2016-06-14から1日間の記事一覧

【第18回】妙法は絶対の幸福の軌道 2016.6.8

法性の空に自在にとびゆく車をこそ・大白牛車とは申すなれ、我より後に来り給はん人人は此の車にめされて霊山へ御出で有るべく候、日蓮も同じ車に乗りて御迎いにまかり向ふべく候 (大白牛車御消息、1584ページ) (通解) 法性の空へ自在に飛びゆく車を大…

【第17回】 一人と会い、一人を励ませ (2016.6.2)

一日も我がかたとて心よせなる人人はいかでかをろかなるべき (高橋入道殿御返事、1460ページ) 通解〉 たとえ一日であろうと、わが味方(みかた)として心を寄せてくれる人々を、どうして粗略(そりゃく)にできようか。 同志への指針 たとえ一日であ…

小説「新・人間革命」 力走67 2016年年6月11日

徳島県の幹部総会では、県の組織が一圏三地域本部としてスタートすることが発表されるなど、明「人材育成の年」への、晴れやかな助走の総会となった。 山本伸一は、あいさつのなかで、「其れに付いても法華経の行者は信心に退転無く身に詐親無く・一切法華経…

小説「新・人間革命」 力走66 2016年年6月10日

高知文化会館を発った山本伸一は、十一日の午後六時前、香川県・庵治町の四国研修道場に到着した。 彼は、移動の疲れも全く感じさせず、元気に香川県の最高会議に臨んだ。 この席で、香川県は二圏一地域本部の布陣で新出発することが決まった。 翌十二日午後…

小説「新・人間革命」 力走65 2016年年6月9日

高知文化会館には、まだ、たくさんの人が詰めかけていた。山本伸一は、もう一回、勤行会を行った。 ここでは、創価の同志の絆を強め、不退の信心を貫くよう、情熱を込めて呼びかけた。 彼は、一人たりとも、一生成仏の軌道から外れてほしくはなかった。 帰り…

小説「新・人間革命」 力走64 2016年年6月9日

高知の男子部に、山本伸一は訴えた。 「私たちは、青年部の時代、兄弟以上に同志の結合を固めながら、ありとあらゆる闘争をしてきました。 皆、権力もない。財力もない。ただ学会精神一つで、今日の世界的な平和と文化の大推進団体を創り上げてきました。 今…

小説「新・人間革命」 力走63 2016年年6月7日

任用試験の受験者を激励した山本伸一は、高知文化会館に戻ると、四国の大学会メンバーと記念撮影した。 午後四時からは、開館一周年記念のブロック長、ブロック担当員(後の白ゆり長)の勤行会に出席し、指導した。 彼は、最前線組織のリーダーと会えること…

小説「新・人間革命」 力走62 2016年6月6日

山本伸一は、任用試験の会場を提供してくれた、保育園の園長である高原嘉美の自宅も訪問した。 試験会場を提供してもらったことに心から感謝を述べ、用意していた色紙に、「光福」などと揮毫して贈った。 高原は、自分の四十余年の人生を振り返りながら、そ…