きょうの聖教新聞  2008・6・25

★名字の言

▼中世ヨローッパが、現代に残した大きな文化がある。大学の誕生だ。
ボローニャ大学の創立は、1088年。パリ大学の起源は、12世紀中頃といわれる。当時、校舎等の建物はなく、広場で教師と学生が議論を重ねたという(今道友信著『西洋哲学史講談社学術文庫


▼“場所”があって、大学が生まれたのではない。心理を求める学生と、それに応えんとする教師の情熱が、火花を散らし合うなかで、大学は誕生した。師と弟子の、飽くなき“知”の探求こそ、大学の原点といえよう


▼「創価学会は、それ自体が『校舎なき大学』と、米国デラウェア大学のノートン博士は評価する。仏法哲理を研鑽し、対話を通して平和と文化の連帯を広げる学会は、まさに地球が学舎の“総合大学”へと発展した

▼その原点も、やはり師弟一体の精神闘争にある。牧口初代会長と戸田第2代会長、そして池田名誉会長が、庶民の幸福のためにつくり上げたのが“校舎なき総合大学”なのである

▼先日、ブラジル・アニャゲイラ大学から名誉会長に238番目の名誉学術称号が贈られた。“世界平和と人権のために戦う現代の巨人”(オリベイオラ総長)-そう讃嘆される師を最大の誇りとして、その闘争に続く弟子でありたい。( 芯 )


★関西の歌「常勝の空」発表30周年
 大関西よ勇み立て
 7・17を記念 栄光の関西月間始まる

★わが友に贈る
 地域こそ
 世界を変える
 最前線の現場だ。
 大誠実に 聡明に
 信頼の光を広げゆけ!