【第17回】 今再び常勝の民衆城を  (2016.6.12)

「婦人部の日」の10日、恩師記念会館を訪れた。
戸田先生のもとから出発して65周年。不滅の原点を偲び、尊き婦人部の皆様をはじめ、全同志のご健康とご長寿、ご多幸を祈って、妻と勤行・唱題した。
会館には、大阪の戦いの際、恩師の誕生日に交わした和歌が掲げられていた。
私が常勝の民衆城を築く決意を託して、戸田先生にお贈りした和歌は──
  
 関西に
  今築きゆく
    錦州城
  永遠に崩れぬ
     魔軍抑えて
  
先生が即座に認めてくださった返歌は──
  
 我が弟子が
  折伏行で
   築きたる
  錦州城を
    仰ぐうれしさ
  
60年前、我らは師と共に戦い、師と共に勝った。
今、新時代の「まさかが実現」へ、広宣流布の金字塔を打ち立てようと、全国、全世界の友が前進している。いかなる試練もバネにして、勇んで祈り、走り、語り、自他共に幸福の太陽を昇らせゆく同志の奮闘を、恩師がどれほど喜ばれているか。
大聖人は仰せである。
「かかる者の弟子檀那とならん人人は宿縁ふかしと思うて日蓮と同じく法華経を弘むべきなり」(御書903㌻)
御聖訓に寸分違わぬ仏道修行こそ、学会活動である。御本仏と一体不二の使命に生き抜く我らだ。この深き宿縁を自覚すれば、無限の勇気と力が湧いてくる。
      
御本尊の向かって左側には「有供養者福過十号(供養する有らん者は福十号に過ぐ)」とお認めである。十種の尊称をもつ仏を供養するよりも功徳は大きい、と。
御本尊が一切をお見通しである。大闘争の中でこそ、無量無辺の大功徳を積める。宿命転換も早い。これが創価の勝ち戦のリズムだ。
仏法には、少しの無駄もない。一緒に動き、挑みゆく中で、新しい人材も育つ。
法のため、友のため、社会のために、思い切り行動し、一人一人が大果報を勝ち取りながら、広布の大願を成就していくのだ。
立正安国の対話を広げ、信頼と友情の花を咲かせつつ、皆で創価の万歳を!