きょうの聖教新聞  2008・7・1

★名字の言

夏至から数えて11日目を「半夏至」という。きょうが、その日。田植えの終期とされ、農家にとって大切な節目だった。今では、この時期に田植えを行う地域はほとんどないが、農繁期の忙しさは昔と同じだ

▼千葉の郊外に、稲作を営む男子部員を訪ねた。日曜の午後だったが、彼は作業着姿で、光る汗をぬぐっていた。刻々と変化する“生命”が相手。農業にあっては、休日も関係ない

▼雑草刈りや、水・肥料の管理。水田を干す「中干し」もある。早朝に始まり、日が暮れても、懐中電灯で照らして作業を続けることがあるという。苦労は絶えないが、「収穫の喜びは、他には替えられません」と語る笑顔がまぶしい。生命を支える「食」を担いゆく農村部の皆様に、感謝の念は尽きない

▼人材の育成も、農業に通じる点がある。御書に「法華経は種のようであり、仏は植え手のようであり、衆生は田のようである」(1056ページ、通解)と。幾度も対話を重ね、友の心に仏法対話の苗を植えていく。粘り強く激励し、新たな人材の大樹を育てていく。困難もあるが、その分、歓喜は大きい

▼緑耀く7月は「青年の月」。前進し続ける人こそ青年である。信心成長の節目を刻み、声を惜しまず語り抜こう。( 定 )

★ブラジル パラナ州で日本人移住100年祭
 SGIメンバーらの熱演
 3万人の市民・来賓が喝采

★わが友に贈る
 「仏になるみちは
 善知識にはすぎず」
 何でも話せる
 信心の先輩を持て!
 善き友と連帯せよ!