きょうの聖教新聞  2010・5・12

 
 
★名字の言
 
ゴールデンウィーク中は各地で晴天続きに恵まれた。花見で賑わった地域もある。青森県弘前公園では、この「5月3日」にソメイヨシノが満開に
 
▼岐阜・高山市荘川町の「荘川桜」も爛漫の花が見る人を楽しませ、圧倒した。樹齢450年余の2本の老桜。高さは20㍍を超え、幹回りは6㍍にも及ぶ
 
▼戦後、この地域に御母衣ダムの建設が決まった。そこには水没する集落とともに、2本の桜があった。現地を訪れた、電源開発株式会社の初代総裁・高碕達之助氏は、私財を投じてでも、この桜だけは救いたいと。桜は、むやみに枝を切ると立ち枯れてしまう。しかも巨大な老木。専門家さえ、さじを投げかけた難題。だが、高碕氏の熱意が彼らの心を動かし、不可能と思われた移植を成功させた
 
▼この奇跡の移植から今年で50年。桜のある地元の白川支部では、多くの同志が地域貢献に励み、なかには桜を使った郷土料理の研究に励む会「荘川べっぴん桜」の代表も。支部の人々は口々に「桜を守った高碕氏は、日中友好の先駆者。池田先生とも親交を深めておられた」と、地域の誇りを語る
 
▼何を誇りとし、それを活力としながら、どのように地域貢献に励んでいくか。ここに広布伸展の鍵もある。( 和 )
 
★南米ボリビアのグアヤララメリン市 池田SGI会長に「教育貢献賞」
 市教育委員会が「5・3」を記念し授与
 
★わが友に贈る
 逆境に打ち勝つ
 不屈の底力こそ
 大兵庫の真骨頂だ!
 常勝の電源地から
 友情の千波万波を!