【第18回】平和の行進 ここより進まむ (2016.6.26)

 
九州、中国など各地で、記録的な大雨の被害に、心からお見舞い申し上げます。
蒸し暑い日も続きます。
広宣流布の尊き奔走にあって、体調を崩さないよう、また絶対に事故のないよう、全同志の健康と無事安穏を祈りに祈っています。
 
婦人部・女子部の記念月間、日本中、世界中から素晴らしい前進の様子を、日々、伺っている。健気な母たち女性たちに感謝を込めて、創価世界女性会館を妻と訪れ、勤行・唱題を行った(25日)。
「女性の世紀」の城として2000年にオープンした当時そのままに綺麗であり、大切に守ってくださる陰の真心が光っている。
かつて近隣に住まわれた、ある国の大使夫妻は、この会館から出てくる女性たちは、入った時よりも、さらに美しく輝き、躍動する姿ですねと感嘆されていた。
会館の展示に、戸田先生から、婦人部を代表して、妻が賜った御書があった。
  
 月光の
  やさしき姿に
    妙法の
  強き心を
   ふくみ持てかし
  
 と扉に記されてある。
励ましの微笑みと、何があっても負けない強き心──広布の母たちの信心は華陽姉妹が継承している。
全ては「人」で決まる。先生は「社会に信念の人を」と叫ばれた。生き生きと、はち切れるような生命力で世のため、民のために尽くす人材を送り出そう、と。
今、学会の庭で成長した信念の女性リーダーの活躍を、恩師はいかにお喜びか。
創価の女性のスクラムは希望の太陽であり、慈愛の月光である。その拡大とともに、社会も世界も明るく平和に栄えゆけ! そう願いを託して、「母」と“大楠公”をピアノで弾いた。
 
日蓮大聖人は、女性門下を労われつつ、「今一重強盛に御志あるべし」(御書1220ページ)と励まされた。そこに、諸天の加護はいよいよ強く、勝利の実証が示されると仰せなのである。
母たちを中心に、我ら創価家族には「今一重」の不退の信心が燃え上がる。いかなる試練も、励まし、支え合い、断固と勝ち越えよう!
女性会館の開館式に詠んだ和歌を、今再び贈りたい。
  
 清らかな
  女性の世紀の
    城 光り
  平和の行進
   ここより進まむ