きょうの聖教新聞  2010・1・24

★名字の言

▼変転きわまりない社会だ。今春卒業の大学生、高校生の就職状況は厳しく、入学時には思いもよらなかった苦闘の荒波に翻弄された人も多かっただろう

▼想定外の出来事は、長い人生には起こりうるものだが、その事態に直面してたじろぐこともある。先日も、志望する仕事に就くための試験に何度も挑戦し果たせない青年がいた。祈り、努力して挑むが越えられない

▼心が揺れていた。次こそはと決意する反面、あきらめの言葉が口をついて出る。「希望を捨てちゃいけない」「勝つまで戦おう。かなうまで祈るんだ」。相談に乗る先輩がそう励ました

▼「危機とチャンスは、常に一緒に存在し、私たちは、この二つを同時に迎えています。今こそ絶好のチャンスなのです」。SGI会長との対談で、歴史学者ハーディング博士は、こう述べた。暴力の吹き荒れる時代にあっても、差別のない世界を実現する夢をあきらめなかった、公民権運動の指導者キング博士。その不屈の信念について言及した際の言葉だ

▼危機とチャンス。表裏とも言える二つの局面をチャンスへと開いていくものは、どんな時も希望を捨てず、不屈の信念で戦う人間力だ。今こそ絶好のチャンス!そう決めて苦難など、ねじ伏せて進もう。( 弓 )

★広島で核兵器廃絶への挑戦展
 被爆65年 ヒロシマの心を世界へ
 2月7日まで 広島池田平和記念会館で

★わが友に贈る
 「出会い」こそ宝!
 さあ勇気を出して
 一歩を踏み出せ!
 大誠実の対話で
 友情の金の橋を!