2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

きょうの聖教新聞  2010・1・18

★名字の言 ▼核兵器のない世界を!-いま全国各地で、青年部が三代会長の理念を受け継ぎ、平和の対話を力強く展開している ▼名古屋市内の大学に学ぶ学生部員の有志は昨秋、大学祭で展示を企画した。世界にある核兵器の数、その威力など核の脅威と現状を分かり…

きょうの聖教新聞  2010・1・17

★名字の言 ▼昨年11月にテレビ放送が始まった司馬遼太郎原作のドラマ「坂の上の雲」。明治時代、近代国家の建設へ青雲の志を胸に駆けた青年たちの姿が描かれている ▼明示38年、日本は日露戦争に辛勝。だが、昭和に至り、無謀な侵略戦争へと進んで破滅した。…

小説「新・人間革命」  1月16日 未来48

香港創価幼稚園の開園から四カ月半後の一九九三年(平成五年)一月には、シンガポール創価幼稚園が開園している。 創立者の山本伸一は、園児たちの健やかな成長を念願し、メッセージを寄せた。 「シンガポールは、『獅子の国』。そして皆さんは、『獅子の子…

小説「新・人間革命」  1月15日 未来47

二〇〇六年(平成十八年)には、香港政府教育局による香港創価幼稚園の視察が行われた。 四日間、十六回にわたる授業参観のほか、教職員と保護者へのアンケート調査、給食や事務管理のチェックなども行われ、視察の結果が評定リポートとして公表されるのであ…

小説「新・人間革命」  1月14日 未来46

二〇〇三年(平成十五年)のことである。 この年、香港で新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)が猛威をふるった。 山本伸一は、新型肺炎流行のニュースを聞くや、直ちに、子ども用のマスクを大量に購入し、香港創価幼稚園に送った。香港の人びとが、…

きょうの聖教新聞  2010・1・16

★名字の言 ▼ヴェルコール作『海の沈黙』は、フランス・レジスタンス(抵抗)文学の白眉である。映画化作品が近く日本でも公開される ▼ナチス占領下のフランスー。ドイツ人の将校が、ある一家を訪れる。礼儀正しく教養豊か。フランス文化に魅せられてきたとい…

きょうの聖教新聞  2010・1・15

★名字の言 ▼中国の昨年の新車販売は1364万台。アメリカを抜き、世界一を記録した。生産台数でも1位が確実視されている ▼頂点の座にあった、アメリカの大手ゼネラル・モーターズの破綻は、覇者の交代を象徴している。ガソリン高騰や金融危機といった時代…

小説「新・人間革命」  1月13日 未来45

香港創価幼稚園の園長・黄瑞玉には、癌の手術後も、苦しい治療の日々が続いていた。 医師は言った。 「苦痛に耐え、打ち勝っていくためには、何か、楽しいことを考えることです」 ――彼女は、健康を回復し、微笑みながら、登園してくる子どもたちを迎える、自…

小説「新・人間革命」  1月12日 未来44

香港創価幼稚園は、開園一年目から高い評価を得ていった。 香港の幼稚園の園長五十人が視察に訪れた際にも、多くの讃辞が寄せられた。 「環境の美しさは群を抜いており、設備も最先端のものを使っておられる。大変に参考になりました」との声もあった。 事実…

きょうの聖教新聞  2010・1・14

★名字の言 ▼有力新興国として、世界から注目を集めるブラジル。池田名誉会長と親交のあるルラ大統領は、飢餓ゼロを重要政策に掲げている ▼20年ほど前、3200万人もの人々が年収120ドル以下で暮らし、市民運動が繰り広げられたことがある。この運動は…

きょうの聖教新聞  2010・1・13

★名字の言 ▼4千年の歴史を持つ囲碁。黒白の石で攻防が繰り広げられ、最後に、自陣の多い方が勝つ。碁盤の目を「一目」と数え、引き分けをなくすため、最小差は「半目」と決まっている。棋士の世界では、この半目をめぐり、数多くのドラマがあった ▼1978…

きょうの聖教新聞  2010・1・12

★名字の言 ▼「入会したのはいつですか?」「池田先生にお会いしたことはありますか?」。豆記者が投げかける質問に、丁寧に答える錦宝会(多宝会)の友。滋賀総県では、冬休みを利用して、未来部員たちが草創の先輩方を取材した ▼「健康の秘訣は>」「なぜ題…

小説「新・人間革命」  1月11日 未来43

山本伸一が、香港創価幼稚園を初訪問したのは、開園の翌年となる一九九三年(平成五年)の五月のことであった。 彼は、妻の峯子と共に、幼稚園の講堂で行われた、第一回「創価王子王女の集い」に出席した。伸一たちが姿を現すと、園児たちの元気な声が響いた…

No.2 「今日も元気で!」㊦ 2010-1-9

あすへの希望広げ きらめく星を あおぎみて 心に誓う 世紀のいくさ あすへの希望を かぎりなく…… もう一点、強調したいのは「後継の育成」という観点である。「あすへの希望」を広げゆくなかに、未来を担う後継者の育成が含まれてくるからだ。 そこでカギと…

No.2 「今日も元気で!」㊤ 2010-1-9

旭日の如く勢いよく前進! 満月の如く完勝の一年に! 創価の母に幸福と平和の花を! 女性の勇気とこそ世界を変える力だ 母ありて 婦人部ありて 広布かな 2010年──我らの 「創立80周年」の元朝は、神々しき天空の劇とともに明けた。 快晴に恵まれた東京の「日…

きょうの聖教新聞  2010・1・11

★名字の言 ▼イラク戦争のさなかの市民の実話を描いた絵本『バスラの図書館員』(ジャネット・ウィンター作・長田弘訳、晶文社刊)。主人公は、女性図書館員のアリア・ムハンマド・バルクさん ▼アリアさんは戦争が始まると、図書館の本を安全な場所に移してほ…

巻頭言 1月号(2010年)

「人間革命」光あれ! 旭日の 昇らむ勝ちゆく 人生は 何と楽しく 何と誉れよ 「日月天の四天下をめぐり給うは仏法の力なり」(御書P1146) 今この瞬間も、大宇宙は止まることなく正確に運行している。その宇宙を動かしゆく本源の力と同じ力が、私たち自身の生…

巻頭言 12月号

「冬は必ず春となる」 寒風も 堂々 勝ちゆけ 英雄の 君の使命を 今日も忘れず 北国、雪国の友の苦労が偲ばれる季節である。北海道や東北、信越、北陸はじめ、厳寒に胸張る各地の同志の顔が瞼に浮かぶ。 御聖訓に「北国の習なれば冬は殊に風はげしく雪ふかし…

きょうの聖教新聞  2010・1・10

★名字の言 ▼新春2日、宮城県の創価教育同窓の集いが行われ、代表が体験を紹介した。寝る間を惜しんで勉学と唱題に励み、創価大学法科大学院から司法試験を突破したメンバー。他大学の大学院に合格したメンバーも、目標を達成した喜びにあふれていた ▼関西創…

小説「新・人間革命」  1月9日 未来42

一九九一年(平成三年)の一月、山本伸一は峯子と共に、香港創価幼稚園の起工式に出席した。 香港センターがあったこの場所は、九竜塘(カオルントン)の閑静な住宅街にあった。六六年(昭和四十一年)、ここに香港会館がオープンし、八〇年(同五十五年)に…

小説「新・人間革命」  1月8日 未来41

札幌の地に誕生した創価幼稚園に続いて、その後、香港、シンガポール、マレーシア、ブラジル、韓国にも、現地のSGI(創価学会インタナショナル)によって、創価幼稚園が開設されていった。 香港創価幼稚園の開園式が行われたのは、一九九二年(平成四年)…

小説「新・人間革命」  1月7日 未来40

山本伸一は、園児たちに、「生涯、この幼稚園を守り抜いてください」と伝言したことがあった。その自覚は、卒園生の心に、深く刻まれていったようだ。 卒園生の多くが、卒園式や運動会などの催しがあると、勇んで手伝いに駆けつけて来る。それは、よき伝統と…

小説「新・人間革命」  1月6日 未来39

札幌創価幼稚園は、開園から三十四周年を迎える。卒園生は六千人を超えている。 そのなかには、工学博士もいれば、弁護士もいる。幼稚園・小学校・中学校・高校の教師や、大学で教壇に立つ人など、教育者も多い。また、看護師、栄養士、飛行機の客室乗務員な…

小説「新・人間革命」  1月5日 未来38

友だちと仲よくしようとするなかで、子どもたちは、社会感覚を培っていく。 園児は、みんなで遊ぶようになると、遊具の奪い合いが始まる。しかし、教員たちは、すぐには止めない。トラブルは、子どもたちが成長していくチャンスだからだ。話し合いをさせるの…

小説「新・人間革命」  1月4日 未来37

子どもは、自分のことは、自分でできるようになりたいと思っている。 入園当初、多くの園児が歓声をあげている時に、泣き出す子どもがいた。 札幌創価幼稚園の教員たちは、それは、集団生活の第一歩を踏み出そうとする子どもの、自己主張の声であると、とら…

きょうの聖教新聞  2010・1・9

★名字の言 ▼トルコ建国の父、ケマル・アタチュルク初代大統領の銅像が、同国から和歌山県・串本町へ贈られる。同町は両国友好の地。1890年、トルコの軍艦が同町沖で沈没した際、地元の漁師が乗員を救出した(エルトゥールル号の遭難事故)。銅像は、沈没…

きょうの聖教新聞 2010・1・8

★名字の言 ▼新春伝統の箱根駅伝。関東学連選抜に選ばれた、創価大学の2人が疾駆した。3区を務めたのは、4年生の尾関誠さん。最終の10区は、3年生の福島法明さん。さわやかな感動が広がった ▼愛知県出身の尾関さんは、昨年も選抜メンバーに入った。だが…

きょうの聖教新聞  2010・1・7

★名字の言 ▼「それにしても、笑顔が多い新聞ですね」。新入会の友が、年頭の本紙を見て驚いていた ▼元日、2日と全国で行われた新年勤行会には、多くの方が参加。その笑顔あふれる写真が、紙面を飾っている ▼「笑顔には、理由があるんだと思います」。そう語…

きょうの聖教新聞  2010・1・6

★名字の言 ▼寒の入りも過ぎ、立春の前日までが、寒さの最も厳しい「寒の内」である。厳寒の中、本紙を配達してくださる「無冠の友」の皆さまには、心からの感謝を申し上げたい ▼配達歴30年の方々に話を聞いた。「毎朝、『幸せに』と祈るような思いで全家庭…

きょうの聖教新聞  2010・1・5

★名字の言 ▼イタリアの詩人ダンテの生誕は1265年。今年は745周年にあたる。混迷の中世後期を生きたダンテが、光明を見いだしたのは「女性」の存在であった ▼ダンテ研究者の矢内原忠雄氏は言う。「ダンテほど深く女性の価値を認識した人はあまり多くあ…