あすは敬老の日 心の張りが健康をつくる 2017年9月17日

「第三の人生」は「第三の青春」でありたい。
青春は、年とともに消え去っていくものではない。
自分がどう思うかである。
いくつになっても、前向きの挑戦の心がある限り、ますます深みを増し、輝いていく。
 
苦労さえも美しさに変えるような生き方とは何か。
それは世界でたったひとつしかない
自分の人生を愛おしみ、一日一日をていねいに生き、一生を自分らしく仕上げていくことではないか。
その人には愚痴がないし、いつまでも若々しい心の張りがある。
心の張りは健康もつくっていくのである。
 
 
釈尊は、高齢者を大切にする人は、自らが「寿命」と「美しさ」と「楽しみ」と「力」を増していくと説いている。
高齢者を尊敬する社会こそ人間を尊敬する社会であり、それでこそ生き生きと栄えゆく社会となろう。
 
“よし、やるぞ!”との雄々しき心が大切である。
信心とは、一に勇気、二に勇気といってもよい。
一日一日を、自分らしく勝利していく――
その繰り返しのなかにしか、三世にわたる幸福と勝利の軌道を築いていく道はない。
 
青空に映える稜線。辺り一面に咲くキバナコスモスが、初秋の風に揺れる。
2005年(平成17年)9月、池田大作先生が、山梨の山中湖周辺でシャッターを切った。
嵐に襲われても、倒された茎から根を出し、再び立ち上がるコスモスの花。
その姿は、池田先生と共に幾多の障魔と苦難を勝ち越え、世界広布の大道を開いてきた草創の同志と重なる。
アメリカの詩人ホイットマンは謳った。「若い者は美しい――しかも老いたる者は若い者より更に美しい」(白鳥省吾訳)と。
功労の父母の笑顔皺は、“人生凱歌の証し”と輝く。
あすは「敬老の日」。
人生の大先輩に心から感謝し、報恩の道を歩みゆこう。