、偉大な境涯で、悠々たる人生を歩んでいったほうが得である。
他人に対してヤキモチを焼いたり、陰でコソコソするような、卑屈な、悲しい、敗北の人生であってはいけない。
御書には「邪悪の者にそめられぬれば必ず地獄にをつ、法華経にそめられ奉れば必ず仏になる」(1474ページ)と仰せである。
妙法を唱え、広宣流布に生き抜いていくならば、仏の大生命力を湧き出していくことができる。私たちは、成仏という最高の幸福への軌道を歩んでいるのだ。
その大確信に立って、最後まで、戦いきってもらいたい。すべてに勝利していただきたい。
また、同志の皆さんが、一人ももれなく、健康で、心広々と、新たな勝利への力を蓄えていけるよう、リーダーは、賢明なる指揮をお願いしたい。
一、最高幹部は、学会の新たな発展の歴史をつくるのだとの気迫を持たねばならない。
学会が発展し、勝つためには、自分は何でもします。だから、皆様とともに大きな歴史をつくらせてください──そう最敬礼して、全同志にお願いしていくのだ。
また、御書には何度も、「彼が為に悪を除くは即ち是れ彼が親なり」(236ページ等)との釈が引かれている。
悪を打ち破る強さを持たねばならない。
徹して正義を叫び抜いていくのだ。
10倍の速さで一級の人材を
一、わがアメリカ創価大学の大発展は、世界の多くの識者からも絶讃されている。
きょうは、ハブキ学長も出席されている。
本当に立派な大学になりました。ありがとう!(大拍手)
現在、私と対談を進めているアメリカ実践哲学協会のルー・マリノフ会長も、「アメリカ創価大学は明確で力強いビジョンによって、すでにアメリカの教育の進歩に大きく寄与しようとしております。いな、それは世界にとっての寄与といえるでしょう」と讃嘆してくださった。
このアメリカ創大の卒業生の3割以上が、ハーバード、ケンブリッジ、オックスフォードをはじめ、世界の名門大学の大学院に進学した。
また、卒業生は世界の一流企業、さらに政府機関・国際機関でも活躍を始めている。教育界など各界に羽ばたいている。皆、大いなる使命を胸に前進している。
すごいことだ。
アメリカに、そして世界に通用する超一流の人材を育てるには、どうすればいいか。人類の平和に貢献する真の「世界市民」を育成するには、どうすればいいか。
それは、「世界」を舞台にした大学をつくることである。世界をリードするアメリカに、大学をつくるのだ。それが一つの道であると、私は、早くから考えていた。
もちろん、日本でも素晴らしい多くの人材が育ってきた。今や、日本の創価大学も各界で高い評価を得るようになった。創価学園も「日本一」の学園となった。
その上で、新しい舞台は世界である。地球である。アメリカに大学をつくれば、これまでの10倍の速さで、一級の人材が育っていく。私は、そう確信して手を打ってきた。
アメリカ創大出身の英才は、学会本部の職員、各国のSGIの職員のほか、母校・アメリカ創価大学の職員、東京・関西の創価学園の英語教員などとしても、大いに活躍している。うれしい限りである。
目を見張る、世界平和の人材群が育ち始めた。
日本は小さい。日本一国にとらわれていては、時代に取り残されてしまう。「世界が舞台」との気概で戦っていくのだ。
力強く前進
一、婦人部の皆さん、いつも、本当にありがとう!(大拍手)
各方面から参加された皆さんも、ご苦労さま!
壮年部の皆さん!〈会場から返事が〉
ちょっと元気がない(爆笑)。いっぺん、立ち上がろう!〈皆、元気に立った〉
その迫力が大事だ。ありがとう。
広宣流布の戦いには、「力強さ」が必要である。弱々しい声や姿勢であっては、勝ち抜いていくことはできない。
戸田先生は、堂々たる迫力をもった大将軍であられた。私たち青年を、体当たりで育成してくださった。
たとえば、若いのに、だらだらと歩いている者がいれば、「しつかりしろ!」と一喝された。
声一つ、歩き方一つを見逃さず、その人の心の動きや、前進する息吹があるかないかを、鋭く見抜かれた。そして、生命力を吹き込まれた。
緻密な先生であった。人間学の「博士」であられた。
その戸田先生の薫陶を受けきった私である。師子として、私は毅然と勝利の指揮を執ってきた。
だれもやったことのない戦い
一、私は青年時代、学会の初代の渉外部長を務めた。〈1954年(昭和29年)12月に就任〉
戸田先生から任命された役職であった。私に対して、先生は絶対の信頼を寄せてくださった。
それまで、だれもやったことのない、またできなかった戦いである。しかし私は「やります! 断じて戦います!」と、決然と申し上げ、戦いを開始した。
マスコミで誤報が流れれば、すぐさま関係者に会い、直接、誤りを正した。悪意の中傷をする者がいれば、厳重に抗議した。真実を明らかにするため、論陣も張った。
ある時、地方の新聞に、学会を批判する記事が出た。事実無根のデマによるものであった。
私は即座に、その新聞社に飛んでいき、抗議した。誠実に、そして明確に、真実を訴えた。
応対した担当者は、最後は非を認め、訂正を約した。
いかなる団体も、広報、渉外で勝つところが栄える。人間外交で光る皆さんであっていただきたい。
一、私と戸田先生は、いつも一緒であった。絶対の信頼で結ばれた師弟であった。
牧口先生と戸田先生もそうであられた。
戸田先生は、牢獄にまで、牧口先生のお供をされた。そのことを後に戸田先生は、心から感謝されていた。
私は感動した。そして、師弟の道を生き抜くことを、深く決意したのである。
識者 アメリカ創価大学が教育を進歩させる
舞台は地球! 人材よ出でよ
自信をもって「宣伝」を!
一、私が対談集を発刊した識者に、ヨーロッパ統合の父・クーデンホーフ・カレルギー伯爵がおられる。
伯爵が中心となってヨーロッパ統合の理想を訴えた「パン・ヨーロッパ宣言」には、次のような一節がある。
「宣伝のために演説のできる者は、演説し給え」
「文章の書ける者は、文章を書き給え」
「宣伝の方法とは、すなわち 宣伝、宣伝、宣伝! 以外に何物もない」(鹿島守之助訳、『クーデンホーフ・カレルギー全集2』所収、鹿島研究所出版会)
あらゆる方法で「宣伝」する。その中で思想は広がる。人と語りあったり、手紙を書いたり、方法はいくらでもある。振る舞い一つでも、思いを伝えることができる。
広宣流布の「広宣」とは、「広く」「宣伝」する戦いといえる。
折伏も、仏法の偉大さを宣べ伝える。「宣伝」である。
偉大なものを偉大であると語り、広く伝える。堂々と、声高らかに正義を語り抜く。これこそ、勝利の力だ。そうやって、学会は世界中に発展してきた。
何も言わない。行動しない。それでは、仏法は広まらない。
御書には「法自ら弘まらず人・法を弘むる故に人法ともに等し」(856ページ)と仰せである。
仏法を語るのに、何も躊躇することはない。遠慮など要らない。
我らは正しい。ゆえに、一番強い。
各部合同協議会での名誉会長のスピーチ 上-2に続く
ブログ はればれさんからのコピーです。