2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
木々の緑を縫い、さわやかな薫風が吹き抜けていく。五月十七日午後、山本伸一が出席し、フランクフルト市内のホテルの庭で、ドイツ広布二十周年を記念する交歓会が行われた。 これには、オランダ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、オーストリア、イタ…
山本伸一は、フランクフルトでの識者との語らいのなかで、デルボラフ博士とは対談集を発刊していくことで合意した。 以後、二人は六年がかりで対話を進め、対談集の原稿がまとまった時、博士は、その原稿を、「嬉しくて、いとおしくてたまらない」と言って、…
ドイツは、ヨーロッパの歴史を画した宗教改革の発祥の地である。 十六世紀初め、聖職者の腐敗、教義の形骸化、教会の世俗化が進むなかで、ローマ教皇は、ドイツでの贖宥状(免罪符)の販売を許す。 贖宥状を買えば、犯した罪の罰は赦免されると宣伝され、売…
巻頭言 多宝の命は御書とともに 池田大作 日蓮大聖人の御書全集は、立宗700年という大佳節(だいかせつ)(95年)に、創価の師弟の手で発刊された。 戸田城聖先生の喜びは、あまりにも大きかった。 御本仏の力が漲(みなぎ)る、この御書を拝(はい)すれば、…