きょうの聖教新聞  2010・1・22

★名字の言

▼世界最高のチェロ奏者と呼ばれたロストロポーヴィチ。指揮者、教育者、さらに人権の闘士としても活躍した。東西冷戦の象徴であった「ベルリンの壁」が崩壊した時、壁の前でチェロを独奏する姿を記憶している人も多いだろう

▼この巨匠が、「音楽家が音楽家であることの喜び」を感じたのが「キャラバン」。これは、音楽に触れる機会の少ない場所に駆けつけ、無料のコンサートを行うこと。彼の祖国ロシアをはじめ、各国で開催した。日本でも、指揮者の小澤征爾氏を誘って実施している

▼小澤氏も、音楽家が市民の中へ飛び込むキャラバンには「音楽をする喜び」と「聴いてもらう喜び」があり、「音楽の本来あるべき姿」がある、と語る(エリザベス・ウィルソン著『ロストロポーヴィチ伝』)。大切なのは、市民生活の現場に自ら足を運ぶことだ

▼広布の世界も同じ。リーダーが現場に勇んで入り、動きに動き、第一線の同志を励まし抜いてこそ、勝利の波動は起きる。そこに「広布推進の本来あるべき姿」がある

広宣流布の行動者を「仏が敬うが如く」、誠実に尽くしていく。日蓮大聖人が「最上第一の相伝」(御書781ページ)と定めたこの精神を、だれよりも真剣に実践してこそ、真のリーダーである。( 川 )

★欧州が明年広布50周年へ躍進
 各国の代表200人が集いサミットを行う
 平和と幸福の大連帯の構築へ 
 30カ国7200会場で大座談会運動 伝統の研修会、18カ国で教学試験も実施

★わが友に贈る
 先輩は後輩を
 自分以上の人材に”!
 後輩は先輩を
 追い抜いて進め!
 切磋琢磨で勝利を。