【第43回】 善縁の拡大が新時代を開く  (2013.12.4)

新しい友情を広げよう
 正しい人生を歩むためには、「善き友」の存在が何より大切である。「善き友」と一緒に進むところに成長も充実もあるからだ。
 それには、まず自分が相手にとって「善き友」になることである。
 誠実第一に、一人の友を大切に、そして、二人、三人、十人と、新しい友情を楽しく築いていただきたい。
 わが恩師は言われた。
 「青年が青年を呼ぶのだ。そうすれば広宣流布はできる!」と。
 心を大きく開いて、人間の中へ飛び込み、未来を照らす青年の連帯を創っていこう!
信心のよき先輩は宝
 身近に一人でもよい、何でも語り合える善き友人、また何かあった時に相談できる善き先輩をつくっておくことだ。
 善き友人、善き先輩をもてば、必ず幸福の方向へ、平和の方向へと進んでいける。
 御聖訓には、「悪知識を捨てて善友に親近《しんごん》せよ」(御書1244㌻)と記されている。
 悪人に近づいてはならない。近づけてもいけない。悪い時代だから、悪知識に紛動されたり、利用されたりしてはならない。
 信頼し合える善友と共に、勝利また勝利の道を、真っ直ぐ朗らかに歩んでくれ給え!
古い友人を大切にしよう
 年末年始は、日頃、なかなか会えない古い友人と再会するチャンスである。年賀状でも心の交流ができる。
 「人間」が先である。人間として爽やかな好感を広げていくことだ。そこから、対話がはずみ、友情が生まれ、仏縁が結ばれる。
 御本尊に「皆と仲良くできる自分、信頼される自分に成長させてください」と祈るのだ。
 祈りを根本に、人間対人間の温かな交流を深め、味方を増やしていくのだ。
 広宣流布は善縁を拡大する戦いである。
 どこまでも賢く聡明に、また、どこまでも勇敢かつ大胆に、青年部は日本中、世界中で友情の劇を繰り広げていっていただきたい。