きょうの聖教新聞  2010・1・30

★名字の言

▼近年、駅伝に人気が集まっている。年頭を飾った「箱根駅伝」で、「創価大学」の4文字を胸に力走した2選手の勇姿は、記憶に新しい。最近も、全国男子駅伝が広島で行われたばかりである

▼初めての駅伝は、1917年、東海道をコースにして行われた。歌人として知られる土岐善麿氏が企画。京都から東京まで、23区間約508キロを3日間で走り抜いた。最終日、東京の沿道に集まった熱狂の市民は、十数万人に上ったという(『駅伝五十三次』蝸牛社)

▼駅伝の魅力は何か。それは選手全員が、互いを信頼し、自身の限界を超えて走り抜くこと。その上で、懸命の汗が染み込んだタスキを手渡して、初めて成り立つ団体の競技であるという点であろう。そこに、単なる個人成績の積み重ねではない、軌跡のドラマが誕生する

▼次元は異なるが、「創価の80年」の歴史も、師のもと、広布というタスキを、誓願の同志が新たな同志を鼓舞するリレーで築かれてきた。与謝野晶子の有名な一首を思い起こす。「劫初より つくりいとなむ殿堂に われも黄金の釘一つ打つ」

▼黄金のタスキに、どのようなわが歴史を書き残していくか。次の世代へのタスキを渡すまで、全力で走り抜きたい。( 弥 )

★英知の学生部が躍進!
 伝統の2月に 先駆の陣列月間
 平和意識調査を実施、創価学生祭も

★わが友に贈る
 善知識は宝なり!
 何でも相談できる
 良き先輩・同志を持て。
 共に祈り 共に励まし
 創価家族の前進を!