【第17回】  誓願の祈りで 世界の友と  (2014.5.5)

 晴れわたる5月3日から、我ら創価家族は、希望に燃えて新出発した。
 この日、私は広宣流布大誓堂で、完成記念署名を御宝前に供え、全同志の健康と幸福と勝利、亡くなられた方々の三世永遠の安穏を祈って勤行・唱題した。そして、新しき広宣流布の大道がいやまして開かれ、後継の人材が全世界に躍り出ることを、深く強く祈念した。
 昨年の落成以来、大誓堂には日本全国はもとより、世界70カ国・地域の友が集い、誓願の祈りを捧げた。本当に素晴らしいことである。
 創価学会常住の御本尊には「大法弘通慈折広宣流布大願成就」とお認《したた》めである。慈悲の精神を根底に、正義と真実を師子吼し、平和と幸福の大法を弘通しゆく。ここに全人類の宿命を転換する道がある。いかなる障魔も打ち破り、異体同心の団結で、常楽我浄の功徳あふれる前進を、今再び開始してまいりたい。
 広布は破竹の勢いだ。功労の同志も、青年も、皆、本当によく戦ってくれている。
 戸田先生は語られた。「焦らずに信心していくんだよ。信心で、どんなことも必ず幸福の軌道に乗る。祈りとして叶わざるはなく、どんな悩みも解決できる」
 そして、この大確信を持って、悩める人に、また、正しき人生を求める人に、信心を教えていこうではないかと呼び掛けられた。
 一人の「歓喜の信心」「率先の信心」「勇気の信心」から全てが変わっていく。どうか、あの友も、この友も、朗らかに聡明に包み、励ましながら、新時代の地涌スクラムを広げ、仏縁と福運の花園を咲き誇らせていただきたい。